昨日,今年の司法試験の合格発表があったようです。
そして,2年半前に,法科大学院のエクスターンシップ(法科大学院生を弁護士事務所で研修させる制度)で
私がほんの5日間ほど指導させて頂いた関東学院大学法科大学院卒業生から,
合格したとの連絡がありました!
関東学院大学法科大学院からは,今年6名が合格したようです。
で,その彼が,先ほど事務所に挨拶に来てくれました。
その当時から,真面目で意欲的な学生だから,是非合格して欲しいなぁと思っていましたが,
2回目の受験で無事に合格とのことで,本当におめでとう!!
修習生の指導担当と違ってわずか5日間だし,その当時学生なので,
密度の濃いお付き合いはできませんでしたが,
わざわざ報告に来てくれて嬉しく思います。
実務家としてこれからスタートラインに立ちます。
頑張ろう!!
そして,2年半前に,法科大学院のエクスターンシップ(法科大学院生を弁護士事務所で研修させる制度)で
私がほんの5日間ほど指導させて頂いた関東学院大学法科大学院卒業生から,
合格したとの連絡がありました!
関東学院大学法科大学院からは,今年6名が合格したようです。
で,その彼が,先ほど事務所に挨拶に来てくれました。
その当時から,真面目で意欲的な学生だから,是非合格して欲しいなぁと思っていましたが,
2回目の受験で無事に合格とのことで,本当におめでとう!!
修習生の指導担当と違ってわずか5日間だし,その当時学生なので,
密度の濃いお付き合いはできませんでしたが,
わざわざ報告に来てくれて嬉しく思います。
実務家としてこれからスタートラインに立ちます。
頑張ろう!!
横浜弁護士会発刊の「民事介入暴力対策マニュアル-誰にでも解決できる民暴事件-(改訂版)」
がついに完成しました。
初版発行から約12年。
暴対法の改正,暴排条例の制定など民暴対策を巡る情勢は大きく変わりましたので,
それらを踏まえて,全面的に改訂したものが本書です。
基本的には,横浜弁護士会の会員が,誰でも民暴事件を闘っていけるように,分かりやすいマニュアルにすることをコンセプトにしています。
そんなわけで,基本的には弁護士が読むことを念頭に置いています。
私もそうですが,多くの民暴委員がこの改訂版執筆作業に関わり,
膨大な時間と労力を費やし,総力を結集してようやく発刊に漕ぎつけましたので,
多くの皆さんに利用していただければ嬉しいなあと思います。
写真は,港の見える丘公園です。
映画「コクリコ坂から」の影響で,旗が立ってますね。
がついに完成しました。
初版発行から約12年。
暴対法の改正,暴排条例の制定など民暴対策を巡る情勢は大きく変わりましたので,
それらを踏まえて,全面的に改訂したものが本書です。
基本的には,横浜弁護士会の会員が,誰でも民暴事件を闘っていけるように,分かりやすいマニュアルにすることをコンセプトにしています。
そんなわけで,基本的には弁護士が読むことを念頭に置いています。
私もそうですが,多くの民暴委員がこの改訂版執筆作業に関わり,
膨大な時間と労力を費やし,総力を結集してようやく発刊に漕ぎつけましたので,
多くの皆さんに利用していただければ嬉しいなあと思います。
写真は,港の見える丘公園です。
映画「コクリコ坂から」の影響で,旗が立ってますね。
法律相談は,普段,相談者の方に事務所まで来ていただいて,
行うことが多いです。
事務所には文献も揃っていますし,すぐにコピーもできますからね。
ただ,弁護士に相談したい方の中には,
事務所までいらっしゃることができない方もいらっしゃいます。
お体が悪かったり,入院中であったりなど。
そういう場合は,当方から出張して法律相談を行うこともあります。
そんなわけで,明日は,交通事故に関する出張相談です。
交通事故現場もしっかり見分してきます。
最近,損害賠償請求事件や保険金請求事件などの民事の訴訟事件で,
「文書送付嘱託(ぶんしょそうふしょくたく)」という裁判所の手続を利用して,大量の医療記録を入手する,
ということが続いています。
医療記録の中には,きちんとPCで入力していて読みやすく,
かつきちんとした日本語で書かれているものもありますが,
