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【FF14】約7ヶ月遅れて7.0の冒険を振り返る【#08】

2025-02-14 | 冒険録(FF14)
現在進行度:パッチ7.0「黄金の遺産」 Lv90メインクエスト進行中 第1タウン、探索中。

(この記事には『FINAL FANTASY XIV』のネタバレを含みます。各々の責任で閲覧には注意してくださりますよう、よろしくお願いいたします。)



【前回のあらすじ】
トラル大陸を統一し、80年もの間、偉大な王として君臨し続けている王、グルージャジャ。
彼の建国までの旅路は、街の大通りに石塔として静かに佇んでいた。
友の章、葦の章、食の章、壺の章、金の章、封の章、墓の章…………そして、何も描かれていない石塔。
グルージャジャ王の偉大さを知るには十分だった。

たった一代、されど80年続いた平和が、今、代替わりの時を迎えている。
願わくは、かの大帝国と同じ道をたどらぬよう、祈るばかりだ。



石塔を見て、ウクラマトから一通り解説をしてもらった後、彼女が食事にしようと提案してきた。

トライヨラで一番美味いメシ屋と聞いて、とても期待が高まった。
しばらくこの街に滞在することになるだろうから、食事ができる場所を教えてもらえるのはありがたい。おいしければなお良し、だ。

(うーん、曇り!)

(トライヨラ、曇りや雨が多いという話題ですが、私はメインクエスト進行中、めちゃくちゃ夜時間とかぶった!ww)
(それこそ「ヒカセンくん、キミ、夜行性やったん?」ってレベルですw)

(いい天気の時は大きな窓からの景色、めちゃくちゃ綺麗です!)

異国情緒溢れる…………といっても、これがトライヨラの伝統的な建築なのだろうが、素敵な建物に案内された。
大きな窓から流れてくる潮風が気持ちいいここは、シャバーブチェという名前の料理店だ。

階段を降りると、多くの人で賑わっていた。
ここのタコスは絶品だそうだが、店内で食事を楽しんでいた人の話を聞くに、タコスが美味しい店はもうひとつあるらしい。
こちらは馴染みの定食屋、という感覚だろうか。


ウクラマトがタコスを買ってくれている間に、気になる話が耳に飛び込んできた。
光鱗戦闘団…………どこかで聞き覚えが…………

…………しばし考えて思い出したが、たしか、ワンダラーパレスで、随分前に…………

…………どうしよう、少し気まずいな。

ウクラマトがタコスを買ってきてくれたので、見晴らしのいい所で食べるために移動する。

すると、目の前の人物とぶつかった。
(この後タコス、踏まれました。もう中身ぐちゃぐちゃです。多分。)
(タコスかえせーーーーーーーー!!!!!)

頭が二つある大きな種族だった。
……頭が二つある種族……どこかで見たことがあるような……
「げっ」と言うということは、ウクラマトにとってはあまり好ましくない相手なんだろう。

ウクラマトとどういう関係なのかは存じ上げないが、開口一番、随分な煽りようだった。

威勢のいい張りのある声と、その無礼さからするに、人生経験はそこまで多くなさそうだ。見上げるほどの巨体だが、青年、と言って差し支えないだろうか。


二つ頭の青年……バクージャジャは、どうやら継承の儀の参加者らしい。

クルルが「彼も連王の子なの?」と聞いていたが、この無礼さだ。普通そう思うよ。
だが、バクージャジャは連王の子ではないという。
それどころか、ウクラマトを劣等種と呼び、自分の方が優れていると声高に言った。

