米国田舎生活

アメリカ中西部に住んでいる、一会社員の日記。現在はCPA受験に挑戦中。

Niagara観光(初日)

2006-05-27 23:22:21 | 日記
朝9時過ぎにHotelを後にし、一路CanadaのNiagara Fallsを目指す。Michigan州のPort Huronを通ってCanada側に入ったが、Immigrationは大渋滞だった。うーん、もっと早くに出発すべきだったなー。車で越境するので、Immigrationは空港にあるようなものではなく、高速道路の料金所風だ。

米国を出国する外国人は、原則としてI-94という書類(白や緑の小さなカード)をImmigrationに提出するのだが、CanadaやMexicoといった隣国への出国ではこれを提出する必要がない。いちいち提出していたら、再入国の際に再度I-94を発行しないとならなくなるので、事務簡素化のための規程だ(と思う)。また、I-94には有効期限があるので、それが切れる前に更新する必要があるのだが、これは国外(隣国を除く)に旅行へ行くのが一番手っ取り早いし確実だ。大抵の日本人駐在員は日本への出張や一時帰国を利用して更新する。

これ以外にも弁護士を通じて更新こともできるのだが、費用も時間も手間もかかるのが難点だ。たまに日本への出張があった僕は問題ないのだが、米国に赴任して以来、全く米国外へ出ていない僕の家族は、昨年弁護士を通じて更新した。費用は会社持ちなのでまあいいが(経理がこんなことを言っちゃいけないけど)時間がかかって仕方がない。4ヶ月くらいかかったと思う。

前置きが長くなったが、今回のCanada訪問の目的の一つはこのI-94を更新することだった。上記の通り、通常は更新する必要がないのだが、一応米国から出国するわけだし、原則として更新しなければならないということだから、Immigrationで頼めば更新できるに違いないと、一か八かの賭けに近かったが、とりあえずチャンレジしてみることにした。

Immigrationでは国籍を聞かれ、続いてお決まりの質問事項(麻薬を持っていないか、武器を持っていないかなど)を聞かれ、Mini-vanの後席に乗っている子供たちを見せるために、スライドドアを開けたりもした。その後でI-94を取ってくれるように係官のお姉さんに頼んだところ、しばらく考え込んでから渋々(?)取ってくれた。よーし!これで再入国時にI-94を発行してもらえる!これで心の中に重くのしかかっていた懸念事項がひとつ解消したよ。もしダメだったら、日本へ一時帰国しなければならないところだったもんな。

それからCanadaの田舎道を走りだしたが、USと違ってCanadaはメートル法を採用しているため、距離表示がMileではなく懐かしいKilometerになっていた。おー何だか久しぶりだよ、キロ表示。すっかりマイル表示に慣れてしまったので違和感すら覚えるなー。その後、給油のためにサービスエリアに寄ったときに別の違和感を覚えることに。それは、ガソリンの販売単位がGallonではなくLitterだと言うこと。これも日本に居れば当たり前だけど、慣れていないので値段の比較なんかが全然できない。通貨はCanadaドルだしね。

やっぱり米国って単位が特殊なんだなあ。同じなのは時間くらいしかないんじゃないかとすら思えるもんね。重量・距離・面積・容積・温度など、どれを取っても日本(というか世界)と違う。やっぱり米国ってわがままな国だわ、と改めて思わずにはおれないな。

Niagaraへと向かう途中のWineryで有名なIce Wineを買ったりしながら夕方前にNiagaraへ到着。Hotelの目の前から、滝からもうもうと湧き上がる水しぶきが見える。それを見て子供たちも大興奮。しかしまずはHotelにCheck Inしてから見物に行くことにした。今回はHotel代も奮発し、Fall Viewの一番高い部屋を予約していたのだが、ここからの眺めが絶景。今まで泊まったHotelの中で最高の眺望だ。これだけで満足してしまいそうだったが、Hotelを出て滝を見に行った。

行くまで知らなかったのだが、Niagara FallsはFallsと複数になっているように2つの滝がある。どちらもすごい滝なのだが、有名なのはCanada滝と言われている馬蹄形をした滝の方。滝に沿って遊歩道があるのだが、滝つぼに近づくにつれて水しぶきが雨のように降り注ぐ。風向きにもよるんだろうが、これじゃあ一年中雨が降っているようなものだな。

この日は軽く散策をしがてら、明日の観光に備えて切符売り場や乗り場などをチェック。夕食は米国のチェーン店で取ったが、値段は観光地だねえ。Hotelに戻って部屋から滝を見下ろすと滝がライトアップされていて、これまた幻想的な夜景が楽しめる。この部屋は高いお金を払う価値がある。安い部屋を取らなくて正解だった。

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