店主の独り言

peppermintオーナーの気まぐれBlog

B29戦没者の墓

2006-08-16 11:43:57 | Weblog
先日、TVのニュースで東京大空襲の時、
千葉県木更津にB29が墜落し、
近隣の民家の主人が、その戦没者の墓を、内密に建立し、
長年に渡ってその主人と息子が供養していた、
と言う事が最近になって判明した。
敵国の戦没者の墓を造ったとなれば、戦後まもないころであれば、
殺されてしまう位のリスクの高い行為だ。それを承知の上で、
密かに60年の長い年月をこの親子は供養を続けた。
親子が言っていた「死人に罪はない、戦争と言う悲劇の犠牲者なのだ」
墜落したB29の中には幼い女の子が死体となって発見された。
戦争で無くなった人に何の罪があるというのだ?
今年になって、その慰霊祭が異例にも“日米合同”で行われたと言う事は、
やっと人間らしい会話が出来たと言う事。
この素晴らしい親子の行為に感動し、涙が溢れてきた。
小泉首相が靖国神社に参拝するのも、世界の平和を願っての事、
A級戦犯者を祀ってあるから問題視されているが、
戦争という悲惨な行為を2度としてはいけない、という思いと
A級戦犯者以外の何の罪もない戦没者の犠牲の上に俺達の生活も
成り立っている。それを供養して何が悪いと言うのだ。
特攻隊員の家族への最後の手紙を見て泣いた小泉首相の涙は
嘘だと言うのか?それとも他の国は、犠牲となった罪のない戦没者の供養を
していないというのか?中国も韓国も北朝鮮も小泉首相の
“平和への思い”をメディアで取り上げようとしないし、
むしろこの部分だけ伏せている。
純粋な人としての“平和への思い”を取り上げようとせず、
日本の過去の悪い部分のみをクローズアップさせて自国で国民感情を
あおっているのは、選挙時の票を意識しての事と有利な外交戦略の為
としか思えない。誰もが平和を願っているに決まってるだろ。
それに日本がどれだけ国際社会に貢献しているか、このまま馬鹿げた道々巡りを
しているなら、お互いの国の為にもっと強く主張すべきだ。