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manaoの運命帳

いつでも私の今は周りと昔とつながっている。こんなはずじゃなかった、ではなく、こんなのもまたいいか、と思えるために。

アラブの石油王vs日本のお金持ち

2006年05月02日 | wondering wanderer
 まだまだなす術があるとしたって、
ひとむかし前にくらべたらいろんなことが進歩していたって、
人とくらべたらぜんぜんいいほうだったって、
この間までの自分とくらべたら確実によくない。

 アラブの石油王が日本のお金持ち程度になっちゃった気分。
 なかなか慣れられない。

タイ代わりの温泉

2006年03月26日 | wondering wanderer
 ほんとうは今頃、mkちゃんとタイでおもちゃ作ったり象にのったり風船で動物作ったりしてるはずだったのに、
いろんなことがあって行けなくなってしまい、意味のない4連休がやってきた。
といってぼんやりすごすのももったいなすぎるので、mkちゃんと旅に出ることにした。

「温泉でもゆっくり入っておいでよ。」と送り出され、毎度おなじみの増富温泉へ。
でも、今回は共同浴場ではなく、温泉旅館!
だったのだけど、そうそう、増富温泉の源泉はぬるいんだった。
ごはんもなんだかぱっとせず、
お布団によりかかりながらこたつに入ってテレビを見ていたら、いつの間にか寝てしまった。

でも、今回はただの旅行じゃなくて、2周年記念旅行。
12000円もするアロママッサージを自分たちにプレゼントした。

帰りは道の駅で山芋を買って半分こし、
とろろをするためのすり鉢を買いに、絶対知り合いに会う近くのスーパーへ行き、副看護部長発見。

今までしてきた数多くの旅の中でいつもいちばん心に残るのは、
タイのエメラルド寺院でもなく一人でがんばって行ったフランスの田舎の美術館でもない。
軽トラの荷台から見たヤシの木だったり、日付をまちがって乗ってしまったのに席を用意してくれた寝台車の車掌さんだったりする。

こんなしょぼい旅でも結局なんだか楽しい旅にできたことが、
ほんとうの2周年記念かな、という気もする。
でも、来年こそは絶対タイ行こうね、mkちゃん

伝えたいこと

2006年03月04日 | wondering wanderer
 今回東京へ行ったメインの目的は、某NPOの派遣説明会だったのだけど、人に何かを伝える方法の大切さを感じさせられた。自分が伝えたいことがどんなに大きくたって、どんなに大切なことだと思ってたって、伝える相手の気持ちを考えてなかったら何も伝わらないなあと思った。昔魔少女Kが「すごくいいことを伝えたいと思ってるのに伝え方が下手な人の手伝いをしたい」と言っていたなあ。うん、あの子にはぜったいその才能があると思うkykさんの結婚祝い相談したときも、さすが魔少女K!と思ったよ
 そしてこの日病院では、大好きだったおじいさんがまた一人亡くなっていた。マグカップについてる星の王子様を一休さんと呼んでいたおじいさん。これだって、あのおじいさんを知らない人には伝わらないだろうなあ。

おんなのこの部屋

2006年02月19日 | wondering wanderer
 仕事の恩人さんの結婚式がせまってきた。もっと早くから始めればいいのにあいかわらずぎりぎりになってから始めたので、けっこうせっぱつまりながらも楽しく思い出のアルバム作りをしている。今日は仕事の後、kthrさんのおうちでアルバム作り。ごはんを作って待っていてもらった。いつでも嫁に行けそうなkthrさんの手料理は、ほんとにどこかのおうちの晩ごはんぽくシンプルなのにおいしくて、おまけにケーキつきだった。そしてお部屋は、おみやげに作って行った風船の人形が似あう()おんなのこのお部屋だった。いいなあどうして私の部屋はおんなのこのにおいがしないんだろう。原因はやっぱり枯れた植木?こけみどり色のびんに立ててあるインドのお香?木箱の上に飾ってある黒帯とお遍路さんの金剛杖?

