今回は「バッファロー’66」を紹介します。監督・主役はヴィンセント・ギャロ。映画タイトルの意味は主人公の故郷と出生年です。
主人公は無実の罪で刑務所に投獄されたダメンズ。何やってもドジばかりなマヌケの癖に、自尊心だけは一丁前にデカく、美人の彼女がいたとか自分はCIAの職員だとか虚言癖が酷い。美点が一切ない男。たまにいるよね、こういう人。
出所後、男は人生に絶望したまま故郷のバッファローに帰るのですが、早速オシッコが漏れそうになり、アチコチのトイレを探し回ると言うダメっぷりを披露します。
用を足した後、男はママに電話するのですが、美人の嫁さんがいると言う大ウソを吐いてしまい、その嫁さんを実家に連れて帰ることになります。
当然男には嫁はおろか彼女すらいません。なので、偶然出会った美少女を拉致して嫁さんのフリをするよう頼みます。
美少女は初めは見るからにダメダメな男に対して冷淡な態度を取っていました。けれど、男があまりにダメすぎて母性本能が働いたのか、次第に男に惹かれるようになります。また、男の方も美少女と語り合ううちに、彼女に惹かれるようになり、次第に生きる希望を見出していきます。
ストーリーは笑えて笑えて時たま泣ける実に面白い出来となっています。また、映像表現も、コーナーワイプを次々と貼りつけていく冒頭のシーン、発言する人物だけを映していく男・美少女と男の両親の談笑シーン、美少女のダンスシーンなど、斬新な演出が盛りだくさんで、その点に注目して鑑賞しても面白いと思います。
ちなみに、監督のギャロの次回作に「ブラウン・バニー」と言うのがありますが、これは観なくてもいいと思います。ギャロが「バッファロー’66」で才能を使い果たしたことが判明するだけなので。
主人公は無実の罪で刑務所に投獄されたダメンズ。何やってもドジばかりなマヌケの癖に、自尊心だけは一丁前にデカく、美人の彼女がいたとか自分はCIAの職員だとか虚言癖が酷い。美点が一切ない男。たまにいるよね、こういう人。
出所後、男は人生に絶望したまま故郷のバッファローに帰るのですが、早速オシッコが漏れそうになり、アチコチのトイレを探し回ると言うダメっぷりを披露します。
用を足した後、男はママに電話するのですが、美人の嫁さんがいると言う大ウソを吐いてしまい、その嫁さんを実家に連れて帰ることになります。
当然男には嫁はおろか彼女すらいません。なので、偶然出会った美少女を拉致して嫁さんのフリをするよう頼みます。
美少女は初めは見るからにダメダメな男に対して冷淡な態度を取っていました。けれど、男があまりにダメすぎて母性本能が働いたのか、次第に男に惹かれるようになります。また、男の方も美少女と語り合ううちに、彼女に惹かれるようになり、次第に生きる希望を見出していきます。
ストーリーは笑えて笑えて時たま泣ける実に面白い出来となっています。また、映像表現も、コーナーワイプを次々と貼りつけていく冒頭のシーン、発言する人物だけを映していく男・美少女と男の両親の談笑シーン、美少女のダンスシーンなど、斬新な演出が盛りだくさんで、その点に注目して鑑賞しても面白いと思います。
ちなみに、監督のギャロの次回作に「ブラウン・バニー」と言うのがありますが、これは観なくてもいいと思います。ギャロが「バッファロー’66」で才能を使い果たしたことが判明するだけなので。