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loca-memo

お題サイトlocaの更新履歴や管理人の雑記など。
不定期に、気まぐれに、たまに生存確認してやってください。

水平線の終わり。

2009-11-25 23:27:16 | 創作
 映画を二本観てきました。『クリスマス・キャロル』(3D・吹替)と『スペル』。
 『クリスマス・キャロル』は原作と旧作を知っているので、まァこんなものかな、と。3Dは疲れます……立体感は確かにちょっと面白いですが、飛び出してくるような、例えばテーマパークのアトラクションとかとは違う気がしました。まァ、それはそれ、これはこれ。
 『スペル』はもう……これ完全にスーパーナチュラル! と思いながら観ていました。清々しいくらいにB級っぷりを醸していて、そう思って観ればそれなり。途中でオチが読めましたが、まァ、100分ぐらいでちょうどいい映画でした。
 ちなみに明日また二本観に行きます(…)今度は『イングロリアス・バスターズ』と『ゼロの焦点』。
 さらに、レイトン教授のゲームの新作も明日です。楽しみ!


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(チョコレートミント・キャンディ)

 ただ、このままずっと変わらずにあることができればいいと思った。
 それが許されれば、きっと、何も哀しくも痛くも、怖くもないと思った。
 変化は常に恐怖だ。
 良くも悪くも、この瞬間を永遠に手離して、そうして訪れるものはどこまでも不確定な未来だ。
 変化なんてなければいい、と、願いながら、その願いが決して、叶うことのないように祈っている。
 私は愚かだろうか。
 少しでも長くこのぬるま湯のような日々に(そう、まるで幸福のような日々に、)浸っていたいと望むのは、愚かなことだろうか。
 変わりたいとも、変わりたくないとも思った。
 どっちでもいい。そう、本当に叶うのなら。
 どんな形であれ、あの人のそばにいることが許されるのなら。
(そして、そんな未来の訪れを、)
(私は今もって、正しく思い描けずにいる。)


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 拍手SSSの「スイートスイートソロウ」の続きのような、破片のような。
 最近メンタル面が揺れているというか、マイナスに振れている感じがあるので、ちょっとネガティブ。でもネガティブとか自分で言ってる間は大丈夫かなと思うので、そんなに気にしてません。そのうち戻るということで。自分自身とも付き合いが長いので(そりゃそうだ)、ようやく付き合い方がわかってきた今日この頃。けれども、しばらく大人しくしていようと思います、ハイ。

さよならシンデレラ。

2009-09-27 12:51:53 | 創作
 タイトルに特に意味はなく。
 椿屋四重奏の「シンデレラ」という曲が物凄く好きです。「幻惑」も好きです。湿度が高いわけではないけれど、どことなくじめっとした感じがよいです(褒めてるのか…)


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(漣と彼岸花)

 本当のことなんて知りたくない、と、本当はいつも思っている。
 知っているつもりのことに裏切られるなんてしょっちゅうで、そのたびに、知りたくない(と思う)ことばかりが、増えていく。
 完成された虚構は、下手な真実よりも優しい。
 (これだって本当かはわからないし知りたくもないけれど)
 (そうと信じることが許されている間が何より幸福だ)(きっと、)
 本当のこと、にカテゴライズされる類のことが、果たして本当に本当のことなのか、そんなことはきっと誰にもわからない。
 世の中にはわからないほうがいいことがたくさんある(これはきっと正しく本当だ)けれど、案外、わからないことの中に本当のことというのは隠れているのかも知れない。
 結局、本当のことなんて本当はわからないし、きっと知らないほうが幸せだ。(と、思う。)
 完成された(まるでぬるま湯のような)虚構に浸っていたいと思った。
 それが虚構であると知りながら、それこそが真実に似た形をしていると、信じたかった。
 本当のことなんて知りたくない。
 本当のことなんて、きっと少しも優しくない。


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 変な話。話ってほどのこともない。
 「本当は」と前置きされた上で始まる話って大抵嘘っぽいという実体験と、本当のことをひとつ曝け出すのは、嘘を百並べるよりきっと難しいし、怖いという印象から。
 嘘は場合によっては許されないけれど、場合によっては全てを守る可能性だってある。それは本当のことも然りだけれど、そうでなくとも「本当」のことが、何よりも尊い、素晴らしい、みたいな風潮は、一体どこから?
 …という、とりとめもない思考。文章にしてみると全然伝わらない気がします;

うしなうばかりかも知れないけれど。

2008-03-26 23:52:12 | 創作
 もうじき学校が始まります。日常が戻ってくることに、一抹の安堵と不安がにじり寄ってきている感じです。まァ、訪れてしまえばやがてそんなもの忘れて、ただただ日々に埋没していくのでしょうが。
 ところで、最近、PSP版テイルズオブリバースをもりもり進めています。PS2版との違いを探しつつ、あァ何かこんな話だっけ、などと思いつつ。マオ可愛い(うっさい)

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■ もう戻れない5のお題
(04.その手をすり抜けたのは)

