地方公務員の 日々淡々

地方公務員の私が日々の出来事や思ったことをづっていきます。なお、一応フィクションです。

12月20日(金)

2013-12-21 | Weblog
 どうという事も無く一日が終了。3連休があり、4日行くと年末年始の9連休になる。職場内も、年内の処理を目指して慌しくなる人と、年末に向けて気が緩みだす人が混在しているが、財政サイドは予算の編成に向けて年末年始も無く仕事をするので、ややピリピリしていて打ち合わせもやりづらい。定時退社、1時就寝。

12月19日(木)

2013-12-20 | 仕事雑感
 社内で打ち合わせを3本。思ったところとして、結局のところ、「仕事が来るというのは、自分の存在の必要性を認められていること」とか「仕事を引き受けて、成果を上げて、自分の必要性を表現する」という考え方が役人にはないのが問題。仕事は「チャンス」ではなく「厄介もの」「片付けるべきもの」という発想なのだろう。雇われ人とは、仕事の成果で処遇が決まらないのであれば、「何をどれだけやったか」ではなく「時間が経過する」で給料がもらえることになるが、仮にこのとおり動いてしまうのであれば、これはもう、開いた口がふさがらない。
 夜は忘年会。飲み会のたびに、「もう2度と行くものか」と思ってしまうが、こればかりは行かざるを得ない。1時就寝。

12月17日(火)

2013-12-18 | 読書(小説)
 打ち合わせを2本。年末に向けた駆け込みの仕事が増えてくる。社長の方針は出ているのに社内で仕事の押し付け合いをしていて、気がめいる。定時退社。10時半就寝。

「猛スピードで母は」(長嶋有著、文春文庫)読了。小説である。特に事前の調査も無いまま、何となく本屋で手にとって買って見た本だが、非常に面白かった。特に大きな事件が起こるわけでも冒険するわけでもないが、ストーリーに引き込まれ、また文章も非常にきれいで、気づいたら読み終わってしまっていた。こういう小説家も居たのか、と思うとややうれしくなる。
 女性が書いた本だと思っていたが、筆者は男性とのこと(ネットを見ると、方々で同様の感想が書かれている)。1972年生まれとのことなので、ほぼ同年代であるが、書かれている時代背景は若干われわれの世代よりも前の時代の感じがする。単に自分が世の中の事を知らなかっただけかもしれないが。

12月16日(月)

2013-12-17 | ニュース雑感
 打ち合わせをしたり資料を作ったり、それなりに忙しくなってきてはいるが、定時で予定通り退社。寝つきが悪く1時半就寝。

 北朝鮮の張成沢の処刑の件。辛坊治郎氏がラジオ番組の「ズーム」で解説があった。結局のところは「今の北朝鮮の内情は、たぶん誰にも分からない」との事。
 別のニュースでは、張成沢系の貿易関係者100人余りが姿を消す、との記事もあった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131215-00000007-cnippou-kr
 どこまで本当かは分からないが、張成沢が中国とのパイプが強い人物との話はあるし、辛坊治郎氏も経済関係での中国との話は金正恩よりもの張成沢が受けていたらしいと言っていたので、中国でお金を作って北朝鮮に送るという作業をやっていた人間がいたことは想像に難くない。
 また、辛坊治郎は金正恩にとって張成沢が目の上のたんこぶだったので粛清した、と説明した上で、金正恩がスターリンのように恐怖で国内を安定させる政治を行う可能性があると言っていた。この場合、金正恩がある程度、力を持っている、という事になる。一方で、軍部が張成沢を追い詰めた、とも説明しており、この場合、金正恩がゴーを出したのか、軍部の動きを認めざるを得なかったか、で判断が異なる。
 その他、ネットを漁っていると、軍が先行して動いているとの説を上げている人も多い。
 気になるのは、今後中国がどう動くか。辛坊治郎氏もラジオで言っていたが、北朝鮮は中国とアメリカ陣営との緩衝地帯的な意味があり、北朝鮮がつぶれると、それが韓国の北上であれアメリカの上陸であれ中国の南下であれ、いずれにせよ中国と米韓が国境を陸地で接する事になる。緩衝地帯を維持したいのであれば、北朝鮮の体勢を維持するために内政に干渉してくる事は十分にありえる。北朝鮮は中国に、特に経済的に非常に頼っており、中国の考え一つで金正恩の追放も可能なくらいの影響力は中国が持っているはずである。
 いずれにせよ、そのような中国とのパイプを粛清してしまった(中国も知らないうちに進んだ、との説も)のだから、北朝鮮のやっている事がいかに不可解であるか。このような国に生まれなくて良かった、という感想は事実だが、わが国をこのような国にしないよう努力する必要がある。そういう意味では反面教師でもある。