多種多様な民族がこの国で平和を享受しているが、やはり、誰もがお互いを尊重して、とはいかないようだ。

埒の明かない口喧嘩をクルルが諌めた。
メスネコちゃん、チビネコちゃん、と、態度は変わらずだったが、バクージャジャはどこかへ立ち去った。

双頭のマムージャ族…………
外つ国へ武者修行に出る奴がいる、ということは、エオルゼアにも来ているかもしれないのか……
クルルは初めて見たそうだが…………

…………ああ、そういえば、ワンダラーパレスにいたマムージャ族が、そうではなかっただろうか。
気まずい話を思い出した。


トラル大陸でも、双頭のマムージャ族というのは珍しいんだそうだ。
この大陸には、マムージャ族が多く住んでいるらしい。3つの部族があり、鱗の色や目の形、得意分野が違うらしい。

呼び名を覚えるのと、見分けるのが大変そうだ。失礼がないようにはしたいな。

(7.0クリアしてそこそこ経ちましたが、私、未だにドプロ族のみなさんは被り物で判断しています……!)
(どうかブネワのみなさんぐらい分かりやすくあってくれー!って思いながら頑張って覚えますw)

タコスをもう一度買い直そうとしていたところに、リンクパール通信が入った。
王宮まで来て欲しいとのことだ。
(あいwwww)

(ちょうどついさっきネコちゃん呼ばわりされていたのと、ちょうどこの時期もうすぐ某魔道士ギルドの100年クエストのアニメが始まるからわくわくしていたのとあって、空が飛べる魚が大好きなアオネコちゃんを思い出してしまいましたww)


タコスが食べられなかったのは悔しいが仕方ない。
ぼくよりもウクラマトの方が落ち込んでいた気がするが、王宮へ向かった。

© SQUARE ENIX

【FF14】約7ヶ月遅れて7.0の冒険を振り返る【#07】

2025-02-13 | 冒険録(FF14)
現在進行度:パッチ7.0「黄金の遺産」 Lv90メインクエスト進行中 第1タウン、探索中。

(この記事には『FINAL FANTASY XIV』のネタバレを含みます。各々の責任で閲覧には注意してくださりますよう、よろしくお願いいたします。)



【前回のあらすじ】

(やばいよりりえさん!7.1が来ちゃったよ!それどころか7.2が来るよ!!!)
(…………7.0終わりまでコツコツ書いていきますが、多分書き終わる前に7.1メインクエストはやってしまうと思います!すみません!)




ヨカ・トラルへ続くグルージャジャ関門を見終えたぼくたちは、道端に石造りの柱?塔?が立ち並ぶ大通りを訪れた。


トライヨラの町は、人が集まる場所の道幅は広いが、喧騒から離れれば、狭い道もある。

道の広さからしても、置かれた石たちが整然と並ぶ様子からしても、ここがトライヨラの民にとって重要な場所であることがうかがえた。

トライヨラ叙事詩。
グルージャジャが国を興すまでの旅路を描いた石塔。
それは大切にされるはずだ。

見たところ、8つの石塔がある。
静かに、でも、どっしりと、佇んでいる。

あまりに大きなこの土地に生きる人々をまとめ、ひとつの国とするまでの旅路だ。ぼくが冒険者として歩んだ旅路をもってしても想像もつかない出来事に溢れた長旅だっただろう。

ウクラマトに促され、ぼくとクルルは、石塔ひとつひとつを見て歩いた。

旅の始まりは、1人の探検家の来訪。

ケテンラムの偉業としては、エオルゼアからトラル大陸へ初めてたどり着いたことがエオルゼアでは語られている。
ここへの道中でも出会ったが、ルガディン族にとっては憧れの偉人として挙げられるくらいではないだろうか。

……グルージャジャ王は、彼に出会う以前から建国の意思はあったのだろうか。
ケテンラムがトラル大陸上陸という偉業をなさなければ、もしかしたらトライヨラは建国していなかったかもしれない。

