京都園芸倶楽部の元ブログ管理人の書笈

京都園芸倶楽部のブログとして2022年11月までの8年間、植物にまつわることを綴った記事を納めた書笈。

ストックの花の紹介でゆるゆると再開します

2021-02-01 07:57:14 | 園芸・植物・自然環境
1週間ほど前の1月24日の日曜日の朝に、当ブログを管理しているパソコンでひとつ前の記事を書き終えて下書き保存した後、何となく挙動がおかしいのでいったん再起動しようとしたらシャットダウン後に起動しなくなり、図らずも一週間のお休みをいただくことになりました。


ストックの花(日本材料学会の花壇で2021年1月撮影)


先週のうちに何か記事に使おうかしらと思っていたのに、なぜか「ストック」する羽目になったストックの花で再開したいと思います。

駄洒落はさておき、英語のストック(stock)には日本語としてもよく使われる「在庫、貯蔵」という意味以外に「茎、台木」という意味があり、このストックという植物は茎が太くて真っ直ぐに伸び、しっかりしている姿からそのまま名前につけられました。なお学名(属名)は、イタリアの医師で博物学者のマッティオリさんの名前にちなんだマッティオラ(Matthiola)です。

南ヨーロッパ原産のアブラナ科アラセイトウ属の多年草ですが、日本では一年草の園芸植物として扱われています。植え付けは秋で、花の最盛期は春になりますが、寒い時期から咲き始めることから冬の花壇を彩る数少ない園芸植物のひとつと言えるかもしれません。

また、和名のアラセイトウ(紫羅欄花)の語源は諸説あるようですが、ストックの葉や茎の表面はうっすらと細毛に覆われており、その様子がちょうどラシャ(羅紗)のように見えることから、ポルトガル語でラシャを意味する「ラセイタ」と「葉」を組み合わせた「葉ラセイタ」と呼ばれていたのが転訛したという説がそのひとつです。



新しいパソコンの試運転と、お休みを頂いて少しなまくらになった頭を元に戻すため、当面はゆるゆるとした投稿や更新になるかもしれませんが、ストックの花言葉でもあるこれまでの皆様との「愛の絆」に感謝しながら、再開したいと思います。今後ともよろしくお願い申し上げます。

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