京都園芸倶楽部の元ブログ管理人の書笈

京都園芸倶楽部のブログとして2022年11月までの8年間、植物にまつわることを綴った記事を納めた書笈。

この花が今年の咲き納めかな

2022-11-05 20:43:45 | 園芸・植物・自然環境
4日前に、今春に株分けしたシモバシラ(霜柱)の元の株も花を咲かせたことをお伝えしましたが、その後にもうひとつだけ花序が大きくなり花を咲かせてくれました。



この花が今年最後のシモバシラの花となりそうですが、一番最後にシモバシラらしい美しい姿でさいてくれたようです。もちろん先日紹介した花たちも愛らしいのですが、ちょっとシモバシラらしからぬ花序だったかもしれません。

咲き始めのシモバシラの花(過去記事より再掲。2022年10月撮影)


前回の記事でも触れましたが、8月にうっかり水切れを起こさせてしまい、もうだめかと思いきや、今の姿を見る限りは「そんなこと、あったっけ?」という状態にまで復活しました。この復活劇で植物の生命力に目を見張るとともに、生きるということがどういうことか、生き方について学びを得て、勇気づけられました。
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親株のほうも咲いてくれました

2022-11-01 18:35:01 | 園芸・植物・自然環境
先週に株分けしたほうが先に花を咲かせたとお伝えしたシモバシラ(霜柱)ですが、株分けの親玉にあたる株のほうも花を咲かせてくれました。



前回の投稿で紹介した花の写真は咲き始めを撮影したもので、こちらはタイミングよく写真を撮影することができただけですし、そのまま比較するとかわいそうですが、咲き初めはこんな感じといえますね。

咲き始めのシモバシラ(別の花穂。過去記事より再掲)


もうひとつの花穂もちょうど見頃で、こちらのほうが立派な花穂でしょうか。



じつは8月に数日だけ家をあけないといけない用事があり、水やりができなかったことがありました。置く場所を工夫して出掛けたのですが、やはり帰宅後から8月下旬にかけて次々と葉を落としたので「枯らしてしまったか」としょんぼりしていたら、少し涼しくなった頃に新芽が芽吹き、枝の整理を兼ねて切り戻しを行ったら、青々とした葉を茂らせて花まで咲かせてくれました。

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時期が時期なので、花を咲かせながらぽつぽつと葉を落とし始めてもいますが、この数か月のシモバシラの復活劇を見て、苦境に立たされたときに身の施し方、処世術を学ばせてもらったと思っています。
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色づき方がミニトマトみたい?

2022-10-29 17:55:17 | 園芸・植物・自然環境
今年もたわわに実をつけて、色づき始めていました。毎年、ゴールデンウイーク頃に花を楽しみにしているドイツスズラン(独逸鈴蘭)の液果です。




こちらは昨年の春に撮影した花ですが、白い清楚な花を毎春楽しみにしています。


ドイツスズランの花(過去記事より再掲。2021年4月撮影)


花を見つけてから、秋になると赤い実をつけることを知り、秋になると実の色づきも気になるようになりました。この数年はほとんど実を落として、少し残っているときの状態しか写真に撮れなかったのですが、今年はたわわについている状態を撮影できました。

熟すにつれだんだん赤く色づき、下のほうの実は上のほうの実より熟し始めが遅いのだと思いますが、色づき方をみているとミニトマトを連想してしまいました。残念ながら、この液果には毒性成分が含まれているので食べられませんが……

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ミニトマトと書こうとして、ふと「プチトマトとの違いは何?」と思ったので調べてみると、インターネットの情報なので正確性はわかりかねますが、どちらも同じ小さなトマトを指す言葉になるようですね。

今は取り扱っていないそうですが、以前タキイ種苗が「プチトマト」というトマトの品種を輸入して、そのままプチトマトを商品名で販売していたそうです。販売されていた頃はミニトマトが総称で、プチトマトはミニトマトに含まれるトマトの一品種だったということになるのかもしれません。現在はどちらも総称的に使われているようですし、意味が通じればどちらでもよいでしょうね。
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見目麗しく……とは言えないけれど咲き始めました

2022-10-25 18:36:54 | 園芸・植物・自然環境
1週間ほど前になりますが、枯れ始めた葉に隠れていたので、あるとは気づいていなかった花穂の蕾がほころび、一番花が咲き始めていました。



2週間ほど前に、こちらの記事で紹介した管理人が楽しんでいるベランダ園芸のシモバシラ(霜柱)の花です。予想どおり、咲き始めは今月の下旬で、小さな花序という結果になりました。

リンク先の記事で紹介した花穂とは別で、例年のように見目麗しくというような咲き姿ではないのですが、咲いてくれるとうれしいものです。

さらに、一番花がさいたのは、今春に株分けして、どこにも植えるところがなくビニルポットで放置していた子なので、喜びもひとしおです。小さなポットで栄養や水もふんだんにあるわけではないのに、置かれた場所で健気に生き抜く姿にいろいろな気づきを得ることができました。感謝です。

ところで親株のほうはと言いますと……



あまり花芽がついていないのですが、日に日に大きくなっていますが、今月中に咲くだろうか?
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さて何という植物の花でしょうか

2022-10-15 17:28:45 | 園芸・植物・自然環境
先日の日曜日の午前中は、東山いきいき市民活動センターにあるビオトープの毎月定例の整備活動日でした。午後からは私も外部協力者として参画しているセンターの別事業のイベントの準備もあったので、朝から夕方まで一日中センターにいたのですが、中庭の一隅でこんな花を見つけました。何の花かわかりますでしょうか。



もったいぶらずに答えますと、ミョウガ(茗荷)の花です。ちょうど収穫時期を迎えていて、土から出てくる前のものを見つけては掘り出して収穫物をみんなで分け合っているのですが、見逃してしまったものもあって、そこから花が咲き始めています。

実物を見たのは初めてで、勝手に同じショウガ科のショウガ(生姜)やウコン(鬱金)の花に似ているのかなと思いましたが、花のかたちも咲き方もちょっと違うのでしょうか。


ウコンの花(京都府立植物園にて2016年8月に撮影)


ショウガは原産地がインド等の熱帯アジアですが、原産地でもたくさんの花が咲く姿は見られないようですね。ショウガは地下茎を横に伸ばして地上部に茎葉を出していきますが、もうこれ以上地下茎を伸ばさないとなったところで花茎を伸ばして11月頃に花を咲かせるようです、でも、日本だと花茎が伸びる前に収穫してしまったり、花茎ができても11月は花を咲かせるには寒すぎるといったことで花を見るのはなかなか難しいようです。

よく植物園などではこちらの花を見かけることが多いのではないでしょうか。ハナシュクシャ(花縮紗)の花です。


ハナシュクシャの花(京都府立植物園にて2015年8月に撮影)


和名ではなく英名のジンジャー・リリーの名前で紹介されていたり、単にジンジャーと名札に書かれていることのほうが多いかもしれません。ただし、ジンジャーと言ってもショウガとは別属の植物で、残念ながらこちらはショウガの花ではないのです。

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さて話を元に戻して、ミョウガを植えてある場所には大葉やローズマリーも植えてあり、最初から意図していたわけではないのですが、薬味や香辛料になる植物が集められた状態になっています。単に育てるだけでなく、これらを利用したイベントができないか、みんなで案を出し合って企画してみようか考え中です。
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