375's ROAD TO BOSTON/ゴールは虹の彼方に

米国在住ランナーの究極目標「ボストンマラソン」とアメリカ50州制覇を目指す人生の旅日記。

「美空ひばり記念館」が閉館?

2006年07月10日 | 文化・芸能・音楽など
昨日のサンケイスポーツの記事によると、「京都嵐山 美空ひばり記念館」が、ファンの高齢化によって入場者数が減少し、今年の11月末をもって閉館するという。

この「美空ひばり記念館」は、ひばりさんの没後5年目の平成6年3月、遺族の協力を得た地元の観光関連会社によって、設立された。その記念館には、舞台衣装などの遺品約1000点のほか、ひばりさんの生涯を振り返る「ひばりシアター」や、目黒の自宅のリビングルームを再現した「ひばりアトリエ・リビング」などもあって、一時は年間入場者が300万人を越える人気スポットとなっていたそうだ。

自分も機会があれば、一度は足を運んでみたいと思っていたのだが、このままでは、一度も目にすることなく終わってしまう可能性がある。

自分は決して、美空ひばりのファンというわけではない。が、初めてテレビで見たときから、子供心に、すごい歌手だと思っていたし、演歌ばかりでなくジャズ・スタンダードも歌いこなす実力は、間違いなく横綱クラスだと思う。1980年代になっても「愛燦燦」や「川の流れのように」などの名曲で、最後まで圧倒的な存在感を失わなかった。

ファン層の主力は、現在の年齢でいえば、60歳代~80歳代くらいであろうか。高齢化は、もちろん避けられない問題だ。若いファンが増えればいいのだが、現実には、時代背景の違いもあり、かつて同時代を生きたファンと同じように共感できるかどうかは、微妙なところだろう。

民間の運営では、やはり限界がある。それよりも、このような文化遺産を守るためには、国家的な援助が必要であろう。日本政府は、「国民栄誉賞」を贈るだけでなく、貴重な国民的遺産を保護するアフターケアまで、考えて欲しいと思う。


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2 コメント

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(ノ_<。)うっうっうっ (タマ)
2008-12-11 18:28:02
来週遊びに来る母を連れて行くつもりが先月で閉館になってたとは・・・|||Orz
どうしよう。。。
「美空ひばり座」が開館。 (ミナコヴィッチ)
2008-12-11 22:15:20
タマさん、ご訪問ありがとうございます。
こちらのニュースは2年前のものなので、補足しておきます。
「美空ひばり記念館」は2006年11月30日にいったん閉館したのですが、今年の4月26日に、新たに「美空ひばり座」と名前を変えてリオープンしました。
詳しくは、ウェブサイト(http://misorahibariza.jp)をご覧下さい。

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