二百人斬りに爆破シーン！

福山駅に到着すると、バラの花がいっぱいです。
いつも早め（早すぎる）私は駅前でキャッシュカードでとりあえずお金を
引き出し、喫茶に入りました。
時間が近づくと、チラホラそれらしき人が集まってきます。
制作も殆ど東京からで、知らない人が殆ど。心細いけれどどうってこと
ないか～
やがて来たロケバスに乗り込み、坂の上の海の前のホテルへ～
すぐ前は造船所です。
荷物が到着すると積み下ろしなのですが、女だろうが関係なし！
重労働です～衣装部屋で準備にはいり深夜まで仕事・・・
ひろ～いホテルの各自の部屋は二人部屋で清潔なきれいな部屋ですが
寝るだけ。嬉しいのは、ラジウム温泉がわいていたこと。
映画なので三人体制の衣装担当で、私は部屋で衣装の準備と着付けです。
現場は一名、忙しい時は応援に出たり、大衆の日は大阪から応援として、
数人プラスとなります。
登場人物、美女丸の帯は私のイメージで制作・・・
突然現場の一名が他の撮影現場に行くことになり、現場は私になりました。
ハードです。現場に出、帰ると洗濯、明日の準備山ほどの衣装の直し、
明日の予定表をみて、確認、もう深夜です。
明日も夜明け前出発～
二百人斬りに、爆破シーン！！
山場です～～～～

みろくの里へ～

”その現場いいな～”と周りから言われてもよくわからず、
早速衣装の準備、制作の運びとなり衣装コンテを見ながら、結構好きに制作
したり、衣装合わせ（役者さんが衣装を前もってあわせます）があり、
撮影がスタートしました。かなり若手の役者さんがメインで今では、
トップに立つ人気者ばかり・・・
”京都での撮影終了～次はみろくの里です”
どこですか？広島県福山市に行く事になり、それも三ヶ月近く・・・・
ホテルに泊り込み、洗濯機から山ほどの衣装ケースの積み込み、ミシン
アイロン、自分の荷物もあります。当分家を空けることになるし・・・
銀行にも、それに飼い猫もいるのに、いろんな人にお願いして、
新幹線のチケットだけ受け取り、集合場所福山駅前に向かいます。
京都駅でカツサンドとコーヒーを買い財布の中をみると、小銭だけしかなくて
さらえてなんとかたりましたが～
札を全部家に置いてきた～福山まで一文無し～