今回紹介するのは1979年の映画「メデューサ・タッチ 恐怖の魔力」です。
冒頭からいきなりオッサンが何者かに襲われ、重体になります。フランスからやってきた主人公の警部は、この事件の真相の解明に乗り出します。
ストーリーは、警部がオッサンの関係者に聞き込みをして、そのたびにオッサンの過去シーンに移ると言う市民ケーン方式で構成されているのですが、話が進むにつれ、被害者のオッサンの特殊能力及び異常性が明らかになっていき、警部は犯人よりもオッサンの方をどうにかせんといかんと思うようになります。そして、オッサンの邪悪な企みを知った警部は、未曽有の大惨事を防ぐ為に、オッサンの息の根を止めようとしますが……
犯人よりも被害者の方がいろんな意味でヤバいと言う珍しいタイプのホラーサスペンスです。犯人はある意味人類の救世主です。過言ではありません。オッサンは人類を滅ぼすレベルの特殊能力を持っており、その上、洒落にならないレベルの邪悪な野望を持っているのです。
その特殊能力と邪悪な野望がどんなものなのかは、本作を観て確認してください。
オッサンが怖いです。とにかく怖いです。特にラストがタイムリーすぎて怖いです。