そう考えると、彼はここでも偉人として扱われているかもしれないな、と、思った。
建国のきっかけを作った者として。

次に見たのは、ハヌハヌ族の石塔。
港で見かけた、色とりどりの羽をもつバヌバヌ族のような人たち、だったな。

集落で変わった祭りを開くことで有名な、陽気な民族、か……。
バヌバヌ族の舞も、踊ってみると楽しくなってくるものだったが、ハヌハヌ族の祭りもきっと楽しいんだろう。

彼らの祭りが見られる日が来ることが楽しみだった。

次に見た石塔には、シュバラール族が描かれているそうだ。
食の章、と、呼ばれているのには、きっと理由があるんだろう。

クルルは、シュバラール族について気になることがあるようだ。

たしかに、これまで冒険した場所でロスガル族の女性は見たことがなかった。

トラル大陸では、シュバラール族の女性が当たり前のように他の人と同じく生活しているのを見ることができて、いいな、と感じた。

(ロスガル女性は7.0からの実装というメタ的な理由なのはわかっていますが、NPCのロスガル女性、どのかたも魅力的で素敵です!)
(キャラメイクしようとすると、仕方ないとはいえ、髪型とかの選択肢が少ないのが残念……!いつか選択肢増えてきたときに作りたい!)


壺の章、と紹介された石塔には、グルージャジャ王とモブリン族との出会いが描かれている。
エオルゼアのゴブリン族と姿かたちは似ていたが、モブリン族も物作りが得意なのだろうか。このときは、そう思った。


次に見たのは、ペルペル族の石塔。金の章、というそうだ。
街中にいる、小柄なヒューラン族のような人々はペルペル族というのか。

ララフェルと違って、背が低い以外はヒューラン族……トナワータ族と同じように見えたから、子供だと勘違いするところだった。危なかった。

商売が上手いということは、なかなか頭の回転が速い、やり手揃いなのだろう。油断しないようにしたい。


封の章は、ウクラマトのお気に入りなんだそうだ。
たしかに、武器を携えた双頭……グルージャジャ王が堂々と描かれており、迫力がある。

トラル大陸での力の象徴。生ける天災、ヴァリガルマンダ、か…………。
グルージャジャ王の統治が上手くいっているのは、ヴァリガルマンダの脅威が無いことも大きいんだな……。

(事前にこの鳥と戦うことが公開されていたので、「そんなやつと戦うんかヒカセン」って恐れおののきましたw)

勇連隊の兵士の鎧が、翼をまとったようなデザインなのも、ヴァリガルマンダの伝説にあやかってものなのだろうか。気になった。

墓の章には、とても大きな人物が描かれていた。
グルージャジャ王はどちらだろうか、と、少し考えてしまったが、右の小さい方がそうだろう。ヨカフイ族がいかに大きいかが、うかがえる。

かつての支配者、ヨカフイ族。
彼らと出会う日が楽しみだった。


通りには、何も描かれていない石塔も静かに佇んでいた。
新たな路、か…………
王の代替わりの時のことを指していることは、なんとなく察することが出来た。

トライヨラが国としてまとめられて以降、ずっとグルージャジャ王が統治しているのか……。
偉大な王だが、国としては、心配にもなる。

かつて、魔導の力で多くの諸外国を平らげた大帝国は、皇帝の崩御を機に混沌を極めた。多くの国や部族が独立を掲げ、牙をむいた。皇太子が身勝手なやつだったせいもあって、今では都の街並みすら崩壊し、復興を掲げてギリギリの生活を続けている。

……この平和で素敵な国が同じ道をたどらないことを、祈るばかりだ。

偉大な王の軌跡を見て、切実に思った。


© SQUARE ENIX

【FF14】約4ヶ月遅れて7.0の冒険を振り返る【#06】

2024-11-09 | 冒険録(FF14)
現在進行度:パッチ7.0「黄金の遺産」 Lv90メインクエスト進行中 第1タウン、探索中。

(この記事には『FINAL FANTASY XIV』のネタバレを含みます。各々の責任で閲覧には注意してくださりますよう、よろしくお願いいたします。)



