7月のおすすめ絵本
夏休みにお子様とゆっくりタイムを・・・。
『どこにいるかわかるかな?』
作:ブリッタテッケントラップさん
訳:木坂涼さん
発行所:ポプラ社
「絵さがし絵本」です。
各ページお題に添って、1ページ1つ、絵を探す。
でも、「はい、次は◯◯」「◯◯みつけて」みたいな探すお題だけが書いてあるのではなくて、おはなしの中で自然にお題が出てくるから、子どもたちと読むと、会話しているように読み進められます。
お話も楽しめて、探すのも楽しくて、読み手も聞き手もとっても楽しい絵本です。
1回見たら答えはわかるのですが、「もう1回」のリクエスト必須で、「もうおしま~い」って言わないと終わらない。
続編もあって、ねこが表紙の「そっくりさん」は、絵の中から指定のそっくりさんを探すタイプで、こちらは「同じ絵」を探すので、小さいお友だちも楽しめるかな?
2冊とも、大人よりも子どもたちの方が早くみつけそうなので、親子でどっちが先に見つけられるか競争しても楽しそうです。
『まよなかのふとんおうこく』
作:ランディスブレアさん
訳:大友剛さん
発行所:瑞雲舎
暗闇に怪物が隠れている・・・と考えてしまい、眠れないワトソン。
ある時不思議な光に気がついて、布団をめくると満点の星空。
すると星たちが道を照らしはじめ、ワトソンが歩いていくと森の入り口にやってきた。
どんどん進み・・・ふしぎな生き物にも出会い・・・お布団の中でたのしい冒険。
要所要所でワトソンは「ちっとも眠くない……」と言いつつも、目がどんどん閉じていく……。
最後は、もう怪物の事なんて気にもせず……。
おやすみなさい。
寝る前にゆっくりと、大好きなお父さん、お母さんの声で読んでもらい、ゆっくり目を閉じる。
絵本のカバーを外すと、表紙は同じだけど、裏表紙がちょっと違っていて、カバーはイラストがあるけど、本の裏表紙は無地。
読み終えると、その無地の意味が伝わってくる素敵な装丁。
16日は年長さんがお泊り保育にでかけ「今日は帰って来ないの?」と、キンダーのお友だちは静かなお部屋を何度も気にして覗いていました。
「いま、何しているのかな?」「どこに寝るのかな?」
みんなでお布団を並べて、お友だちと一緒に寝て、夢の中でお友だちと冒険するのかな?と言うと
「はやくお泊り保育行きたいな」「年長さんはいいな」と、ますます年長さんへの憧れを募らせながら、
アリスクラスのお友だちは「今日は小さいお友だちのお世話はぼくたちがするぞ」と、年長さんが不在の中、
みんなはぼくたちが守ると意気込んでいました。
『しんかいたんけん!マリンスノー』
作:山本孝さん
発行所:小峰書店
お兄ちゃんとぼく、寝る前の作戦会議。
深い深い深海に向かって勢いよく布団を被ると、深海短艇マリンスノーに乗り込んだ。
めざすは光の届かない真っ暗な深海。
中表紙の子供部屋からわくわくがはじまっています。
海の深さによって住んでいる(泳いでいる?)魚が違ったり、深くなれば光が届かないから暗くなるし、あまり見たことのない形の魚たち。
深海になるほど、見ている子どもたちも「シーン」となって、本当に深海に来ているような気持に。
最後に「リュウグウノツカイ」が出てきたページでは、堂々としたいで立ちに「は~」と言いつつも息をのんでいて、
「これはなかなか見られないけど、本当にいるんだよ」と言うと「見てみたいな~」とささやいていました。
(気分は深海なので大声を出せないみたいです(笑))
アリスクラスでは7月壁面製作で潜水艦を作ってから、潜水艦・深海ブームがやってきて、第二弾の「潜水艦制作」をしました。
紙コップを使って潜水艦の窓から見える深海を作り、くるくるくるくる。
ベースは紙コップとストローがあれば簡単に作れます。
外側になる紙コップに穴をあけて、内側の紙コップの底からストローを通して魚のシールを貼って、2つを重ねてくるくる回せば完成です。
アレンジをすればいろいろな遊び方ができるので、親子で工作はいかがですか?
私はアレンジで、ディズニーシーのアトラクション、『ニモ&フレンズ シーライダー』を作ってみました。
寺門