昼メロ。

　不覚にも今日の冬の輪舞には感動してしまった。これでもかと言う不幸が押し寄せるいしのようこが、ついに病に冒され余命は３ヶ月。病名と余命を聞いてしまった娘しのぶは、動揺をまったく隠そうともしない学芸会のような対応で、わざわざ、いしのようこにほんとうに危ないんですよぉ、もう駄目なんですよぉ、って事を伝えてしまった。ただ、ここからのいしのようこのセリフと表情が良かった。
「あと、何ヶ月、半年、三ヶ月ぅ？」・・・って消え入るような声で・・・
　あの、独特のクジラのような目尻に隠し切れなくなった皺を深くきざんで、そのわりには、立派でつるつるのでこを光らせながら非常に穏やかな表情で・・・この瞬間だけはドラマとはまったく関係のない、人間とは、の方向に頭を飛ばせていただきました。まぁ、そのあとはいつもの如くの無茶苦茶演技のオンパレードになっていったんですけれどもね。
　これまでは、いしのようこが本気？で演技すると、いつ、襖の向こうから志村けんがはいってきてコントやるのみたいな雰囲気だったし、まぁ原作がおんなじって事で乳姉妹とかに似てるってのはしようがないのだけれど、ちょっと荒っぽいシーンと言うか展開になると、「え～これって牡丹と薔薇と一緒じゃ～ん」千鶴子が牡丹で友達使ってって、東海テレビさん、いっくらボタバラとか真珠が受けたとはいえ他のパターン考えてよ、ばっかだったんだけれどね。
　
　しかし、まぁ、いろんな事言いながら、ほぼ毎日見ていて、あげくに感動までさせられてるんだから、いいっかぁ。この『冬の輪舞』の次には『危険な関係』ってのをやるらしい。高橋かおり、この子は誘拐報道って映画の「うち、お父ちゃんすきや」ってのが忘れらんないけど・・・知らない間に大人になってラクロ原作のこ～んなのに出るようになってたんだなぁ。
　あれ～でも誘拐報道って犯人役ってか、お父ちゃんはショーケンだったんじゃないかなぁ・・・タイムリーすぎるよなぁ、ほんとに捕まっちゃったし。
　
　ちょうど煙草吸わなくなって、丸一日・・・吸いたくはないのだけれど、やっぱり考えがまとまらなかったりする。パソを打つイコール煙草をくわえるという習慣のほうが駄目なんだな。