【前回のあらすじ】
 とうとうトライヨラの町に到着したぼくたち。
 2つのグループに分かれて、町を散策することになった。

 ぼくとクルルは、ウクラマトに町を案内してもらった。
 活気あふれるマーケット、エーテライト・プラザ、兵士たちが鍛錬する詰め所……
 これだけ見てもまだ町の半分も歩いていないとは。
 見どころが多い町だ。

 (そういえばもうパッチ7.1が来そうです!どうしよう!続きがでちゃうよ!)
 (まあ、コツコツ書きますw)


 ブライトブルーム・ポストに行く道中にも見えていた、大きな門。


 壁に描かれた模様が目を引くのもあり、気になって仕方が無かったのだが、ウクラマトは次はここを紹介してくれた。

 この大きな壁の向こうに、大きな橋が架かっており、大きな大陸が広がっている。

 まだトライヨラの町から出ていないから、壁の向こうのサカ・トラルどころか、ヨカ・トラルすら未知とわくわくでいっぱいだったのだが、この壁の向こうに想いを馳せずにはいられなかった。

 ウクラマトによると、このトラル大陸はもともと1つの大地だったが、2柱の神々が争った際に大地が2つに裂け、今の形になったそうだ。
 壮大な話だ。

 この2つの大陸を統一したのが、現国王、ウクラマトの父親なんだという。

 グ・ラハが買ってきた地図をおぼろげに思い出してみた。トラル大陸はとても大きかったはずだ。

 それに、トライヨラの町並みを見てもわかるし、ウクラマトも言っていたが、トラル大陸には様々な種族、多種多様な部族が暮らしている。小競り合いが絶えない方が自然だろう。

 それを統一し、平和な世を築いた、現国王。
 とてつもない実力者、ということだろう。

 ウクラマトは、その意思を継いで、平和な世を守りたいと思っている。だから、王位を継ぎたいのだという。
 応援したい心意気だった。

 ちなみに、橋を渡ってサカ・トラルに行くには通行許可証が必要だそうだが、今は発行してもらえないようだ。残念でならない。

 ウクラマトが王になったら通行許可証をくれる約束を信じて、先にヨカ・トラルを満喫しよう。そう心に決めた。

 ……まあ、そもそも今は、ウクラマトへの協力という依頼を受けてここにいるんだけれど。

 いつか、サカ・トラルを冒険する日が楽しみだ。
(ヴィエラ男子は6.0での実装なので暁月以降の話しかできないのですが、この子ときどきプレイヤー(私)と全く同じリアクションするんですよね……!)

(ここの選択肢、即決でしたw 多分私も彼みたいなわくわくした顔をしていたと思いますw)


 クルルは、トラル大陸の伝承に興味を示していた。
 確かに、大きな大陸を二分するほどの神々だ。ハイデリンとゾディアークぐらい、大きな神々なんだろうな、と思った。

 ハイデリン、ゾディアーク、古代人…………古代人の時代にまつわるものを原初世界で見たことが今まであまりなかった気がするが、外との関わりが少ないトラル大陸にだから、古代の面影が消えることなく残っていることもあるのかな。
 そんな遺構が残っていても不思議じゃない気がした。



 住宅街……翼鏡の街の先にある高台へ向かう。
 建ち並ぶ建物を見ていると、落ち着いた印象とともに、どこか厳かに思えたが、もともとは神殿だったそうだ。
 そりゃあ厳かに感じるわけだ。
 ヨカフイ族と呼ばれる人々とも、いつか会えるだろうか。後々考えれば納得だが、この町にはいないようだから、なおさら気になった。

 上れば上るほど、階段がきつくなる。
 山肌に沿って造られているから、上っていくほど急になるのは、それはそうなのだが。
 ウクラマトは落ちて死にかけたことがあるらしい。口ぶりからするに、1度や2度じゃなさそうだ。

