ありがとう植木さん

ザスパの創設者でもある植木さんの訃報が入ってきたのが今日の午前中。
近年は上武大のサッカー部の指導やラジオ解説で活躍してたが、新型コロナウイルスに関係する肺炎が原因との報道。

クラブ創設とJリーグに加盟する際には指揮を取り、初年度にJリーグの厳しさを味わった直後に再登板。
2006年から2008年の3年間の監督時代は厳しい戦力の中でのやり繰り。
初年度は走力重視のカウンター。2年目にカウンターの中心だった司令塔の島田が居なくなったのもありボールを全体で運ぶやり方へ。そして3年目にその融合で過去最高位の9位となり勇退。
相手によって戦術や選手を代えるやり方。それは自分たちが弱者であることを理解して出来ることを最大限やろうという意志。
2006年のホーム仙台戦では相手のブラジル人トリオに対して3バックをマンマークで付けたのは驚いた。

何があっても自分たちの良さを押し出すサッカーより、植木さんや副島さんのような相手に合わせるリアクション気味の方がサポーターの中で支持されてる印象が強いのは名残だと思う。

その後はフロント(GM・社長)として経営側へ。
社長としての手腕はね･･･経営者としての経験があるわけでもないので。
苦しい時も募金に手を出さなかったのは英断かと。来年以降も同じ額が集まる保証も無いのにそれに頼るのはね。

俺が中国に居る時にクラブからは去ってしまったので、最後の方は情報が乏しいのよね。
クラブを去って10年経ってることに驚いている。

今週末の試合は喪章を付けて臨む。
良い知らせを届けたい。

でわでわ