12月14日(土)

2013-12-15 | 読書(社会)
 大掃除の続きをやるが、一部屋やって窓をキレイにすると、もう疲れてしまい、終了。12時半就寝。
 
「語られざる中国の結末」(宮家邦彦著、PHP新書)読了。筆者は元外務官僚。ネットではキヤノングローバル戦略研究所主幹となっているが、外交政策研究所の代表も勤めている模様。また前の安倍内閣で「総理公邸連絡調整官」もしていたとのこと。
 本の内容自体はどうのこうのということも無く、筆者がいろいろ今後考えられるパターンを並べてくれてあって、政治家や外務省はこれをきちんとやりながら対中政策を考えていくべきだとは思うが、地方公務員の立場では頭の体操という読み方になる。
 それから、筆者の「中国に関しては、今おきていることについて、現状を分析して見るのではなく長い歴史の流れの一部として見るべきである」という主張についても、かつて香港やマカオを割譲ではなく99年の租借とした(=100年後、中国が欧米に対抗し得る力をつけるころに確実に取り返す、という考え)などが有名で、確かにそうした傾向はあるかもしれないが、一方で政府が軍を統制できていなくて、軍が勝手な判断で動いている部分もあるのだから、どこまでその考えを適応すべきかは微妙なところ。
 この本で参考になったのは、中国は思考の傾向や方向性に、日本や欧米と全く異なる部分があるという事。それから、中国人にはかわいそうだが、中国が平和になると日本が危ない、ということ。現在の中国は日本を遥かに上回る予算を軍に費やしながら、その予算の半分が国内の反乱分子の鎮圧に向かっているといわれているが、なまじ中国に民主主義が根付き国内が安定した場合、「2分の1」が「1」に戻るだけでなく、中国国民が政府に強力するのだから、2にも3にも鳴る。日米同盟程度では中国の力を抑えきれなくなる。つくづく、今の日本というのは、微妙なバランスの上に成り立っているものだと思う。

12月13日(金)

2013-12-14 | ニュース雑感
 打ち合わせが入り、久しぶりにそこそこ忙しい一日。それでも定時で終えて、夜は忘年会。3次会まで付き合い、帰宅。12時就寝。飲み会へ行くと、帰りにいつも「しゃべりすぎた」と反省するのだが、普段しゃべれない人が無理にしゃべるからこうなるのだろうか。

 北朝鮮で、張成沢が処刑されたニュース。ネット上も新聞各紙も取り上げているが、張氏がなぜ処刑されたのか、全く理由がつかめない。北朝鮮の公表する「国家転覆陰謀罪」という理由は当然信用できない。
 北朝鮮においては金正日時代からナンバー2であり、中国との関係の深い人物だったという。金正恩にとって年上であり、一族(妻が金日成の娘)であり、祖父の金日成の時代からの人物であり、ということで、金正恩が北朝鮮のトップになるに当たってさまざまな役割を果たした事は想像に難くなく、よってもしかしたら金正恩に指示できるようなレベルの人物だったのかもしれない。金正恩にとって邪魔な存在だったとは思う。さらに言えば、張氏が中国とのパイプも活用すれば、金正恩を追い出す事も可能(=中国とのパイプ等を背景に金正恩に圧力をかけることも可能)という推測も出来る。
 すくなくとも、中国とのパイプを切るというのは北朝鮮にとって死活問題であるから、別に中国とのパイプを確保できたという事か。
 新聞各社の分析はまちまちで、金正恩が権力を確立したからナンバー2を切ることが可能になったというものもあれば、権力基盤がまだ脆いからナンバー2を切らざるを得なかったとの記事もある。
 不可解なのは、張氏の失脚は少し前から報じられていて、張氏の側近が処刑されたり亡命したりというニュースがここ数日あって、それからの張氏の処刑だった。常識的に考えれば、張氏の判決と同時、もしくはそれ以後に、その取り巻きも同じ罪で処罰される、という順のはずだが。この数日のタイムラグはどういうことだろう。ちなみに、張氏の処刑に当たっては、裁判の判決が出てその日のうちの処刑。やろうと思えばすぐにできた。側近を処理して諸外国の出方を伺った上での今回の処刑だろうか。
 さらに、中国の出方はどうか。中国の反応についてのまともな記事をまだ見ていない気がする。
 張氏が処刑されたということは分かるが、その背景がさっぱり分からない。それから、今回の処刑で北朝鮮はどうなるのか、金正恩体制は強化されるのか、弱体化するのか。マスコミにはそういうところの分析もきちんとやってほしい。北朝鮮がとんでもない国だという記事も随分目にするが、そんな事はいまさら強調されなくてもわかっている。