カルテなど,記号,略語だらけで,かつ手書きで読みづらい,
というものもたくさんあります。
これらの記録を独力で翻訳し,
ときには協力してくれるお医者さんなどにお願いして
翻訳したり助言を頂くなどして,
精査・選別して,証拠として裁判所に提出することになります。
とにかく枚数が多くて,読み込みに時間はかかりますが,
膨大な記録の中のわずか2文字が重要だった,なんてこともありますので,気も手も抜けません。。
日曜日には,例年どおり,横浜市開港記念会館(横浜三塔の「ジャック」ですね)と弁護士会館を使って,弁護士フェスタが開催されました。
メイン企画は,大震災に関して,劇,弁護士や弁護士会の担う役割についての基調講演,ジャーナリストや神奈川県の災害対策課長さん,被災地の弁護士らを招いてのパネルディスカッション等が行われました。
私はメイン企画には出席しませんでしたが,民暴委員会主催のミニシンポジウム「使いこなそう!暴力団排除条例~つくりましょう!暴力団のいない街~」に出席してきました。
暴排条例は,暴力団の活動を助長などすることがないように,暴力団に対してだけでなく,事業者にも責務を課し,制裁規定を定めています。
なので,今回の企画は,企業の方もパネリストとしてお招きして,暴排条例の使いこなし方を分かってもらえるようなパネルディスカッション等が行われました。
とても分かりやすく,多数ご出席の企業の方々にも大変勉強になったのではないか,と思います。
企画・運営・登壇者の皆さん,大変お疲れ様でした。
フェスタのその他の企画として,国際交流委員会主催の展示「中国・韓国の弁護士と交流する横浜弁護士会」にもちょっと顔を出してみました。
横浜弁護士会が姉妹提携している中国の上海市律師協会,韓国の京畿中央地方辯護士会とのセミナーの写真や,交換した記念品の展示,京畿の蹴球部とのサッカー親善試合の写真展示などです。
モニターでは,昨年の京畿との試合のDVDを流していました。
私のアシストシーンだけ見ていこうかと思いましたが,あまり時間がなかったので見られませんでした。
メイン企画は,大震災に関して,劇,弁護士や弁護士会の担う役割についての基調講演,ジャーナリストや神奈川県の災害対策課長さん,被災地の弁護士らを招いてのパネルディスカッション等が行われました。
私はメイン企画には出席しませんでしたが,民暴委員会主催のミニシンポジウム「使いこなそう!暴力団排除条例~つくりましょう!暴力団のいない街~」に出席してきました。
暴排条例は,暴力団の活動を助長などすることがないように,暴力団に対してだけでなく,事業者にも責務を課し,制裁規定を定めています。
なので,今回の企画は,企業の方もパネリストとしてお招きして,暴排条例の使いこなし方を分かってもらえるようなパネルディスカッション等が行われました。
とても分かりやすく,多数ご出席の企業の方々にも大変勉強になったのではないか,と思います。
企画・運営・登壇者の皆さん,大変お疲れ様でした。
フェスタのその他の企画として,国際交流委員会主催の展示「中国・韓国の弁護士と交流する横浜弁護士会」にもちょっと顔を出してみました。
横浜弁護士会が姉妹提携している中国の上海市律師協会,韓国の京畿中央地方辯護士会とのセミナーの写真や,交換した記念品の展示,京畿の蹴球部とのサッカー親善試合の写真展示などです。
モニターでは,昨年の京畿との試合のDVDを流していました。
私のアシストシーンだけ見ていこうかと思いましたが,あまり時間がなかったので見られませんでした。
土曜日に,千葉県銚子市の犬吠埼で,関東弁護士会連合会(関弁連)民事介入暴力(民暴)対策委員会正副委員長会議が宿泊込みで開催され,出席してきました。
毎年この時期に関弁連管内の各地の持ち回りで開催されており,本来であれば,千葉では昨年開催の予定で,昨年の3月12日に犬吠埼京成ホテルで開催される予定でした。
しかし,前日に大震災が起き,犬吠埼も大変な被害を受け,千葉県警も会議どころではないため,昨年は急遽中止になったのでした。
そんなわけで,昨年開催できなかった分,今年こそ同じ場所で,ということで,犬吠埼で開催されました。
