はんこ屋で飯なんか・・・食えるもんかっ!

はんこ屋で飯が食えない紛れなき事実を日々の売上からリアルタイムに検証し、新たな学説を確立する

現金取引

2008-06-20 19:11:24 | Weblog
体調は徐々に回復しつつある。朝、印材屋に黒水牛の注文を入れた。今日も天気が悪く3時を過ぎてもお客さんは来なかった。初めて来店したのが印材屋だった。ここは過去につけをかなりの期間溜めたことがあるので、現金取引しかしてくれない。お金を払って2本受け取った。あすから彫ろう。それにしても現金取引はいいもんだ。もともと掛けは好きじゃないが、仕入先がそうしてくれと言うものだから、いわゆる商慣習に渋々従ったまでのこと。所詮はんこ屋は現金商売。お金をもらわず喜んで印鑑彫ったはいいが、取りに来ないといったケースはよくあるのだ。お金を先に払ったお客さんは百パーセント近くお渡し日もしくはその翌日にいらっしゃる。お金を払ってないお客さんはひと月あとでも取りに来たら幸運と言える。大袈裟だが金に左右される人間の哀しさは、段ボール一杯の引き取り手のない商品が物語る。