まろうさぎさんが、松山ケンイチファンなら気になってしようがない、
高良健吾さんのティーチインレポを届けてくださいました。
体調が万全ではないというのに、まろうさぎさん、ありがとうございます。
まろうさぎさんの
《多摩シネマフォーラム
高良健吾さんティーチインレポ》
樹さん
こんばんは。
寒い日が続いてますが、いかがですか?私はちょっと体調がピリっとしなくて、
ぐだぐだしてます。
L図書に日参しているんですが、なかなかコメントを入れられなくて、
ちと落ち込みモードです。
さて、今日は、仕事の合間に、多摩シネマフォーラムで行われた、高良さんの
ティーチインに行ってきました。
「ノルウェイの森」で松山さんの共演ということで、俄然注目の俳優さんなのです
が、私、考えてみたら、今年公開の高良さんご出演の映画を全て見てました。
「フィッシュストーリー」「禅」「蟹工船」「ハゲタカ」「南極料理人」。
全部違う方や原作目的でしたが、若手2番手・3番手として欠かせない方に
なっているんですね。
松山さんにはま~~~ったく関係ないですが、もし、使えるようでした、
使ってやってください。
あ、添付は、多摩シネマフォーラムの立て看板です。公式HP
(http://www.tamaeiga.org/)には、陽人はいないのですが、
看板にはいましたよ!!
ではでは。
まろうさぎ
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高良健吾さんティーチイン(多摩シネマフォーラム 2009/11/23)
パルテノン多摩小ホール(16:58~17:20)
「フィッシュストーリー」上映後、イスと机をセッティング。
客席は8割から9割くらい。前方・後方には空席もあり。
司会者の紹介で舞台下手からご登場。
茶系のつなぎで、胸から上にオレンジのストライプ。後ろのポケットも
オレンジというかわいいカッコ。
黒のキャップに黒ぶち眼鏡(お話を始める前にメガネはキャップに上に
挙げました)。
白のスエード靴。左耳にはピアスが光ってました。
伏し目がちで、全体的に静かな声でお話されるんですね。
以下、質問とその答えだけ、簡単にレポします。
Q:「フィッシュストーリー」の原作は読みましたか?
A:読んでません。脚本も自分も年代の部分しか読んでいません。
(まろうさぎ注:フィッシュストーリーは、いろんな年代が絡み合ってる話です)
Q:では、完成した映画を見てびっくりしましたか?
A:そうですね。その後どうつながるのかは知らなくていいなと思ってて、
フィッシュストーリーの五郎は何かを残そうとしたわけではないので、
知らなくていいと思って読みませんでした。
皆で話し合ったわけではないけど(同じ時代の出演だった)伊藤さんとかも
同じでした。
Q:ボーカルをなさってましたが、バンドなどのご経験は?
A:バンドの経験もなかったです。2か月半くらいみんなで練習しました。
その後飲みに行ったりして、本当のバンドメンバーみたいになって、
そこでの関係性でできました。
(以下、観客からの質問に答える形)
Q:この世界に入ったきっかけは?
A:……(沈黙)知り合いの紹介です。すみません。
(ドラマティックでなくて?)
(司会者から、「どのようなお知り合いですか?」)
熊本の雑誌の編集長の方で、その方に今の事務所を紹介してもらって、
それが高2の時なんですが、東京で面接するからおいでって。
実は全然乗り気じゃなくて、でも、旅費とかホテル代が出るって聞いて、
東京に来てみたかったんで…
(観客からちょっと笑い)
Q:俳優をやってて面白い点と辛い点は?
A:……(沈黙 あごに手をやって考える)結構一年前くらいまで、芝居したく
なくて。
開き直って初めての現場がフィッシュストーリーで、それで楽しめたんです。
自信もないし、怒られるし、何でカメラの前でセリフを言わなきゃいけない
んだろうって思ってて、
きついことだらけだったんですが、楽しめたんで開き直りました。
僕は精一杯やってるから、もうその先は「選んだの、監督じゃん」って思って
(観客笑)
後悔ばっかで、すごいああすればよかったとか多かったですけど、
でも、その時の僕のベストはつくしたと開きなおってます。
大の大人が日待ち、風吹かせろ~って一つのものを作ってて、
芝居の楽しさはよくわかんないけど、現場は楽しいです。
Q:あまりテレビには出演なさらずに映画を中心に活動する理由は?
A:その~~~~~~~、やっぱり映画が好きだったし、
その、ドラマって1クールだと3か月拘束されるんですが、それだったら、
映画のために空けておきたい。
ドラマも一生懸命やるけれど、映画が好きっていうそれだけ。同じ拘束なら
映画を選びたい。
映画の魅力って、スクリーンの大きさだったり、お金を払って見に来てくれる
から選ばれてるし、
説明っぽくない感じが好きなんです。
Q:お父さん似ですか?お母さん似ですか?
