今日は、岐阜大学大学院医学系研究科小児病態学臨床准教授 寺本 貴英先生の講演を聞いてきました。とっても大切なことだと思うので紹介します。
食物により引き起こされる生体に不利益な反応で、しかも「非毒性食品」による反応を「食物アレルギー」といいます。
普通は、食べてから数分で「湿疹、痒み」「目の充血、めやに」「咳、呼吸が苦しい、ぜん息」「くしゃみ、鼻水、鼻づまり」「赤み、むくみ」「腹痛、下痢、嘔吐」などのアレルギー症状がでるのは皆さんも知っての通りです。
メロンやパイナップル、マンゴー、キウイなどの果物を食べて口の中がイガイガしたりのどが変な感じになったりしたことはありませんか?これは、「口腔アレルギー症候群」。
ある食品を食べただけでは特に何でもないのに、食べた後に運動をしたり、入浴したりして血行がよくなると、アレルギー症状がでる「食物依存性運動誘発アナフィラキシー」というやっかいなアレルギーもあるようです。でも、この場合、運動を制限するのでなく、アレルギーの原因(アレルゲン)の食品を控える指導をされているとのことでした。(主治医とよ~く相談することが大切!!!)
アナフィラキシーって何?
命に危険を及ぼすような重篤で広範な全身性のアレルギー反応のことです。
蜂に刺されて死亡する事故などがありますが、最近は「ピーナッツ」によるアナフィラキシーも増えてきているそうです。ただ、同じ食品でも調理の仕方によっても反応の強さが違うこともあるようですが、気を抜かないことですね。
font color="red">アナフィラキシーの緊急対応についてのお話もありました。
血圧低下や脳への酸素不足をふせぐためにも、足は20cm位あげて、あごは気道を確保するように必ず寝かせること。座らせると血圧低下を招いてしまう。。。
アナフィラキシーやアレルギー反応を起こしたことのある人などは、「エピペン」という自己注射をたえず携帯して自分の命を守っています。
でも、「いざ!!!」というときは、周りにいる人たちの協力が必要となります。私も、店頭での啓発活動を頑張らなくっちゃ!!!