男女共同参画

2006年02月11日 | wondering wanderer
 火火という映画を見に行ってきた。陶芸のシーンが見たかったので。
 市の男女共同参画協議会みたいなところの企画。なぜそんなところがこの映画を上映したのかと思えば、「何か創造的なことをした女性を描いたものはこれまでになかったから」と協議会長のお言葉。そして、「長野県の女性の小学校長の数は全国46位、中学校には女性の校長先生はいない」のだそうだ。教育長のお話は、「参画とは、参加だけではなく企画から女性が関わることです。」花を飾った舞台の上に背広を着た教育長と協議会長が座っていて、会場はおじ(い)ちゃんおば(あ)ちゃんでいっぱいで、その光景と二人の話があまりにも昔の映画に出てくる公民館での集会みたいな感じでおもしろかった。けど、iPod聞きながらお話を聞いてしまった。
 そんなこんなでやっと上映。窯のシーンはやっぱり見にきてよかったと思えるものだったけど、それ以上に主人公の女の人がすっごく強くて優しい人で感動した。本当に、人はまず強くなければ人には優しくなれないものだなあ。
 仕事には十分間に合う時間だと思っていたのに、最初の想定外の挨拶のために途中までしか見られなかった

10才

2006年01月31日 | wondering wanderer
 今年に入り、長野県産の日本酒を3種類ためしてみた。言い換えれば、ただ3升のみました、ということですが。
 「夜明け前」がいちばん気に入ったのだけど、そう気づいてみるとなかなかその辺では売っていない。3升目の瓶が空に近づいてしまったので、前に「夜明け前」を買った酒屋さんへ行ってきた。この酒屋さんは、友だちがうちへ遊びに来たときに寄り道してお酒を買ってくれたお店で、そのときにもらったスタンプカードを受け継いだので私も行ってみたのだけど、なかなかいい雰囲気の酒屋さんで気に入っている。
 ところで、この酒屋さんは温泉の入浴券も売っている。今までここら辺まで来たときには下諏訪にあるみず色の湯船の温泉と決めていたのだけど、ふと思い立ってその入浴券について聞いてみた。「今日は31日だね。だいじょうぶ。女湯の日だよ。」なんでも、湯船が片方壊れてしまって、偶数日は男性、奇数日は女性の日になっているらしい。さらに、「桶は持ってる?何にもないのよ。」洗面器なんか持って来てないし、やっぱり今日も下諏訪まで行こうかと思っていると、「ほんとは売り物なんだけどね」と言いながら洗面器を貸してくれた。お酒と一緒に入浴券も買う。番頭さんもいないから、脱衣所にある「目安箱のような箱」に入れるのだそうだ。車を止めていっていいから、というおばちゃんの言葉に甘えて(駐車場もないらしい)、洗面器を片手に歩いてみた。
 着いた。暗い。靴箱にも靴が見当たらない。貸切状態のお風呂は大好きだけど、さすがにちょっとこれは怖い。でも本当に危ないところだったら酒屋のおばちゃんも勧めたりしないだろうし、と思い入って行くことにした。浴場の中にはおばちゃんが二人いた(一応、奇数と偶数を間違っているおっちゃんではないことを確認してみた)。よく考えてみれば、それなのに靴箱に靴が見当たらなかったことのほうが怖いけど、何はともあれ、新しいお風呂というのはなかなかわくわくする。脱衣所を見渡すと、体を洗ってから湯船に入れだの、湯船にタオルを入れるなだの、お決まりの温泉の注意書きがある。それに混じって見つけてしまった。「10才以上の男女の混浴を禁止します。」はい。お母さんと一緒に温泉に入ってくる男の子たちの中にはけっこう大きい子もいて、お母さんたちはいつ頃何をきっかけにもういけないと判断するのだろうと常々思っていたのだけど、そうか、10才ですか。ちなみにここは、湯船に入っていいのは、体を洗ってからではなく、下半身を洗ってからだった。
 

magic balloon

2006年01月29日 | wondering wanderer
 むかしむかしmanaoちゃんは、りんごちゃんと一緒にバンコクの公園へでかけました。すると、ひとりの日本人らしいお兄さんが、無言でスケッチブックに描いてある動物や花の絵を子どもたちに見せ、こどもが選んだものを風船で作ってあげていました。りんごちゃんも犬だかうさぎだかを作ってもらったのはもちろんですが、manaoちゃんはすっかりそのお兄さんの姿に憧れてしまったのでした。