暴対法改正作業に関する教授の講演,千葉県内の暴力団情勢に関する県警の報告,各弁護士会民暴委員会による活動報告などが行われ,大変有意義な会議となりました。
銚子市の教育長さんも出席され,ご挨拶をいただきました。
銚子市も東北の陰に隠れがちですが,被災地であり,観光収入は激減していたため,我々の訪問を歓迎していただきました。
そんなわけなので,翌日曜日に昼食に美味しい釣り金目でも食べて経済復興に協力してから帰りたかったのですが,日曜日は,横浜弁護士会の「弁護士フェスタ」(県民向けのシンポジウムや展示,無料法律相談など)があり,その一企画である,民暴委員会による「神奈川県暴力団排除条例についてのシンポジウム」に出席する必要があり,朝イチで帰ってきてしまいました。
残念。
しかし,土曜日の会議前に少し時間に余裕があったので,「地球が丸く見える丘展望館」に寄り,入場料350円を払って犬吠埼の絶景を堪能してきました。
そんなに丸くも見えませんでしたが,天気が最高に良かったですし,「屏風ヶ浦(びょうぶがうら)」という景勝地が綺麗に見えました。
毎年この時期に関弁連管内の各地の持ち回りで開催されており,本来であれば,千葉では昨年開催の予定で,昨年の3月12日に犬吠埼京成ホテルで開催される予定でした。
しかし,前日に大震災が起き,犬吠埼も大変な被害を受け,千葉県警も会議どころではないため,昨年は急遽中止になったのでした。
そんなわけで,昨年開催できなかった分,今年こそ同じ場所で,ということで,犬吠埼で開催されました。
暴対法改正作業に関する教授の講演,千葉県内の暴力団情勢に関する県警の報告,各弁護士会民暴委員会による活動報告などが行われ,大変有意義な会議となりました。
銚子市の教育長さんも出席され,ご挨拶をいただきました。
銚子市も東北の陰に隠れがちですが,被災地であり,観光収入は激減していたため,我々の訪問を歓迎していただきました。
そんなわけなので,翌日曜日に昼食に美味しい釣り金目でも食べて経済復興に協力してから帰りたかったのですが,日曜日は,横浜弁護士会の「弁護士フェスタ」(県民向けのシンポジウムや展示,無料法律相談など)があり,その一企画である,民暴委員会による「神奈川県暴力団排除条例についてのシンポジウム」に出席する必要があり,朝イチで帰ってきてしまいました。
残念。
しかし,土曜日の会議前に少し時間に余裕があったので,「地球が丸く見える丘展望館」に寄り,入場料350円を払って犬吠埼の絶景を堪能してきました。
そんなに丸くも見えませんでしたが,天気が最高に良かったですし,「屏風ヶ浦(びょうぶがうら)」という景勝地が綺麗に見えました。
明けましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になりました。
通常の仕事はもちろん,弁護士会の公益活動として,主に弁護士向けのマニュアル執筆作業をしたり,同じく弁護士向け研修会でコーディーネーター(パネルディスカッションの司会ですね)をやらせていただくなど,色々忙しくて,ブログもろくに書いていませんでしたが,昨年の法曹サッカー全国大会では,我が横浜2はナント準優勝でした!!
今年は,さらに色々なことに挑戦していき,よい年にしたいと思っています。
我が事務所の営業開始は1月6日からですが,今日からせっせと仕事を始めています。
そんなわけで,今年1年よろしくお願い致します。
あ,ちなみに,昨日,川崎大師に初詣に行ってみました。
1月3日なのに,まだまだすごい人出でしたね。
さらにちなみに,おみくじを引いてみたら,生まれて初めて,「凶」でした。。
まああまり気にしませんが。。
昨年は大変お世話になりました。
通常の仕事はもちろん,弁護士会の公益活動として,主に弁護士向けのマニュアル執筆作業をしたり,同じく弁護士向け研修会でコーディーネーター(パネルディスカッションの司会ですね)をやらせていただくなど,色々忙しくて,ブログもろくに書いていませんでしたが,昨年の法曹サッカー全国大会では,我が横浜2はナント準優勝でした!!
