時空を超えて。

津田塾大学フォーク&ロック(いまは軽音楽部)[先輩・後輩を捜せ]プロジェクトが発足(勝手に)した。。。

野又穫氏作品展のご紹介

2012年01月05日 14時29分13秒 | Weblog

77卒フィービ先輩のご主人、野又氏の作品展のご案内を頂きました。

東京都千代田区にある「佐賀町アーカイブ」にて、大竹伸朗展、内藤礼展に続いて、
2012年1月19日(木)より3月25日(日)まで、野又穫展が開催されます。
(*木、金、土、日、祝日のみの開廊ですのでご注意ください。)
新作の展示は14点を予定していらっしゃるとのこと。

都内での個展は、2008年の「Skyglow」展以来になられるようです。
お時間がありましたらぜひご覧ください。

※「佐賀町アーカイブ」は、かつて江東区にあった
「佐賀町エキジビットスペース」の活動を検証しつ
つ、新たな試みも加える実験の場として、今年4月
「3331 アーツ千代田」内に誕生しました。
http://www.3331.jp/floor/b110.html

blue construction 野又穫展
佐賀町アーカイブ  COLLECTION plus, 3


「過去の作品を現在の時空に引き寄せる新鮮な試み」
「作品のタイムレスな魅力を実感」などと好評を得て
いる「佐賀町COLLECTION plus」シリーズ。日本初のオルタ
ナティブ・スペースであった佐賀町エキジビット・ス
ペース(1983–2000)の活動とコレクションを点検しつ
つ、新しい要素を加えて、日本の美術の現代史を綴っ
ています。その第三弾に野又穫さんを迎えます。

「建築を絵画の中で完成させたい」との思いで、生ま
れ育った町の煙突や給水塔、工場などの記憶を発想の
源として、どこにもない「もうひとつの世界」を創造
してきた野又さん。1986年、佐賀町エキジビット・ス
ペースで行われた初個展「STILL―静かな庭園」では、
描きためた42点のカンヴァスを宙吊りに展示。絵画の
枠を超えて、過去や現在という時間のない、どこか懐
かしい気配を空間全体に漂わせました。近年では、人
工湖や発光するタワーなどをモチーフに、文明の行く
末への期待と危機感の入り混じる、壮大なランドス
ケープへと向かっていました。

さらに昨年からは人間の欲望そのものをかたちとして
取り入れた建造物を描こうと模索していたとこ
ろ、2011年3月11日の震災が起きました。自らのアトリ
エに被害はなかったものの、しばらく何も手に付かな
い中、再び筆をとったときには、もう一度柱など建物
を構成する部分の形から描き始め、それらをつなぐよ
うに筆を進めるしかなかったと言います。

展覧会名を「blue construction」と名付け、そのような憂
いに浸りつつ、再起して生まれた新作の絵画やスケッ
チなどを、佐賀町エキジビット・スペースで展示した
当時の絵画作品1点とともに展示します。変わってし
まった世界を自らのやりかたで確かめながら、再び希
望を見出していこうとする足取りが感じられることで
しょう。会期中には3月11日を迎えます。絵画と対話す
る時間を求めて、足をお運びいただければ幸いです。


会 期:2012年1月19日(木)〜 3月25日(日)
開廊日:木・金・土・日・祝 12:00 – 19:00
入場料:100円〜(佐賀町アーカイブの運営に対するド
ネーションとして)
会 場:佐賀町アーカイブ
        東京都千代田区外神田6-11-14  3331 Arts Chiyoda  B110
アクセス:東京メトロ銀座線末広町駅4番出口より徒歩1分
           東京メトロ千代田線湯島駅6番出口より徒歩3分
お問い合せ:e-mail : info@sagacho.jp  TEL : 080-3726-9960(木・
金・土・日・祝  12:00 –19:00)
主催:NPO法人アート・ミーティング・ポイント
協力:株式会社キチン