 子供の頃、あるいは、もっと若かった(いっそ幼かったまでの)頃、わからないこと、理解できないことがあるたびに、早くもっと大人になりたい、と、思っていた。大人になればきっと、わからないことも理解できないこともなくなって、哀しいことやつらいことにも、もっと上手に折り合いをつけられるようになると信じていた。
 けれど、実際には全然そんなことはなくて、むしろ、大人になってからのほうが、わからないことや理解できないことというのは多くなったような気がする。
 ずっと昔、この手に余るほどの何かを必死で守ろうとしていたあの頃。あの頃のほうが、今よりはるかに多くのものをうしなったはずなのに、なぜか、その頃感じたはずの痛みを正しく思い出すことができない。今でもこの手は何かを守ろうとしているけれど、きっとこの手は何かを守るにはもう弱すぎる。否、脆すぎるのだ。
 思えば、早く大人になりたい、と、そう思っていた頃が一番痛みに敏感だった。喪失の痛みも、忘却の痛みも、自分の痛みも他人の痛みも、ほとんど等しく目に見えない傷でもってじくじくと痛み続けた。だから、早く大人になりたいと思った。そうすれば、いつか傷は癒えると信じていた。
 子供は大人になることを夢見られるけれど、大人はそれ以上の何かになることはできない。子供の頃、無邪気なまでに信じていた大人の絶対性は、自分が大人に(少なくとも大人というカテゴリにくくられるまでに)なって初めてその脆弱さを見せた。まるで、うしなって初めて、大切なものの存在に気づくように。

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 特に意味もなければ、オチもない。むしろきっと需要もないのだろうなと思いながら、漠然といつもこんなことを考えているわけです。

曖昧さを増して。

2008-03-24 00:04:53 | 創作
 最近元気です。というか、最近日々楽しいです。おおむねバイトですが。
 更新もしたいなとは思っているのですが、如何せん思っているだけです。改装とかもしたいです。タグをぽちぽちいじってみたりとか。日常が安定して充実していると、余力で創作とかする余裕ができる気がします。このまま何事もなく学校が始まってくれればいいのに。

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■ もう戻れない5のお題
(03.たとえば二者択一)

 何かを選ばなければならない局面というのは、考えようによっては何よりも恐ろしい瞬間なのかも知れない。特に、数ある中から何か、他人のための何かを選ぶということは、何度繰り返しても俺にとっては本当に耐え難いことだ。けれど、自分のために選ぶことは問題ないのかといえばそんなことはなくて、結局、俺は何かを“選ぶ”ということが根本的に苦手だ。
(選びたい道があったとして、どうしても選びたいものがあったとして……それを、)
 俺たちが生きている世界というのは、あるいは、俺たちが選ばなかった日々の、無残な残骸の上に成り立っているようなものだと思う。とうに過ぎ去った日のある一瞬に、たとえば違う道を選んでいたとしたらありえなかったかも知れない今のこの瞬間は、きっと得難い幸福の可能性であるとともに、ひどい痛みの可能性をも孕んだ歪んだ未来のひとつだ。かといって、選ばなかった未来が幸福への道であるという道理はどこにもなくて、むしろ、はじめからそんなものはなかったのだと信じていたほうが、いつか来る日の痛みとか哀しみは少なくて済むのかも知れない。
(選ぶことが可能か、許されるのかなんてことは、いつだってまったく別の問題だ。今更、)
 この世界は、偶然と必然の不自然な集合体だ。その中にあって、痛みや哀しみといった負のベクトルはどうしたって歴然と静かにただそこにある。それこそがきっと一番の恐怖で、同時に何よりも安心できる絶対の形で、きっといつまでも手離すことのできない、唯一絶対に極めて近いものなのだと、思う。
(そんなもの、どうってことない。俺は選ばないのだから)
 何かを選んだ瞬間、俺たちの生きる世界は簡単に形を変える。その選択が自分のためでなかったとしたならば、良くも悪くも、自分にとっての世界のみならず、誰か、自分でない存在にとっての世界までも形を変えてしまう。それはどうしたって恐怖だ。未来はいくらでも選ぶことができるけれど、ある一点で選ばなかった未来は、選んでしまった未来を描くためにうしなわれなければならない。
(……けれど、あいつがもし、選んだなら、)
 選ぶことは苦手だ。だからいっそ、数ある選択肢の中から、俺とかかわったあらゆる人が各々の未来を選び取ったあと、さいごに残ったひとつを拾い上げることができればいいのに。
(突きつけてくれればいい。これが、俺の未来なんだと)
 そうすればきっと、何も怖くない。

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 途中で趣旨がわからなくなった;
 私も何かを選ぶことは苦手です。自分のことも他人のことも。

よくないことほど覚えているもので。

2008-03-21 00:09:32 | 創作
 バイトでいまいちよくわからないクレームを頂戴して凹み中というか、思案中。結局論点が謎なまま帰ってきましたが、やっぱりこう、釈然としない感じです。改めようにもどうしようもないあたり、本当どうしようもない。
 まったく開店休業中にもかかわらず拍手ありがとうございます。質問を頂いたのでお返事です。

