
今年は4月12日から始まった「造幣局の通り抜け」
今日が最終日でした。
暖かい一日でしたが、時々強い風がふいて、
散る桜の花びらが雪のよう。
東京から移植された桜やうす緑色の桜など、
さくらが、きれいなのはもちろんだけど、
一箇所にこんなに遺伝子の違う桜を一度に見られる・・・
これってすごいことなのかも。
桜の花びらが舞う中で、
独楽回しを披露している大道芸のおじさん。
刀の上でくるくる、ロープの上でくるくる・・・・・
「すごいな~」「すごいね~」「パチパチ」「パチパチ」

どんどん人が集まって来た。
「お楽しみにいただけましたら、この中にほんのお気持ちを・・・」
さぁ~っとひいてしまった。
ここは大阪。やっぱり厳しいです











”いらっしゃいませ~”
”なつかしい駄菓子がたくさんありますよ~~~”
”ラムネはいかが?うまか棒は?よっちゃんいかもあるよ~”
”せっかく来たんだから何か買って行きなさいよ~”
”私はこのお店の看板娘のみぃーちゃんですよ、もう長いこと店番やってるけど、ほらあの女の子も、あのお二人連れも買ってくださった。さあさあ、何がほしいのですか?なんでもありますよ。ほしいものが見つからないなら、聞いてくださいよぅ。ほら、さあ!”
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”もう、何も買わないんだったら、帰ってくださいなっ!”
”私は一人でも大丈夫なんですから、遊んでくれなくってもいいんですって!”
「すたすたすたすた・・・」
”あれれ、怒って帰っちゃった。本当は買ってくれなくてもよかったのに・・・”
”いっしょに遊んでくれて嬉しかったのに・・・”
”ついつい責めるように言っちゃった


”もう来てくれないのかしら・・・”
”私はいつでもここに居ますからね~”
”もう余計なことは言わないようにしなくっちゃ・・・”
”あのお客さん、ほんとにやさしい顔で私のこと見てくれてたにゃ~


”またいつでもいらしてくださいね



寒い寒いとコートに身を縮めて夜11時。
歩いていると、ふっと白いものが・・・
「もくれんかなぁ・・・」この木を見ると冬が終わるんだ・・・と思います。
も少し歩いていくと、いつもの公園の入り口で外灯がひっそり点いていました。
「公園は物騒だから入るのやめよう・・・あれ?さくら


いつのまにか咲いていたんだ(写真です)。
外灯に灯りを受けてその姿をお披露目しているようでした。
数年前はこんなさくらの木の下で大勢の人と騒いだりしていたなあ・・・
さくらはひっそりと咲いて、派手に散っていきます。
その姿に古の人々は惹かれたといいます。これも独特な日本の文化。
私には難しくてまだよくわからないけれど、そんな生き方もありなんだなあって思います。
今日は新月。お月様はみえないけれど、この日にお願い事をすると、満月に叶うそうです。
「いつまでもおいしいものが食べられますように・・・」
平和な時代に生まれたことに感謝です

