退団

今朝ニュースで松田がホークスを構想外を知った。
そして午後に球団から正式なリリース。
生え抜きでずっと頑張ってきて今年39歳。来年40歳を迎える前に退団。
2010年代のホークスを支えた選手の1人。

フルイニングで出続けた松田も去年は不振でスタメン落ちも経験。
今年も不振が続いて打率2割でホームラン無しはさすがに厳しい。
ホームランを打った時の熱男パフォーマンスしかりムードメイカーとしての役割としてなら素晴らしいんだケド。

これは松田に限らず功労者であることと戦力であることと本人の意思は全て別にして考えないといけない。
功労者であっても年俸や年齢に見合う成績を残してないなら肩を叩くのは理解できるし、成績を残していても本人がやりきったと思うなら引退するだろうし。
今回の場合は功労者であるが戦力的に厳しい。でも、本人はまだ野球を続けたい意思がある。
そうなると退団しか道が無い。

正直、今の年俸を大きく下げてまで残すよりかは良い道に思うケドなぁ。
松田が野球を続けたいステージは1軍でだと思うから。年俸が数分の一になってまで主に筑後でプレーするのも本人も見てる側も違うよね。

今年はサードでは周東や野村、リチャード、ガルビスが起用されている。
若い選手にとっては松田は超えるべき壁であったし、超えるようなところまで達したってこと。
松田を起用するために高年俸だったバティスタを契約解除にした経緯もあるし、時代は繰り返されるものなんだとも思う。

次が誰がサードの壁になるのかってところ。
衰えで壁が低くなったとは思われちゃいけないよね。


最後のダイエー戦士の明石も引退して松田も退団。
世代交代は少なからず起きないといけないし、それを受け入れるのもファンの努めなんじゃないかと思う。
ずっと残って欲しいのも確か。それでも去るタイミングは来るし、それが自分由来(引退)なのかやり残したことがあるってことなのか。

同日に引退を表明したヤクルトの内川もそう。昨年、退団してイーグルスに移籍した川島もそう。
全てタイミングだから。仕方ない。


資金力のあるホークスだから貢献度・戦力・意思の3つのチャートで済んでるケド、これがスポーツは違えど資金力の無いザスパだとさらに資金という要素も加味しなきゃいけないからね
功労者として残したいケド待遇が…ってケースもあるし、より戦力としてどうかの部分の割合が高くなる。

こういうのは難しい。
功労者に対して冷たいという意見が出るのも分かるし、チームの結果が出ない時に若手育成に舵を切ってベテラン不要論を唱える人もいる。時折、この相反するような意見を同一人物が言うケースもあったりするから怖い。
要は批判したいだけ。

世代交代の自然な流れでもあるんだよなぁ。
それだけに冷静に考えないといけない。

でわでわ