goo blog サービス終了のお知らせ 

『L』のひとりごと

*U* 日々のひとりごと (思い出、記録、記憶・・) *U*

唐招提寺 経蔵と宝蔵を観察して。。

2021-06-21 | 建物
またまた唐招提寺・・ 左は宝蔵、右は経蔵です。

さてと、何が違うかということですが、高さは似通っていますが、、建築した時期が違います。
右側は、有名な正倉院より古いことがわかっています。

その理由は、唐招提寺創建以前の新田部親王邸の米倉を改造したものといわれ、唐招提寺で最も古い建造物
であり、日本最古の校倉です。 左側の宝蔵は、唐招提寺創建にあわせて建立されたといわれ、経蔵より一回り
大きいその堂々たる姿は、校倉の典型といえます。 と説明があるように気になるのは右の経蔵です。

左側の宝蔵は ヒノキ ってわかるのですが、経蔵は針葉樹となっていますがスギかヒノキ?か は不明のようです。
その宝蔵の屋根の下を見ると 六角形(三角に見える校木は実は六角形)で構成されています。


経蔵は 。。下の写真を見ると 屋根の下の木材が四角形です。 それは何の意味があるのか?
色々と調べてみましたが、、下で解説。。

話は変わり、同行者に言われて気が付いたことが数点ありました。先程の角材を使用していることもそうですが。

屋根の形 専門的には 反りがあるか?無いか?です。
写真ではわかりにくいのですが、お寺などは屋根がまっすぐでは無く、弓なりになってますが、経蔵の方はほぼ
まっすぐです。 それで 調べてみると、経蔵は 新田部親王邸の米倉を改造 とありますが、屋根の掛け方を変えたようで
私の推測では、その際に屋根の下地を取り換えて六角形の校木が角材になったのではと思っています。
また、屋根の反りですが、仏教建築には反りがありますが、それより前の時代の屋根はまっすぐだったのでは?
屋根も切妻だったようですし、伊勢神宮のように 三角の屋根が掛かっていたのではと推測しています。

ちなみに、データをまとめると、経蔵の大きさは 桁行5.61m 梁行4.7mです。
宝蔵は 桁行7.63m 梁行6.0m ですので、二回りほど大きい感じです。
ちなみに、校木などは継手が無く、加工は もちろん手加工 チョウナを用いたようです。
">
さて校倉作りは、中国から入ってきたんだろうか? との疑問が。。
8世紀には多くの校倉が建っていたようで、日本人が考えたものだと 私は思っています。

この他にも屋根の掛け方、土台、基礎部分など学ぶ部分が多くって、私には難しいですね。
そうすると、外国のログハウスとどっちが古い?が気になります。
フィンランドに世界最古と思われる丸太組みの家. 紀元前300​年頃 (弥生時代)ということですが、本当だろうか?
そして日本は?? ただ、現存する最古の校倉作りの建物は 唐招提寺の経蔵であるのは間違いでは無いでしょう。

長文失礼しました。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« もうすぐ、、、色々と行ける... | トップ | 名物へんば餅 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

建物」カテゴリの最新記事