西城秀樹、60歳で歌手引退プラン
ええええええ~。西城秀樹さん(以下ヒデキ)、歌手を引退されるって…。
こんなことなら夏休みに無理やりにでも生ヒデキをどこかに見に行けば良かったです。うわーん。
日本で買ってきたヒデキの「GOLDEN☆BEST デラックス 西城秀樹」、iPodで
絶賛リピート中なのですよ。
本当にいい声で沢山のいい歌を唄っていらして、日本歌謡史に燦然と輝く歌手のお一人と
言ってよいでしょう。
その中でも最もヒットしたのは、オリジナルでなくカバーの「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」なのですね。
ただ、発売当時は、私自身の興味の移行期で、大ヒットにもかかわらずあまり好きではなかったのでした。
今聞いてみると、演奏がすごいことになってますね。
豪華絢爛なブラスとストリングスのアレンジに、思いっきりチープなリズムマシーンの
シャカシャカなオープンハイハット音が絡んでいるという、
今ならむしろ意外性を狙ったかのような、ちぐはぐな感じが絶妙ですね。
1979年という年代性がしみじみと感じられます。パーカッションがいい味出してます。
そんな「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」、日本滞在中にも何度か耳にする機会があり、
日本語のヒデキバージョンは本当に素晴らしいと再認識しました。
恋だ愛だではなく、こんなに明るくストレートに若さの可能性を歌い上げ、前向きに行こうよと、
若者の背中をポンと叩いて励ましてくれるような歌詞って、いまどき無いでしょう。
そしてこの歌詞のおかげで、日本における「Y.M.C.A」は、カバーの域を完全に超えて、
もはや別物の日本独自のヒット曲、J-POPのクラシックといっていいぐらいに変貌していると思います。
動画サイトで見ました、ヒデキが応援にかけつける川崎フロンターレの会場でも、
観客席の多くの老若男女が唄って踊って「Y.M.C.A.」のポーズをする様子は壮観です。
動画サイトのコメントなどを見ていましても「子どもの幼稚園でヤングマンを年中さんが踊ります」
とか、原曲からは考えられないような層にまで浸透して歌い継がれているのですね。
ウィキペディアの西城秀樹さんの項目では
「Y.M.C.A.の4文字を両手を使って表現したパフォーマンスは西城(本人)からヴィレッジ・ピープルにも紹介され、
今や全世界に広まっている」
とあり、ご本家ヴィレッジ・ピープルが逆輸入なのですね。
とはいえ、私がNYで、子どもの学校で何かのイベントで「じゃあ『Y.M.C.A.』やりましょう!」
…はアメリカでのこの歌がどういう位置づけか考えると、微妙ですね。
日本で発売されている洋楽のカバー曲は数あれど、発売後30年以上経っているのに
ここまで全世代で認知度が高く、誰でも振り付けが踊れて、かつ好印象なのは
「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」が一番ではないでしょうか。
これもヒデキの決断力とアイディア、そして忘れがたいパフォーマンスのおかげです。
この一点だけでも、ヒデキはもっと評価されてしかるべし、と個人的には思うのです。
追記:
ウィキペディア「YMCA(曲)」の項目では、振り付けについて、
アメリカのテレビ司会者であるディック・クラークは、
自身が司会する音楽番組「アメリカン・バンドスタンド」ではじめて行われたと語っている。
ヴィレッジ・ピープルがゲストだった1979年1月6日の同番組において、
演奏中に観客の一部が行っているのがみられ、
またリードボーカルのヴィクター・ウィリスもその振り付けを練習しているところが見られる。
とあるのですが、どっちが正解なんでしょう?英語版のほうもそういう説明になっていますね。
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Lonely in NY
Unknown
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