今年は,さらに色々なことに挑戦していき,よい年にしたいと思っています。
我が事務所の営業開始は1月6日からですが,今日からせっせと仕事を始めています。
そんなわけで,今年1年よろしくお願い致します。
あ,ちなみに,昨日,川崎大師に初詣に行ってみました。
1月3日なのに,まだまだすごい人出でしたね。
さらにちなみに,おみくじを引いてみたら,生まれて初めて,「凶」でした。。
まああまり気にしませんが。。
平成18年(2006年)10月1日付で,みなとまち法律事務所を開設して,早5年が経ちました。
まだまだほんの5年ですが,節目ということで,事務局より,5周年記念のお花をいただきました。
私と三橋弁護士の事務所内での姿などを撮影した立派なフォトアルバムもプレゼントしていただきました。すごく小っ恥ずかしいですが感動しました。
それにあわせて,私が弁護修習の個別指導を担当している司法修習生からも,5周年記念祝いのお手紙をいただきました。
皆様ほんとにありがとうございます。
事務局の支えなくして弁護士業務を継続することは困難ですから,これからも同じメンバーで長く続けていきたいと思っています。
まだまだほんの5年ですが,節目ということで,事務局より,5周年記念のお花をいただきました。
私と三橋弁護士の事務所内での姿などを撮影した立派なフォトアルバムもプレゼントしていただきました。すごく小っ恥ずかしいですが感動しました。
それにあわせて,私が弁護修習の個別指導を担当している司法修習生からも,5周年記念祝いのお手紙をいただきました。
皆様ほんとにありがとうございます。
事務局の支えなくして弁護士業務を継続することは困難ですから,これからも同じメンバーで長く続けていきたいと思っています。
しばらくぶりの投稿です。
ここ連日の暑さはとんでもないですね。
皆様熱中症などならずにお元気にお過ごしでしょうか。
さて,当事務所はお盆休み期間などはなく,通常営業をしております。
一般的にはそろそろお休みのところが増えているのでしょうか。
企業の担当者や裁判所の担当書記官などに連絡しても,お休み中であるとの回答をいただくことも増えてきました。
したがって,こちらも,この期間は比較的落ち着いて過ごせることが多いです。
ここ連日の暑さはとんでもないですね。
皆様熱中症などならずにお元気にお過ごしでしょうか。
さて,当事務所はお盆休み期間などはなく,通常営業をしております。
一般的にはそろそろお休みのところが増えているのでしょうか。
企業の担当者や裁判所の担当書記官などに連絡しても,お休み中であるとの回答をいただくことも増えてきました。
したがって,こちらも,この期間は比較的落ち着いて過ごせることが多いです。
先週,例によって,民暴対策大会に参加してきました。
今回の開催地は三重県四日市市。
民暴弁護士向け協議会のテーマは「行政対象暴力・不当要求対策の到達点と今後の課題」でした。
一般市民向けの大会では,よしもと芸人による不当要求対策コントということで,坂田利夫さんや島田珠代さんらが出演しての吉本新喜劇が披露されました。
こういうテーマで,よしもと芸人がコントをやるというのは,客層も含めて,やりづらかったでしょうね。
でも面白かったですよ。
また,野外でも,三重県暴力団排除条例啓発イベントが開かれていて,SKE48(AKBの名古屋栄版ですかね)のメンバー5人ぐらいが,三重県警のいかつい警察官達とトークイベントを行っていました。
神奈川県で本年4月1日に暴力団排除条例が施行されましたが,三重県でも同日施行されていたんですね。
SKEは東海・近畿の方では人気あるんでしょうね。高校生ぐらいがいっぱい集まってました。
暴力団排除条例と言われても何のことか分からずSKEを見ていただけだと思いますが,少しでも知るきっかけになってくれれば良いと思います。
写真は,真珠養殖で有名な三重県志摩の英虞湾(あごわん)です。
今回の開催地は三重県四日市市。
民暴弁護士向け協議会のテーマは「行政対象暴力・不当要求対策の到達点と今後の課題」でした。
一般市民向けの大会では,よしもと芸人による不当要求対策コントということで,坂田利夫さんや島田珠代さんらが出演しての吉本新喜劇が披露されました。
こういうテーマで,よしもと芸人がコントをやるというのは,客層も含めて,やりづらかったでしょうね。
でも面白かったですよ。
また,野外でも,三重県暴力団排除条例啓発イベントが開かれていて,SKE48(AKBの名古屋栄版ですかね)のメンバー5人ぐらいが,三重県警のいかつい警察官達とトークイベントを行っていました。
