
●犬の先祖と歴史
『犬の祖先はオオカミ』というのが、専門家の間でも大体一致した考えです。
人間と犬が一緒に暮らすようになったのは、今から約1万年(縄文時代)前のことと言われています。
人間となじみのある牛や馬といった動物よりも、犬の方が昔から人間となじみ深い関係(仲間)でいたことにはいくつかの理由があります。
人間が生活の周辺に捨てていた残ったごみ(残飯)が、犬を集落のそばへひきつけました。
犬には獲物を捕らえたり、外敵が侵入しそうなとき、いち早くそれをキャッチして、吠えたり追い立てたりする能力があります。
その能力を人間が利用するようになり、共生が始まりました。
それからペット(コンパニオンアニマル)としての長い歴史が始まります。
●犬の体のしくみ
鼻(嗅覚):鼻の良さは人間の一億倍とも言われます。
耳(聴覚):人間の約16倍。人には聞こえないような音波も聞こえるため、犬笛による訓練ができます。
目(視覚):視覚については、止まっている物は人間の方がよく見えますが、動体視力は犬のほうがはるかに優れています。
また、ほぼ色盲です。
口・歯・舌:食物を食べるだけに使われるのではありません。くわえる、引っ張る、運ぶなど、人の手の働きもします。
歯は獲物をかみ殺したり、肉を引きちぎったりするためのもので、食べ物を丸呑みするため、味覚はあまり発達していません。
犬は汗をかかないため、体温調節を舌を出すことで行います。
●犬の生態
犬は群れで生活します。
犬の祖先と言われるオオカミやコヨーテなど犬科の野生動物の特質と同じです。
群れのリーダーには絶対服従です。
飼い犬は飼い主一家を群れと見なし、自分自身も群れの一員であろうとします。
群れには必ずリーダーがいて、家族(群れの構成員)の中にも序列をつけようとします。
飼い犬は家族の中での自分自身の順位についてもしっかり認識しているので、自分より下位の家族の言うことは決して聞きません。
●犬の習性
マーキング:オス犬が散歩のときに、電信柱や塀などに何度もおしっこをかける行為です。自分のテリトリー(縄張り)を主張しています。
メス犬の場合は、自分の発情をオス犬に知らせるためにあちこちにおしっこをします。
穴掘り:穴を掘って食べ物やおもちゃを隠したり、夏場の暑いときに穴を掘ってその中で寝たりします。
逃げるものを追いかける:獲物を追い、とらえていた習性の名残です。逃げようとするものは追わずにおれません。
犬同士のあいさつ:散歩のときにお互いのお尻の匂いを嗅ぎ合うことがあります。強い犬は堂々とお尻の匂いをかがせることができます。
また、お腹を見せるのは服従のしるしです。
●犬の代表的なしぐさと言葉
・しっぽを振る=「嬉しい」「遊ぼう」「友達になろう」
・お腹を出す=「甘えたい」
・人間の口の周りを舐める=「大好き」
・後足で立ってしがみつく=「会えて嬉しい」
・耳を伏せる=(怖い)
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