芸術館の恒例イベント「大人の家庭科&お気楽アート教室」。
今年で10年目になりました
この夏に開催した3つの教室のようすを、すこしご紹介します。



第1回:7月5日(水)
「はじめての陶芸」
講師には、山下雅恵先生(観月窯主宰)と、
助手の柴田さんをお迎えしました
今回は、たたら板づくりで、陶器の入れ物を作りました。
みなさんには、花入れかピッチャーから、お好きなほうを選んでいただきました。

板状の粘土を、ペットボトルに巻き付けて、形を作ります。
初心者向けワークショップということで、
なるべく気楽に簡単に、陶芸に触れていただけるようにと、
今回も先生が頭をひねってくださいました

どんな飾りをつけようか?と、参加者同士でワイワイやっておりました。
そして・・・

できあがった作品の一部が、こちら!
しばらく乾燥させてから、
先生が素焼きをして、釉薬をかけて、もう一度焼いてくださいます。
焼き上がった作品は、8月1日から、芸術館2階事務室でお受け取りいただけます。
受け取り期間は8月いっぱいとなっておりますので、お忘れ無く
第2回:7月12日(水)
「日本人なら知っておきたい!岩絵具」
講師には、阿部啓明先生(平面造形作家)をお迎えしました
「岩絵具」とは、日本画に使われる材料のひとつ。
一般的に、天然の鉱物を砕いた顔料を指します。
今回は、この岩絵具をはじめとしたさまざまな材料に触れながら、
日本画の基本を学びました。

はじめに、先生のお話を聞いてから・・・

実際に、日本画の材料や技法に触れてみます。
まず、にじみ止めをした和紙全体に、「水干(すいひ)絵具」を塗ります。
水干絵具は、もともと土を精製して作られたもので、泥絵具とも呼ばれます。
これを下地として塗っておくことで、上から塗る岩絵具の定着を良くするそうです

次に、岩絵具を、膠(にかわ)液で溶く作業。
岩絵具は鉱物を砕いただけのものですから、そのままでは和紙などに定着しません。
そこで、膠という接着剤の出番です。
膠とは、主に動物の骨や皮に含まれるコラーゲンを加工して作られたもの。
これを水で煮溶かしたもので、岩絵具を溶いていきます

膠液で溶いた岩絵具で、いよいよ彩色に挑戦!
水彩や油絵の具とは違う、描き心地・塗り心地です。
一色塗っては乾かし、また一色塗っては乾かし・・・

すてきな作品が仕上がりました
今回は、ほんとうの初心者向けだったので、
先生が描いてきてくださった下絵を和紙にトレースして、そこに彩色を施しました。
色の濃さや塗り方の違いだけでも、それぞれ表情が違っていて、おもしろかったです。
第3回:7月19日(水)
「はじめてのアイヌ刺繍」
講師には、桃井芳子先生(アイヌ文化活動アドバイザー)と、
助手の伊藤さんをお迎えしました
今回のお題は、ブックカバー。
藍染めのすてきな布で先生が手作りしてくださったカバーに、
みなさんお好きな色の糸で、アイヌ文様を刺繍していきます。

刺繍に慣れていない方も、大丈夫!
先生方が、優しく楽しく、ときどきちょっと厳しく、教えてくれます

みなさん、黙々と針を動かして・・・

色とりどりのブックカバーが完成しました
お気に入りのものが身近にあると、なんだか嬉しいですよね。
それが自作であるなら、なおさらだとおもいます。
完成した作品、ぜひ使ってくださいね!



どの講座も、楽しく真剣に、ものづくりに取り組みました!
先生方、参加してくださったみなさん、ありがとうございました
次回の「大人の家庭科&お気楽アート教室」は、来年2月に実施予定です。
どんなラインナップになるでしょうか!
ご期待ください
投稿者 W.H.
今年で10年目になりました

この夏に開催した3つの教室のようすを、すこしご紹介します。



第1回:7月5日(水)
「はじめての陶芸」
講師には、山下雅恵先生(観月窯主宰)と、
助手の柴田さんをお迎えしました

今回は、たたら板づくりで、陶器の入れ物を作りました。
みなさんには、花入れかピッチャーから、お好きなほうを選んでいただきました。

板状の粘土を、ペットボトルに巻き付けて、形を作ります。
初心者向けワークショップということで、
なるべく気楽に簡単に、陶芸に触れていただけるようにと、
今回も先生が頭をひねってくださいました


どんな飾りをつけようか?と、参加者同士でワイワイやっておりました。
そして・・・

できあがった作品の一部が、こちら!
しばらく乾燥させてから、
先生が素焼きをして、釉薬をかけて、もう一度焼いてくださいます。
焼き上がった作品は、8月1日から、芸術館2階事務室でお受け取りいただけます。
受け取り期間は8月いっぱいとなっておりますので、お忘れ無く

第2回:7月12日(水)
「日本人なら知っておきたい!岩絵具」
講師には、阿部啓明先生(平面造形作家)をお迎えしました

「岩絵具」とは、日本画に使われる材料のひとつ。
一般的に、天然の鉱物を砕いた顔料を指します。
今回は、この岩絵具をはじめとしたさまざまな材料に触れながら、
日本画の基本を学びました。

はじめに、先生のお話を聞いてから・・・


実際に、日本画の材料や技法に触れてみます。
まず、にじみ止めをした和紙全体に、「水干(すいひ)絵具」を塗ります。
水干絵具は、もともと土を精製して作られたもので、泥絵具とも呼ばれます。
これを下地として塗っておくことで、上から塗る岩絵具の定着を良くするそうです


次に、岩絵具を、膠(にかわ)液で溶く作業。
岩絵具は鉱物を砕いただけのものですから、そのままでは和紙などに定着しません。
そこで、膠という接着剤の出番です。
膠とは、主に動物の骨や皮に含まれるコラーゲンを加工して作られたもの。
これを水で煮溶かしたもので、岩絵具を溶いていきます


膠液で溶いた岩絵具で、いよいよ彩色に挑戦!
水彩や油絵の具とは違う、描き心地・塗り心地です。
一色塗っては乾かし、また一色塗っては乾かし・・・

すてきな作品が仕上がりました

今回は、ほんとうの初心者向けだったので、
先生が描いてきてくださった下絵を和紙にトレースして、そこに彩色を施しました。
色の濃さや塗り方の違いだけでも、それぞれ表情が違っていて、おもしろかったです。
第3回:7月19日(水)
「はじめてのアイヌ刺繍」
講師には、桃井芳子先生(アイヌ文化活動アドバイザー)と、
助手の伊藤さんをお迎えしました

今回のお題は、ブックカバー。
藍染めのすてきな布で先生が手作りしてくださったカバーに、
みなさんお好きな色の糸で、アイヌ文様を刺繍していきます。

刺繍に慣れていない方も、大丈夫!
先生方が、優しく楽しく、ときどきちょっと厳しく、教えてくれます


みなさん、黙々と針を動かして・・・

色とりどりのブックカバーが完成しました

お気に入りのものが身近にあると、なんだか嬉しいですよね。
それが自作であるなら、なおさらだとおもいます。
完成した作品、ぜひ使ってくださいね!



どの講座も、楽しく真剣に、ものづくりに取り組みました!
先生方、参加してくださったみなさん、ありがとうございました

次回の「大人の家庭科&お気楽アート教室」は、来年2月に実施予定です。
どんなラインナップになるでしょうか!
ご期待ください

投稿者 W.H.