 王女が階段から落ちて命の危機に遭うことしばしば、とは……世話係たちはひやひやして仕方がなかっただろうな、と思ってしまった。



 階段を上りきると、眼前に巨大な建物が建っていた。
 サカ・トラル関門も大概だったが、こちらはそれよりも大きいように見えた。

 ヴォログ連王宮。王の居城だ。

 海の上からも見え、その大きさを物語っていたのは、間違いなくこの建物だろう。

 王の偉大さを示すかのように、高く高くそびえたっていた。



 連王宮にはどうせ後で行くことになるから、と、町の西側に向かう。階段を降りがてら、横を見れば海が覗いている。いい景色だと思った。

 西の門の近くには、ひときわ輝く大太鼓が鎮座していた。
 見るからに大切ものなのは伝わってくるんだが、ウクラマトはこれを壊したことがあるらしい。

 叩けば埃が出るように、町を歩けばウクラマトのお転婆なエピソードが出てくる。
 町の中で王女ほどの立場の人それだけ元気に過ごせるのは、平和であるからこそなのだろう、と思った。

 ウルダハで王女が同じように振舞おうものなら、事件のひとつやふたつ、みっつやよっつ、余裕で巻き込まれていることだろう。
 ナナモ様には申し訳ないが、そう思った。



 町の西側、ひっそりとした奥地にある、気球の発着場も案内してもらった。

(道案内されているだけで都市内エーテライトが解放できるの、すごすぎる……!と、この辺で気づきました。そのぐらい奥まった場所にあります、気球発着場。)
 こちらもエーテライトと同じく、第2王子コーナが留学後に持ち帰った技術なんだそうだ。

 ということは、3年前より以前は、移動手段は船か陸路しかなかったということだろうか……。
 それはさぞ不便だろう、と思ってしまうのは、陸・海・空路がすべて整っているエオルゼアで生活しているからなのだろうな。


 西側の門は扉が開いていて、人の往来があるのかと思いきや、ぼくが最初に行ったときには通行制限がされていた。

 ぼくたちが船で遭った大嵐は、トラル大陸の各地も襲っていたらしい。とてつもない嵐だ。
 西側の門は、グルージャジャ関門と呼ばれているそうだ。
 ウクラマトの父の……現国王の名前を冠しているらしい。

 ヨカ・トラル関門とサカ・トラル関門のままでも、南門と北門というように分かりやすかったように思うのだけれど……。

 トライヨラ建国を機に、ヨカ・トラル側の門の名前を王の名に変えたということは、ヨカ・トラル側との交流の方が多いのかもしれない、と思った。
 トライヨラの町もヨカ・トラルにあるし。

 門の横には牧場があって、そこでは、首の長い、もこもこした生き物が飼育されていた。
 アルパカ、というそうだ。
 ウクラマトの話によると、かわいい見た目に反して、恐ろしい獣なんだそうだ。

 そうか……?と、思ったけれど、万が一ということもある。かわいさに油断しすぎないようにしようかな、と、思った。


© SQUARE ENIX

【FF14】約3ヶ月遅れて7.0の冒険を振り返る【#05】

2024-10-28 | 冒険録(FF14)
現在進行度:パッチ7.0「黄金の遺産」 Lv90メインクエスト進行中 第1タウン探索中。

(この記事には『FINAL FANTASY XIV』のネタバレを含みます。各々の責任で閲覧には注意してくださりますよう、よろしくお願いいたします。)



【前回のあらすじ】
 長い船旅を経て、ついにトラル大陸へと上陸したぼくたち。



 大きな建物に、鮮やかな町並み。
 行き交う人々ですら珍しかった。

 ウクラマトの許可ひとつで入国の際の手続きまわりが完了したり、ウクラマトの姿を見て市民が駆け寄ってくるなど、王女という立場の権威や人望をうかがうこともできた。



 ウクラマトの案内で、町を見て歩く。
 まずは、この港……「満ちた玄関」のことだ。
 とても多くの荷物が置かれているところからしても、その賑わいはうかがえるものだが、ヨカ・トラル中のものがここに集まっていると考えると、心が躍った。
 植物や鉱石は、一体どんなものが取れるのだろう。各地の特産品は何だろう。

 トライヨラの町を見て歩くのが楽しみでならない。

 次に向かうのは、多くの人々で賑わうマーケットのようだ。
 クルルも辺りを見回して、興味津々といった様子だ。

(ちなみにこの7.0から、クエストマークが出ているキャラクターの周りにいる人を非表示にする設定が追加されましたが、シナリオを追いかけることを一番の楽しみにしている私としては、これがすごく快適で!すごくありがたかったです!)

