86歳の決意

祖母が自分史を書き始めた。
ずっと周りでは書くことを薦めいたけれど、
「お姑さんの悪口ばっかりになっちゃうから」
（祖母はかなりお姑さんにいじめられたらしい）
とずっと書くことをためらっていた。

年末に祖母の弟が自分史を本の形にしたことと、
年が変わって祖母の気分も変わったのかもしれない。
コクヨのノートに縦書きで書く自分史は今のところ５ページほど。
これから祖父との初めてのデートのシーンを書くらしい。
ちなみに祖父とのデートの時には真ん中に自分の母親が座っての映画鑑賞。
その話を聞くたびに笑ってしまう。

最近、介護の仕事をしている友達と話す機会があって
充実した老後を送るにはどうしらいいの？
と質問してみたら、
色んなことに興味を持つことと
何らかの形で社会と関わりを持つことだと言っていた。

老人になると、その人がどう生きてきたかが
はっきりと現れるらしい。

身体が動きづらくなったとして落ち込む人もいれば
前向きに生活できる人もいる。
リハビリをしすぎて余計悪くしちゃう人や
全く諦めてリハビリをやらない人もいるけれど、
ほどほどに毎日やるのが一番いいらしい。

さて、祖母の自分史はどんな風になるのだろう？
楽しみです。