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仔猫と小説

2023-09-07 07:47:00 | 日記

批判はしないでください。
心が弱いので!

昨日は創作日でお休みしました。

では 相変わらず微妙な小説をお楽しみください。



映画館の古びた建物は、静寂に包まれていた。夜が更け、カーテンの影が揺れる中、若いカップル、夫婦に見える二人が、手を繋ぎながら古典的なホラー映画を楽しんでいた。彼らの名前は亮太と美咲だった。

映画は恐怖のピークに達し、緊張感が頂点に達する瞬間、突然、スクリーンが黒くなり、映画館全体が暗闇に包まれた。観客席からは驚きの声が上がったが、亮太と美咲は冷静に手を引き寄せ、何かが起こるのを待っていた。

急に、薄暗いスクリーン上に一筋の文字が浮かび上がった。それは「私たちは死者の国へ案内します」という言葉だった。映画館の客席に不安が広がり、亮太と美咲は困惑した表情を浮かべた。

そして、スクリーンに映し出されたのは、廃墟と化した映画館の中庭だった。亮太と美咲は恐怖に取り巻かれながら、スクリーンから抜け出すことができないことに気づいた。

次に映し出されたのは、映画館の中に佇む不気味な人々だった。彼らはみな黒い服をまとい、仮面をつけ、死者のような目をしていた。亮太と美咲は心臓がバクバクと高鳴り、逃げ出そうとするも、出口はすでに存在しないことに気付いた。

映画館の奥から不気味な音楽が流れ、客席からは恐れの声が上がった。亮太と美咲は必死に抵抗し、叫び声を上げた。しかし、彼らの声は映画館の壁に吸い込まれ、響き渡らなかった。

恐怖の中、亮太と美咲は映画館の中をさまよい歩き、奇怪な景色が広がる中、次第に理解した。彼らは死者の世界に取り込まれてしまったのだ。映画館はこの世とは異なる次元への扉だった。

長い夜が明け、亮太と美咲は絶望に包まれたまま、映画館の中で永遠に閉じ込められた。何度も試みたが、生者としての帰路は絶たれていた。彼らの笑顔も、愛も、すべてが永遠に映画館の闇に閉じ込められたまま、二人は身の毛もよだつ怪談の主人公となったのである。


相変わらず微妙な文章ですみません。


では、また