ついでに、クエストマークがついてないNPCに声かけた時も周りの人は非表示のままでいてくれ……!ってシナリオ進行中ずっと思いました……!)
(スタッフ様、なにとぞ、なにとぞ対応していただけるとありがたい……!(心の叫び))



 次に向かったのは、港に沿って露店が広がる「ベイサイド・ベヴィー」。
 店の数だけじゃなくて、人の数も多い。
 ギルではない通貨でやりとりしているのも興味深い。
 このマーケットだけでも、トライヨラの町が活気に溢れた町であることは十分に伝わってくるのに、もう1つ市場があるというのだから驚きだ。

 どれだけ広いのか、トライヨラ。
 歩き回りたくて仕方がなかった。


(この屋台の上にかかってる布がめちゃくちゃ好きです……!ついカメラを足元近くに向けて上を映して走りたくなるぐらいw)

 色鮮やかな露店たちが目を引くが、エーテライトプラザへ向かう道中、トライヨラの建築について教えてくれる人がいた。

 トライヨラは外海との関わりがほとんどないそうだが、エーテライトはあるらしい。曰く、第2王子コーナがシャーレアンに留学した際、エーテライトなどの技術を持ち帰ったそうだ。

 勉強熱心な王子がいるようだ、と思った。

 それに、第2王子というと、継承順位が低いからさほど重んじられない場合もありそうなものだが、そうではないようだ。

 この国の王……ウクラマトの父は、その人の立場ではなく、考え方に目を向けられる人物のようだ。

 エーテライトに交感して、次の場所に向かって大通りを歩いた。
 広い道とはいえ、急な坂だった。
 小舟から見ていた時から薄々分かっていたことだが、この町はかなり高低差がある。
 町中を走り回るだけでも基礎体力をつける鍛錬になりそうだった。

 次にウクラマトに案内してもらったのは、兵士たちの詰所だ。ブライトブルーム・ポストというそうだ。

 ぼくたちがトライヨラに着いた時点での隊長はゾラージャだったそうだが、彼が隊長に就任したのもつい最近の話なんだそうだ。

 ……つい、「最近」と書いてしまったが、3年前のことだそうだ。人によっては全然最近じゃないかもしれない。

 国で1番強い者が就くポスト、か…………
 それだけ、十分に認められていた人物、だったのだろう。

 ウクラマトの話の中に、彼女の兄たちの話題が出たが、詳しいことは後々、聞くこととなった。

 ブライトブルーム・ポストの中を見学させて貰ったが、兵士たちがめいめいに鍛錬に励んでいた。
 実戦形式で剣術を磨く者もいれば、トライヨラ馴染みの戦術……ヴァイパーの剣さばきを木人相手に鍛錬する者もいる。
 魔法を得意とする兵士は、より強い威力を出すためだろうか、精神を研ぎ澄ませていた。

 声をかけた兵士の1人が言っていたことだが、様々な種族の者が所属しているから、1人1人、構え方が少しずつ違う。
 それが面白くて、見ていて飽きなかった。


(ちなみに、詰所の奥の方にある、入れない塔の裏手に登山スポットを発見しました!)
(登山苦手だけど、いつか挑戦したいぞー!)