神奈川県で本年4月1日に暴力団排除条例が施行されましたが,三重県でも同日施行されていたんですね。
SKEは東海・近畿の方では人気あるんでしょうね。高校生ぐらいがいっぱい集まってました。
暴力団排除条例と言われても何のことか分からずSKEを見ていただけだと思いますが,少しでも知るきっかけになってくれれば良いと思います。
写真は,真珠養殖で有名な三重県志摩の英虞湾(あごわん)です。
本日平成23年4月1日より,神奈川県暴力団排除条例が施行されました。
この条例は,県民総ぐるみで連携・協力して暴力団排除を推進するため,県や事業者の責務,少年の健全育成を図るための措置や事業活動における措置などが規定されています。
暴力団やその関係者に対する規制だけではなく,社会から暴力団を排除するために,暴力団やその関係者ではない事業者に対しても,一定の責務,違反した場合の措置が定められている点に特徴があります。
事業者の皆様に関係があると思われる規定をいくつか紹介します。
○ 契約の締結における事業者の責務(22条)
・ 取引が暴力団の活動を助長等するおそれがあるときは,取引の相手方等が暴力団関係者でないことを確認する努力義務
・ 契約書に上記取引であることが判明したときは,当該契約を解除できる規定を設ける努力義務
○ 利益供与等の禁止(23条)
・ 暴力団の威力を利用する目的又は利用したことに関して,財産上の利益を供与する行為の禁止
・ 暴力団関係者に対して融資する等の暴力団の活動を助長等する行為の禁止
・ 上記事実を知った者は通報する努力義務
○ 宅地等の譲渡等の制限(25条)
・ 県内に所在する宅地等の譲渡等をしようとする者は,その相手方に対し宅地等を暴力団事務所の用に供しない旨を確認し,契約書に,暴力団事務所の用に供しない旨を定める努力義務
・ 宅地等が暴力団事務所の用に供されることを知りながら,その宅地等を譲渡することを禁止
○ 宅地建物取引業者による助言等(26条)
・ 宅建業者が,宅地等の売買等をしようとするときは,その取引の関係者に暴力団排除に関する必要な助言をする義務
・ 宅地等が暴力団事務所として利用されるのを知りながら,その宅地等の売買等の代理等をすることを禁止
○ 違反者に対する措置として,調査・勧告・公表(27~29条)
・ 利益供与等の禁止(23条),暴力団事務所の用に供されることを知っての宅地等の譲渡等及び売買等の代理等の禁止(25,26条)に違反する行為をした者に対し,必要な勧告を行い,正当な理由なく勧告に従わない者や勧告に従わないで宅地等を譲渡等した者は,その事業者名等を公表する
このような規定ができたことによって,これまで,怖くて暴力団との取引などを断ることができなかった事業者の方も,断固として拒否することができるものと思われます。
詳しくは神奈川県警のHPをご覧ください。
この条例は,県民総ぐるみで連携・協力して暴力団排除を推進するため,県や事業者の責務,少年の健全育成を図るための措置や事業活動における措置などが規定されています。
暴力団やその関係者に対する規制だけではなく,社会から暴力団を排除するために,暴力団やその関係者ではない事業者に対しても,一定の責務,違反した場合の措置が定められている点に特徴があります。
事業者の皆様に関係があると思われる規定をいくつか紹介します。
○ 契約の締結における事業者の責務(22条)
・ 取引が暴力団の活動を助長等するおそれがあるときは,取引の相手方等が暴力団関係者でないことを確認する努力義務
・ 契約書に上記取引であることが判明したときは,当該契約を解除できる規定を設ける努力義務
○ 利益供与等の禁止(23条)
・ 暴力団の威力を利用する目的又は利用したことに関して,財産上の利益を供与する行為の禁止
・ 暴力団関係者に対して融資する等の暴力団の活動を助長等する行為の禁止
・ 上記事実を知った者は通報する努力義務
○ 宅地等の譲渡等の制限(25条)
・ 県内に所在する宅地等の譲渡等をしようとする者は,その相手方に対し宅地等を暴力団事務所の用に供しない旨を確認し,契約書に,暴力団事務所の用に供しない旨を定める努力義務
・ 宅地等が暴力団事務所の用に供されることを知りながら,その宅地等を譲渡することを禁止
○ 宅地建物取引業者による助言等(26条)
・ 宅建業者が,宅地等の売買等をしようとするときは,その取引の関係者に暴力団排除に関する必要な助言をする義務
・ 宅地等が暴力団事務所として利用されるのを知りながら,その宅地等の売買等の代理等をすることを禁止