A:小さいころは母って言われてましたが、最近は父です。
(Q:ご兄弟は? A:兄がいます Q:似てますか?
A:(聞こえませんでした))
Q:今年も多くの俳優さんと共演なさってますが、この方が目標だとか、
こういう俳優さんになりたいというのはありますか?
A:演技している人はみんなスゴイって思うんです。全員が正解じゃんって。
だから、なりたいとかはなくて…でも自分の中では当たり前のことを当たり前
にできるといいなと思ってます。
水飲んだり、メシくったりとか。
だから、(大森?)なおさんとか、地井(?)さんとか、ああいう大人に
なりたいなと思います。
Q:ボーカルで難しかったところはどこですか?それからはまっている音楽は?
A:歌を歌うのは好きじゃないので、はずかしくて、合唱コンクールとかもキライ
だったし。
だから人前で歌うのが大変でした。かすれた声で歌うのも大変だった。
最近好きなのはナンバーガールとか。
ライブとかも人が多くて好きじゃないけど、フェスとかには行きます。
行くと楽しいです。
Q:「蛇にピアス」とか、極端な役が多い気がするんですが、得意な役って
ありますか?
A:ないっすね。毎回不安です。話がきたら、したくないって思うことが多くて。
話がイヤとかじゃなくて、出来ない、自信がないって思います。
恥ずかしいし。
でも、僕がそう(極端)じゃないから、そういう役が来るんだと思うし。
いろんな役をやっても僕は僕で…いろんな役をやっても、僕だなって
やっぱり思います。
Q:普段の役作りはどうしてますか?作品によって違いますか?
A:フィッシュストーリーだとボイストレーニングしたり、ギターとか座禅したり
とかっていう役作りはあるけど、
内面としては特にないです。ずっとなりきる人もいるけど、
本番中以外はスタッフさんや出演者の方と普通にしゃべります。その切り替え
じゃんって思う。
役作り……いろいろ考えはするけれど、やっぱり今まで生きてきた22年間から
出たらいいんだろうなって思う。
「蛇にピアス」では殺した相手の歯を好きな子にプレゼントするんですが、
好きな子に何かをプレゼントしたいっていうのはピュアなことで、根の部分は
一緒。
形はいびつでも、案外普通の人と変わってなくて、なんて言うか……
(役作りは)しているんでしょうけど…
その…役づくりしてます~~ってのは好きじゃない。
自慢できることじゃないし、僕の生きてる中から出てくるものだから。
映画はフィクションだけど、映画の中はリアルで、そのリアルは22年間の
中から出てくるもので…
考えてるとは思うけど…みんな、僕、役者できると思うんです。
話がそれましたけど…すみません。
最後の質問ということで、とても一生懸命考えながら話してくださいました。
最後に、多摩フォーラム主催社から花束贈呈。
今回新設された「TAMA映画賞」も「最優秀新進男優賞」も受賞されて、授賞式に
出席なさるそうです。
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いやあ、新鮮でしたね。
高良健吾さんがクールで、でも、
私なぞには衝撃的な発言がぽんぽんあって、
びっくりしちゃいました。
大胆というか、なんと言うか(笑)
きっと、松山さんの舞台挨拶だとか、
雑誌での発言とかに慣れきってたんだなあと思いました。
もちろん、俳優さんがみんな、
同じような発言をしていたら気持ち悪いわけで、
高良健吾さんみたいに、役者バカの対岸にあって、
冷静に俯瞰しているのもまた魅力的ですよね。
高良健吾さん、
映画への意気込み、素敵ですね。
プライドもある感じです。
ちがったベクトルの役者さんが、
ひとつの映画でどんなふうにぶつかるのか、
《ノルウェイの森》がますます楽しみになりました。
まろうさぎさん、
残念ながらフィッシュストーリーって
まったくわからないんですが、
高良健吾さんが立体的にわかって、
すごくうれしかったです。
体調不良の中、ありがとうございました。
お大事になさってくださいね。
亀レスごめんなさい!
