NYCといえば世界中から人が集まり、人種のサラダボウルと言われます。
音楽に関しても、世界中のあらゆる色々なタイプの音楽が飛び交っていて、
音楽のサラダボウルと言っても良いでしょう。
NYCはいわゆるアメリカ東海岸ヒップホップカルチャーの中心地で
有名なラッパーも大勢輩出しています。
その一人がThe Notorious B.I.G.。ラップ界について私は詳しくありませんが、それでも
「あー、この曲知ってる!」↓ぐらいに有名なヒップホップMCです。
The Notorious B.I.G. - Big Poppa (Official Music Video)
https://www.youtube.com/watch?v=phaJXp_zMYM
今日5月21日は、そのThe Notorious B.I.G.の50回目の誕生日。
(ただし1997年3月9日にロサンゼルスで銃撃を受け、24歳の若さで既に亡くなっています)
彼はニューヨーク市ブルックリンの出身で、
当地のMTAは生誕50年記念に、彼の写真入りのスペシャルメトロカードを発売することになりました。
MTA to Celebrate Notorious B.I.G.'s 50th Birthday With Limited Edition MetroCards
https://www.nbcnewyork.com/news/local/mta-to-celebrate-notorious-b-i-g-s-50th-birthday-with-commemorative-metrocards/3696385/
限定5万枚、発売される駅は彼の出身地近隣の駅に限られているそうです。
メトロカードに描かれている絵柄は、彼の出身地に大きな壁画があります。
たまたま通りかかった時にそのただならぬ大きさに驚き、私は写真を撮っていたのでした。
ここからは私個人の感想ですけれど、1990年代に入ってヒップホップカルチャーが台頭するとともに、
音楽のチャートが一気に多様化・細分化したように思います。
80年代のポップミュージックのヒットチャートは、
いろんなジャンルの曲が入り乱れていて、自然と様々なジャンルに触れる機会が多かったのが
90年代以降は個々人が自分の興味のあるジャンルのチャートだけ聴く感じに。
ヒップホップカルチャーの影響は音楽だけでなく色々な事柄と深く関わっています。
今やヒップホップカルチャー抜きにアメリカは語れないぐらいの影響力があると思いますし、
だからこうしてリスペクトされ、記念メトロカードが発売されるのですよね。
しかし、どうしても暴力etc...との関係性など、影にあたるところが私は苦手です。
ただ、それがラップのエネルギーを生むストリートの現実であり生き様だと言われれば、
何も言えないですね…。
The Notorious B.I.G.も若くして亡くなりレジェンドになったけれど
もし生きながらえていたら、もっと素晴らしい作品を世に出していたかもしれない、
と想像したりしています。