知久寿焼
俺はホームセンターで買った
(と、思われる)椅子が結構気に入って
それに座って、コーラのダース箱を足置きにしてんだけど、これがまた快適で家時間のほぼはソコに座ってる。
下手すりゃこのまま寝れそうな勢い。
そうしたらもう他のものが必要なくなるんだけど、
こうして一生のほとんどを椅子の上で過ごす。
みたいな感じのサイエンステレビで、
一生のほとんどを木の上で過ごします。
みたいな、動物にちょっと憧れてて。
それも子供の頃から。
立って半畳ねて一畳精神ってのは
人間のDNAに刷り込まれてる気が
すんだけど、あなた方はどうだろ。
ま今もこうして、椅子の上で豆電気つけて
酒を呑みながら書いてんだけど。
一生を椅子にすわって過ごす。
一生のを木の上で過ごす。
いっけんあえて不自由を謳歌してる
ように見えるかもしれないが、
自由というのは一体どういう
状態なのかを知りたい。
どこまでいっても金に制限はあるし
物の数も制限はあるし時間に制限されてるし、病気と法律に逆らえないし、
俺が思うに自由ってのは制限されてる範囲までの事で、自由になりたい人は制限の幅を広めたい人であって。
そう思うと自由の反対語が統制だの支配だのではない気がすんだけど、
で、究極的に最終的に、肉体の制限があってそれの範囲を広めることはジ・エンドになるわけよ。
前にこんな話を聞いた事がある。
ストレスが0%になった性別は死ぬ。と、
つまり生きている事が、ストレスであり幅だのなんだと思うと、もうこの世に自由というものは存在しないんじゃないかと。