○「お題の下の短い文章を小説内に入れても宜しいのでしょうか? 」(3月20日20:30)
 微妙なラインですが、ちょっとご遠慮頂きたいと思います。文章を単体で使うのであれば構わないのですが、小説内に入れる、となると、私の文章とご本人の書かれた文章が混在してしまうことになると思うので…。
 私の解釈が間違っているかも知れないので何ですが、そんな感じです。そういう意味じゃなくて…等々、ありましたらまたご連絡頂ければ幸いです。

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■ もう戻れない5のお題
(02.幼い日の想い出)

 一番楽しかったこと、とか、一番嬉しかったこと、というのは、案外はっきりとは思い出せない。明確に覚えているのは、哀しかったことやつらかったこと、そういう、マイナス感情ばかりだと気づいたのはもうずっとずっと前のことだ。
 マイナス感情は、時として循環する。日常に転がっているふとした出来事がきっかけとなって、呼び起こされたマイナス感情は、自分以外の誰かの感情をも時としてマイナスに傾ける。その循環を断ち切ることは難しい。生きていくうえで、それはきっと避けられない痛みだ。
 けんかをした。理由はよく覚えていない、きっと些細なことだ。けれどその些細なことが、俺の中のよくない思い出を呼び起こしたのがまずかった。マイナス感情は、時として循環する。
(初めっからわかってた)
(この恋はぎりぎりでボーダーラインの上にあるんだってこと)
 出会いさえありえないかも知れなかった。でも出会った。だから、恋をした。
(きっと大丈夫。終わるんなら、きっともっと早く、)
 いい思い出を、都合よく思い出すことは難しい。けんかをした数よりもっともっと、楽しい思い出もあったはずなのに。
「……思い出せないよ」
 マイナス感情は、時として循環する。けれど、それでもいいから今はただ。

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 負の感情には引きずられやすいものだと思います。自分のものであっても、他人のものであっても。そういう話。

迷走中。

2008-03-20 01:53:23 | 創作
■ もう戻れない5のお題
01.こぼれた砂のような
02.幼い日の想い出
03.たとえば二者択一
04.その手をすり抜けたのは
05.この瞬間に連なる日々へ

よろしければ使ってください。お題としての更新は……未定、と、言うしか;

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(01.こぼれた砂のような)

 ひっくり返した砂時計を、飽かずに半日見つめていたらさすがにばかにされる前に心配された。お前大丈夫か、なんて。大丈夫に決まってる。
 俺の目の前には、カップ麺をつくるときや、歯磨きをするときに使うぴったり三分の砂時計。真っ白な砂がさらさら、さらさら、聞こえるはずのない音を立てて重力にしたがって落ちていく。さらさら、さらさら。
「何やってんの」
「計ってるの」
「何を」
「時間を」
「……」
 最初は別に、じっと見つめるつもりでひっくり返したわけでもなければ、カップ麺のためでも歯磨きのためでもなかった。時計が止まっていた。理由はそれだけだ。
 影の長さや外の様子なんかで大体の時間を知ることはできるけれど、精密に時間を計ることは多分できない。可能な限り正確無比に、精密に、時間を計りたいと思ったときに思いついたのは唯一これだった。砂時計。ぴったり三分しか計れないけれど、ぴったり三分なら計れるのだ。
「…何の、時間を」
「おわりまでの」
「……何、の?」
「わかってるなら訊かないでくれる?」
 言いながら、砂の落ちきった砂時計をひっくり返した。新しい三分の始まり。さっきまでの三分の終わり。さらさら、さらさら。白い砂が落ちていく。
「いつも、時計を見ては怯えてた。深呼吸して、心の準備して、ちゃんと笑ってさよならまたねって言わないとって」
 今朝、時計が止まっているのを見て、実際、ほんの少し安堵した。針の巡りと、おわりまでの距離は紙一重。ちくたくちくたく、ささやかな秒針の音がいつだって俺を追い立てる。
「ばかばかしいと自分でも思うよ。やり方だって、きっともっとあるはずなのに」
 ばかばかしい。と、言って欲しかったけれどこいつは優しいからきっと言ってくれない。これは俺のわがままで、身勝手な理論で、どうせなら笑い飛ばして欲しいぐらいなのに、こいつはきっとそうはしてくれない。俺はそれを知ってる。
 さらさら、さらさら。砂は落ち続ける。真っ白な砂。さらさら、さらさら。
「……」
「……」
 沈黙が流れる。砂は落ちる。三分は案外長い。
 この三分が終われば、また次の三分が始まる。ようやく落ちきった砂は、ひっくり返されればまた落ちなければならない。けれど、もしかするとそれはもう同じ砂ではないのかも知れない。
 さよなら、またね。
 きっと今日は笑って言えない。


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 あんまり明確にCPじゃない方がいいかなと思いつつ、やっぱり今自分の中で中心占めてるジャンルのイメージが強く出てしまいます(苦笑)苦手な方ごめんなさい。久々にまともに文章を書いたら、非常に迷走したものになりました;何が書きたいやら…ベクトルはきっといつもどおりなのでしょうが、いまいち形にならないというか、定まらないというか。困った。