消えゆくNY名物「地下鉄ダンス」…逮捕者続出(読売新聞) - goo ニュース
逮捕者が増えたのはこの記事が出るよりも前で、今年に入ってから、ダンサーだけではなく地下鉄車内で「寄付」を募る人を含めた逮捕者が激増中です。
日本でいう、迷惑防止条例違反とか、危険行為に対する罰則のようなものでしょうか。
2014年7月1日付けの下記の記事では、地下鉄ダンサーの逮捕者は2013年上半期が40人だったのに対し、2014年上半期では184人と4倍以上になっています。
NYC Subway Dancers Face Higher Arrest Rates
実際に車内でダンサーと揉めて傷害事件になったものもあります。下記の記事は2013年の5月に発生したものです。
Subway Dancers Beat Man on Queens F Train, Cops Say
一方、過剰な取り締まりは、職務質問に代わる、黒人の若者を犯罪者扱いするやり口だという批判的な見方もあるようです。
Cracking Down on Subway Dancers Is Just Another Way of Criminalizing Black Youth
日本語の記事にもありましたように、ニューヨークらしいと楽しむ人もいる一方、逃げ場のない車内空間では迷惑だと思う人もあり、
難しいところですね。
私個人の意見としては、ダンスを見るのは好きですし、もし旅行者として車内で遭遇したらきっと楽しいと思うのです。
「おお、まさにNew York experience!」というところでしょう。
しかし、これが毎日毎日しかも一日数回も遭遇となると、ダンサー全員が上手いわけでもないし、正直困りました。
私が良く利用する路線は駅間が長いところがあり、そこでダンスを始められると途中下車もできません。
ダンサーにとってはそこが狙いめで最後まで踊り終え、しかもチップを車内の端から端までお願いに回れるわけです。
子どもが座っている席の前に私は立つこともあり、そこをどいてくれとダンサーに言われたことも何度もあります。
正直、傷害事件の事例はともかく「踊るだけで逮捕」は、やり過ぎだとは思います。
しかし狭い閉鎖空間で、幼児やお年寄りもいて、立っている人もいるのに、
場所を空けさせてまで大音量で音楽をかけて踊ってチップをくれ、というのはどうなんだ?と思います。
公園や路上でしたら、その場を立ち去ることもできますけれど。
まあダンサーの若者の側にも「ここで踊る必然的な理由と事情」があるのでしょうし、わからないでもないですが…。
もしこれがお金にならないなら、ここまでダンサーが増殖しなかったと思うんですね。
という点から考えると、この子たちに他に稼ぐ手段があれば良かったのか?ということにもなりますし。
明らかに高校生ぐらいの子が、学校にいるべき時間帯に踊ってるのを見るのは複雑な気持ちでした。
とはいえ、ちょっと危なっかしい感じというのがニューヨークの魅力の一つでもあり、
なんでもかんでも規制してしまうと、ワクワクドキドキ感も薄れてしまうし、
新しいものを生み出すエネルギーも無くなってしまうような気もします。
うーん。
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