12月12日(木)

2013-12-13 | 読書(歴史)
 社内の打ち合わせに出てみると、相手方はそれなりにえらい人が二人も出てきてしまい、やや難儀する。組織の内部の打ち合わせでは、年齢とか「格」とかが妙に説得力を醸し出す(あくまでも醸し出すだけだが、場を支配できるので性質が悪い)ので、困ったものだが、仕方がない。それ以外はいつもと同じ一日。定時で退社、12時就寝。

「日本史の謎は「地形」で解ける」(竹村公太郎著、PHP文庫)読了。先日荒俣氏の本の中で紹介されていたもの。読んでみると、荒俣氏の本で紹介されていたような切れ味のいい内容ばかりではなく、また、日本史をキッチリ勉強している人からすると「トンデモ本」扱いされかねないが、読み物としては面白い。
 それより何より、思ったのは、日本という国は土木技術を古くから必要としていたという事。古代ローマも土木技術が非常に発達していたが、日本も古代ローマとは土木技術の必要性に違いがあるのかもしれないが、限りのある国土にきちんと手を入れながら歴史を刻んできた事が良く分かる。古代ローマの技術は末期から中世にかけていろいろなものが途絶えてしまったが、日本は今日まで連綿と伝えてきてるんじゃないかと思うがいかに。

12月11日(水)

2013-12-12 | F1
 特段何も無し。定時退社、12時就寝。

F1関係のニュース。来年度、最終戦のポイントを2倍とするという発表に対して反発が出ている。
2014年F1、最終戦ポイント2倍に反対の声
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131211-00000003-fliv-moto
ベッテル「最終戦だけポイント2倍なんてばかげてる」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131211-00000009-rcg-moto
 F1は、年間20レース近くを戦うが、1レースごとに順位に応じたポイントを付与し、これが通年で一番多かった人がチャンピオンになる。最終戦のポイントを2倍にするということは、昔クイズ番組でよくあった、「ラスト問題はポイント2倍」と同じこと。
 今年のベッテルがあまりに強く、早い段階でチャンピオンが決まってしまい、終盤の何戦かが消化試合になってしまったというのが原因。興業主としては、出来るだけ最後までチャンピオン争いがもつれてくれないと、入場者数やテレビの視聴率等に支障が出る、と誠に分かりやすい理由。
 だが、さすがに最終戦でポイント2倍は、やりすぎの感がある。だいたい、F1にせよオリンピックにせよ大リーグにせよ、スポーツを金儲けの材料にし始めた結果、スポーツ性はぎりぎりまで減じて出来る限り金儲けの出来る仕組みにする、という方向性で話が進んでいるので、バランス感覚に長けていないとこのようなアイディアを出してしまう事になるのだと思う。
 過去にもシューマッハが強すぎるときにポイント制度が変更になったが、このときは1位と2位とのポイント差が大きすぎる事を是正したものだった。
 サッカーにせよオリンピックにせよF1にせよ、欧米人が仕切ると結局スポーツを金儲けの材料として扱うようになる。プロ野球もWBCはそうした傾向が強い。柔道にしてもカラー柔道着などを考え出したのも欧米。金の亡者という事なのだが、これをスポーツという、どちらかというと純粋な世界を使ってやるのだから、実にあくどい。