高良さんの言っていることって、松山さんと正反対のこともあり、でも、映画は「観客に選ばれている」というところは同じだったりして、面白いなと思いながら聞いてました。
来年も若手NO2として出演の多い、注目の俳優さんですね。
えへへ、映画祭には、お察しの通り、行ってきました。レポを樹さんがアップしてくださってます~~。
体調は大丈夫ですか??十分気をつけてくださいね☆
高良さん出演の映画、全然見てないんですけど
雑誌ではよく登場するし、面白そうな映画にたくさん出ているので気になっていました。
でもまだ映画という大きな海の、どこに自分がいるか、どうやって泳げばいいかわかってない、と言った感じですね。
それでも求められ、応えているのだからスゴイけど(笑)
松山くんもそんな感じでもがきながら頑張ってきたんだろーなーあー・・・
28日ももちろん行くんですよね?ってプレッシャーを与えたらいけませんが(というより体調優先で♪)
ウルミラ上映&監督舞台挨拶の時はうちの母もどっかにいるらしいので、見かけたらおーいるいる、と思ってください(笑)
すみません、松山ファンを一からやり直してきます……
掲載、いつもありがとうございます。お返事が遅くなりました。体調は大丈夫です!!ご心配おかけします。
高良さん、シャイな感じで、でもとっても真面目に考えて考えて答えてくれてました。役に没入してしまう松山さんとは、全く違うスタイルだなぁと、私も聞きながら思いました。共通点も多いですよね、映画はお金を払って見てもらえるとか、最初は(俳優に)興味なかったのに、東京に来てみたかったからとか(笑)
これからも出演作はチェックしたいなぁと思いました。
>KSさん
松山さん関係でないのに、コメントありがとうございます。体調のお気づかい恐縮です~~。
年齢相応…なんだと思います(松山さんは、「大和」演じた頃ですね)。あと、やっぱり松山さんと役者としてのアプローチが違うんでしょうね。どちらも○!と聞いていて思いました。ファンにはならないですが、これからも注目したいなと思います。
>miccさん
コメントありがとうございます。
そうそう、「禅」では俊了さんでした。涼しい目元が印象的でしたね。でも、内田さんの色気は、迷っても仕方ないでしょ~~~と思いましたよ。実際にお話を聞いていると、クールというより、ひとつひとつ、考えながらしゃべってるのが、真面目な印象を受けました。もちろんとってもカッコイイですが、確かにカワイイ成分は少なめだったかも(笑)
>さく蔵さん
コメントありがとうございます。体調もご心配いただき、すみません。
「こうら」さんって、最初私も読めなくて「たかよし」さん??って思ってました。
「南極料理人」の兄やんは、かわいらしかったですね。何となく、あれが高良さんの素に比較的近い気がしました(勝手な印象ですが)。
ノルウェイの森では、どんな演技を見せてくださっているのか、本当に楽しみです。
まろうさぎさん、体調がお悪い中、お疲れさまでございます。
実は私もこれ、行きたいな~と思って迷ったのですが、諸事情あり、断念いたしました。
なので、貴重なレポートを読ませていただけて、本当にうれしいです。
恥ずかしながら、今日まで「たからけんご」さんだと思ってました。
「こうら」さんなのですよね?
それぐらい何も知らなくて。ノル森に出る方、という認識しか無く、
出演作も「南極料理人」しか観ていないのですが、
あの自然さ。あんまり普通過ぎて、演技してるの?と思ったくらいでした。
全体的にゆる~い感じで、閉ざされた日常を描いているのに、全く飽きさせない不思議な作品でしたが、
個性あふれるベテランの面々の中、負けていない存在感は大したものだと感じました。
その他の出演作も観たくなりました。
驚くほど多彩な顔を持った方のようですね。
これからも注目したいです。
樹さん、まろうさぎさん、ありがとうございました。
まろうさぎさん、くれぐれもお大事になさってくださいね!
こんばんわ、樹さん。
そしてまろうさぎさん、ありがとうございます。
しらない俳優さんだわ、と思いつつレポを興味深く読ませていただきました。
「禅」だけは見たことがありますので、
誰をやっていた人かなあ?と調べたら、
お坊様の修行中なのに内田有紀ちゃんの魅力に負けてしまい
山を降りてしまった“俊了さん”だったんですね。
剃髪と聡明そうな瞳が、いかにもお坊様で、とてもお似合いでした。
話題作にどんどん出演されているみたいで驚きました~!
お話の受け答えが、飾らないシンプルさで
落ち着いた印象の好青年ですね。
松山さんのしゃべりも素直で素朴で深く物事を考える人なのだなあと好感をもちますが、
話すさまの“可愛いさ”が先にたつタイプかなと感じます(笑)
高良さんはクールな感じかな?と思いました。
まろうさぎさんのレポで、全然知らなかった俳優さんが立体的になってきました。
嬉しくてワクワクします!
イイ男詣でのお裾分け、ありがとうございました~o(`▽´)o
まろうさぎさん、体調不良なのに、レポして下さって(涙)
いつも有難うございます。
いや、びっくりしますね。
高良さんが発する言葉がケンさんと違いすぎて。
まだ若い高良さんだから、まだまだ探り探りな
お仕事なんでしょうね。
うーん、年齢相応かのなぁ?
来年(末?)のノルウェイでどんな絡みをしているのか
ホントに楽しみですね。