○ 違反者に対する措置として,調査・勧告・公表(27~29条)
・ 利益供与等の禁止(23条),暴力団事務所の用に供されることを知っての宅地等の譲渡等及び売買等の代理等の禁止(25,26条)に違反する行為をした者に対し,必要な勧告を行い,正当な理由なく勧告に従わない者や勧告に従わないで宅地等を譲渡等した者は,その事業者名等を公表する
このような規定ができたことによって,これまで,怖くて暴力団との取引などを断ることができなかった事業者の方も,断固として拒否することができるものと思われます。
詳しくは神奈川県警のHPをご覧ください。
東日本大震災により,被害の収束が見えず,被災地の方々が想像を絶する苦しみを味わっている中で,被災地から離れた東京や横浜でも多くの人が不安を持ちつつ暮らしていると思われます。
この状況でも,深刻な被害を免れた地域では,可能な限り通常どおり裁判が開かれています。
このような中で,昨日,ある事件の審判が終わりましたので,もちろん詳細は書きませんが,なんとなく,弁護士としての気持ちを書いてみたくなりました。
私も,国選弁護人など,刑事事件を扱うことがあります。
本人がえん罪を主張していれば,その主張を信じられる限り,えん罪によって刑罰を受けることがないよう,無罪を勝ち取るために弁護活動を行います。
ただ,刑事事件の多くは,自白事件(本人が事実を認めている事件)です。
その場合に弁護人としてできることは,被害者に対する償いをきちんとさせることなどのほか,本人に2度と犯罪をさせないような色々な対策をすることが考えられます。
もちろん弁護士が,事件終了後に一緒に生活して監督することなどできるはずもなく,1人の弁護士としてできることなど限られているかもしれません。
ただ,私が弁護人として,本人と関わったことで,何かきっかけになればいいと,また何かやってしまいそうなとき,挫折しそうなときに少しでも私のことを思いだしてくれればいいと,そう考えることがあります。
多くの弁護士は,国選事件でも一生懸命できる限りの弁護活動をしていると思いますが,何回も刑事裁判を経験している被告人の中には,「今までの弁護士はあまりちゃんと話を聞いてくれなかった」などと言う人もいて,どうせ有罪だから弁護士としても何もやりようがないだろうと半ば投げやりになっている人もいます。
そのような人達だって,逮捕されているとき,裁判を受けているときには,「もう犯罪はしたくない」,「もう刑務所は行きたくない」とは思っているのです。
そういう人達の裁判が終わったときに,彼らから,「今回の弁護士さん,すごい一生懸命やってくれて良かったです。もう絶対やりません。」と言われると,弁護士として,少し報われたというか充実感を感じたりします。
昨日の彼も,大変なことをしました。
何人もの人を傷つけ,また,色々な人を巻き込んでしまいました。
にもかかわらず,当初の態度は,反省しているのかどうか…,周りのもの全てに噛みつきそうな…,という感じでした。
もちろん彼自身のこれまでの人生の中で色々なことがあって,今の彼の人格を形成しているのだと思うけど,被害者に対してそんな言い訳が立つはずもありません。
そんな彼も,あるときから見違えたように考えが変わっていきました。
それだけで罪をあがなえるはずもありませんが,二度と被害者を生まないよう,少しずつ成長していこうとする姿に触れられたことは,私としても嬉しいことでした。
審判が終わった後に彼に会いに行き,彼から最後に言われた言葉は,
「最初は,すぐに心開けなかったんですけど,…何度も来てくれて,…話しやすくて,…良かったです。ありがとうございました。」
犯したことが簡単に償えることはなく,自分を変えることも簡単なことではないと思います。
でも,少しずつでも前に進んで欲しいと思います。
私も弁護士として,微力ながらも頑張っていきたいと思います。
そういったわけで,このような中でも弁護士の助けや協力を必要とする方がいる限り頑張ろうと思いますので,当事務所も,節電をしつつ通常業務を行っています。
ただ,外出中や打ち合わせ中など電話に出られないこともありますのでご容赦下さい。
この状況でも,深刻な被害を免れた地域では,可能な限り通常どおり裁判が開かれています。
このような中で,昨日,ある事件の審判が終わりましたので,もちろん詳細は書きませんが,なんとなく,弁護士としての気持ちを書いてみたくなりました。
私も,国選弁護人など,刑事事件を扱うことがあります。
本人がえん罪を主張していれば,その主張を信じられる限り,えん罪によって刑罰を受けることがないよう,無罪を勝ち取るために弁護活動を行います。