 タイ行きのチケットを予約して以来、もう出発にむけてもりあがる自分を止められなくなってしまった。そして、いつかは自分もやりたいと思っていたあの風船の技が頭から離れなくなってしまった。お腹がすいているときに料理してしまう麺の量のように、びっくりするくらいたくさんの風船を買い込んだ。さっそく練習。ねずみと花を作ってみた。もちろん、まだまだあのお兄さんのように鮮やかな手さばきというわけにはいかない。ねずみを作るのに15分くらいかかってしまった。出発するまでには、家の床がねずみだらけになってしまうかも...

2周年記念旅行

2006年01月12日 | wondering wanderer
 同期のmkちゃんと2周年記念旅行を計画している。(怪しい関係ではなく、一緒に働き始めて2周年、です。)1周年は、富山の山奥の温泉と氷見の旅館に泊まった。
 やりたいねー、行きたいねーとmkちゃんと言っていることはたくさんあるのだけど、なかなか実現しない。そのうちのひとつが、竹細工の伝統的なおもちゃの復興を目指している、というと大げさだけど、要するにおじいさんおばあさんが集まって昔風のおもちゃを作っているタイの村だ。何年か前に雑誌でみつけた。そんな遠くまで行く休みをmkちゃんと重ねてとってもいいものだろうか、とうじうじここまできてしまったけれど、行動しなくちゃ何も始まらない!と、その記事を見つけた雑誌をひっぱりだしてみた。3年前のタイ航空の機内誌だった。あのときタイ航空の共同運行便に乗ったことに、こんな運命のおまけがついていたとは。もう少しバンコクに近い村のような気がしていたけど、読み返してみると北の果てのチェンライだった。だけど、チェンマイまで飛行機で行けばそんなに時間もかからないはず。さっそく、雑誌に紹介されている人に手紙を書いた。手まりだの風ぐるまだの、日本の昔のおもちゃの柄の和風の便箋。去年の誕生日に母親がこのレターセットをくれたときには、いまどきレターセットなんてそんなに使わないんだけど、と母親のセンスのなさを嘆いたものだったけど、まさに日本人がこの人に手紙を書くために作られたような柄!きっといい展開が待っている気がしてきた。
 久しぶりに書いたタイ語はまちがいだらけで二重線がいっぱいになってしまったけど、返事がくるといいなあ。

魔少女K

2006年01月07日 | wondering wanderer
 魔少女Kがやってきた。「寝かせませんよー」という魔少女Kの元気に、夜勤が終わってから4時くらいまで寝ればたちうちできるかと、4時過ぎの到着を目指してもらった。青春18きっぷで北上予定の魔少女Kから4時すぎにメールがきた。なんとまだ甲府のタリーズなんかでお茶している。ゆっくり準備して迎えにいけばいいか、と思っていたら、話しかけてきた人と話していて電車に乗り遅れ、あと1時間半待ち!という電話がかかってきた。やれやれ。無事に着くわけはないと思っていたけど。駅に迎えに行くと、「西口で凍ってます」というメールがきていたにもかかわらず、魔少女Kの姿はない。なんと行ったり来たりしていた車を勝手に私の車と思い込み、その車を追いかけて駅の横の銀行の駐車場へ行っていたらしい。やれやれやれやれ。そして後から聞けば、茅野を「めの」と読み、さらに勝手に勘違いして「めざき」という駅を探そうとしていたらしい。やっぱりふりがなふっといてあげるんだった。無事に最後の青春18きっぷが有効なうちにたどり着けてよかったね
 魔少女Kの話を聞きながら夜がふけ、夜が明けた。3年前に私がこの夜の魔少女Kの発言を予言してあげていたら、「絶対そんなことはありません」と怒っていたにちがいない。結局私だけでなく大方の周囲の予想どおりになった魔少女Kの今があることをほんとにうれしく思うけど、それでもやっぱり「だからゆうたやんねー」と意気投合できる当時の周囲の皆さんと笑いたいよう