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【FF14】約3ヶ月遅れて7.0の冒険を振り返る【#04】

2024-10-27 | 冒険録(FF14)
現在進行度:パッチ7.0「黄金の遺産」 Lv90メインクエスト進行中

(この記事には『FINAL FANTASY XIV』のネタバレを含みます。各々の責任で閲覧には注意してくださりますよう、よろしくお願いいたします。)



【前回のあらすじ】
 トラル大陸へ向かう船の中。
 ぼくたちは、突如、大嵐に巻き込まれる。
 手助けに奔走したところ、ウクラマトの信頼も上がったみたいだ。

 小舟に乗り換え、陸地を目指す。
 青い空と海が、ぼくの冒険心を搔き立てていた。

 いよいよ、トラル大陸に上陸だ。




 青い空、青い海。
 眼前に広がる陸地の、両腕を広げたような大きな建物と、崖に沿って作られた鮮やかな家々が、ぼくたちを出迎えた。

 色鮮やかな町、と言ってしまうと、ラザハンと同じように聞こえるかもしれない。が、ここはここで、ラザハンとは違った彩りを見せていた。

 道行く人々に目をやる。多種多様な住民がいるようだ。
 ゴブリン族に似た種族や、仮面を着けた小柄なヒューラン族のような人もいる。

 アルフィノは、イシュガルドでの冒険を思い出しているのか、色鮮やかなバヌバヌ族のような人が気になるようだ。


 ウクラマトから見ても、海の外とのやりとりは、この大陸では珍しいもののようだ。

 さて、無事、トラル大陸に到着したわけだけれど。
 手続きは必要なのだろうか。
 オールド・シャーレアンに初めて訪れた時には、ぼくとエスティニアンは入国できない危機に陥りかけたけど…………

 と、そうこう言っているうちに、マムージャ族と、兵士と思しき出で立ちのロスガル族……いや、シュバラール族、だったか…………に声をかけられた。
 継承の儀という大きな儀式の前だ。当然のことだけれど、警備を強化しているらしい。

 ……どうする、「職業:冒険者」はこちらには馴染みがあるのだろうか?シャーレアンでは呆れたような顔をされたけれど……
 ……と、心配したが、杞憂だったようだ。

 ウクラマトが許可を出したと聞くと、警備の兵士たちは謝罪をし、そそくさと引いていった。
 なるほど。この国で、王族の権威は大きいようだ。
(ここで今回の黄金のレガシーではぷぷっと笑える面白要素が随所に盛り込まれていることを直感しはじめました、私。)


 ウクラマトは、失礼を詫びる兵士に温かい声をかけていた。



(余談。)
(アリゼーさんは町並みの人の多さに驚いていました。それは納得。)
(アルフィノさんは相変わらず色鮮やかなバヌバヌ族が気になったらしく、いつの間にかエレンヴィルに種族名を聞いていました。どんだけ気になってるんw)

(アルフィノさんにとってのイシュガルドでの旅は、事あるごとに話題に挙がるぐらい思い出深いし、今のアルフィノさんを形成する上でとてつもなく重要な位置を占めているんだろうな、と思いました!)



 エレンヴィルとウクラマトがトライヨラの町を案内してくれるそうだ。

 いざ早速出発……といこうとしたが、今度は、背後に垂らしたカラフルなストールが特徴的な、色鮮やかな軽装を身にまとった人々が駆け寄ってきた。

 どうやらトライヨラの市民のようだ。ウクラマトの姿を見て、集まってきたらしい。
 人望があるんだな、ウクラマト。


 ウクラマトは、市民を邪険にすることなく、むしろ気さくに話に応じていた。


 このまま大人数で町中を歩くと目立ってしまうとのことで、2グループに分かれて町を見て歩くことになった。アルフィノとアリゼーはエレンヴィルが、ぼくとクルルはウクラマトが案内をしてくれることになった。


(そしていきなり釣りをする私。ヌシ釣りとかをするタイプではないのですが、新しい町に水辺があると、ついw)
(黄金最初のお魚は、丸くて平たそうなフォルムがかわいいお魚でした。名前もなんか素敵!)


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