ただ,刑事事件の多くは,自白事件(本人が事実を認めている事件)です。
その場合に弁護人としてできることは,被害者に対する償いをきちんとさせることなどのほか,本人に2度と犯罪をさせないような色々な対策をすることが考えられます。
もちろん弁護士が,事件終了後に一緒に生活して監督することなどできるはずもなく,1人の弁護士としてできることなど限られているかもしれません。
ただ,私が弁護人として,本人と関わったことで,何かきっかけになればいいと,また何かやってしまいそうなとき,挫折しそうなときに少しでも私のことを思いだしてくれればいいと,そう考えることがあります。
多くの弁護士は,国選事件でも一生懸命できる限りの弁護活動をしていると思いますが,何回も刑事裁判を経験している被告人の中には,「今までの弁護士はあまりちゃんと話を聞いてくれなかった」などと言う人もいて,どうせ有罪だから弁護士としても何もやりようがないだろうと半ば投げやりになっている人もいます。
そのような人達だって,逮捕されているとき,裁判を受けているときには,「もう犯罪はしたくない」,「もう刑務所は行きたくない」とは思っているのです。
そういう人達の裁判が終わったときに,彼らから,「今回の弁護士さん,すごい一生懸命やってくれて良かったです。もう絶対やりません。」と言われると,弁護士として,少し報われたというか充実感を感じたりします。
昨日の彼も,大変なことをしました。
何人もの人を傷つけ,また,色々な人を巻き込んでしまいました。
にもかかわらず,当初の態度は,反省しているのかどうか…,周りのもの全てに噛みつきそうな…,という感じでした。
もちろん彼自身のこれまでの人生の中で色々なことがあって,今の彼の人格を形成しているのだと思うけど,被害者に対してそんな言い訳が立つはずもありません。
そんな彼も,あるときから見違えたように考えが変わっていきました。
それだけで罪をあがなえるはずもありませんが,二度と被害者を生まないよう,少しずつ成長していこうとする姿に触れられたことは,私としても嬉しいことでした。
審判が終わった後に彼に会いに行き,彼から最後に言われた言葉は,
「最初は,すぐに心開けなかったんですけど,…何度も来てくれて,…話しやすくて,…良かったです。ありがとうございました。」
犯したことが簡単に償えることはなく,自分を変えることも簡単なことではないと思います。
でも,少しずつでも前に進んで欲しいと思います。
私も弁護士として,微力ながらも頑張っていきたいと思います。
そういったわけで,このような中でも弁護士の助けや協力を必要とする方がいる限り頑張ろうと思いますので,当事務所も,節電をしつつ通常業務を行っています。
ただ,外出中や打ち合わせ中など電話に出られないこともありますのでご容赦下さい。
今年もあっという間に1年が終わってしまいました。
仕事では色々な事件のご依頼を受け,忙しくさせていただきました。
仕事以外のところでは,実は今年も,2年に1回開催される「MUNDIAVOCAT」(ムンディアボカット)という弁護士サッカーワールドカップに参加してきました。
今回の開催地はトルコのアンタルヤという地中海沿岸のリゾート地でした。
前回のスペインよりも惨敗したため,サッカーの内容は書きませんが,世界中の弁護士との交流はやはり楽しかったです。
トルコ語を少し勉強して行ったため,トルコの弁護士や現地の人達との会話は結構通じましたし,初戦で対戦したアリストテレス(ギリシャ)の弁護士らとも親しく交流ができました。
まあ,もしまた機会があれば…。。
そんなわけで,仕事はまだまだ納まっていませんが,今年1年大変お世話になりました。
来年もよろしくお願い致します。
仕事では色々な事件のご依頼を受け,忙しくさせていただきました。
仕事以外のところでは,実は今年も,2年に1回開催される「MUNDIAVOCAT」(ムンディアボカット)という弁護士サッカーワールドカップに参加してきました。
今回の開催地はトルコのアンタルヤという地中海沿岸のリゾート地でした。
前回のスペインよりも惨敗したため,サッカーの内容は書きませんが,世界中の弁護士との交流はやはり楽しかったです。
トルコ語を少し勉強して行ったため,トルコの弁護士や現地の人達との会話は結構通じましたし,初戦で対戦したアリストテレス(ギリシャ)の弁護士らとも親しく交流ができました。
まあ,もしまた機会があれば…。。
そんなわけで,仕事はまだまだ納まっていませんが,今年1年大変お世話になりました。
来年もよろしくお願い致します。