地方公務員の 日々淡々

地方公務員の私が日々の出来事や思ったことをづっていきます。なお、一応フィクションです。

12月13日(金)

2013-12-14 | ニュース雑感
 打ち合わせが入り、久しぶりにそこそこ忙しい一日。それでも定時で終えて、夜は忘年会。3次会まで付き合い、帰宅。12時就寝。飲み会へ行くと、帰りにいつも「しゃべりすぎた」と反省するのだが、普段しゃべれない人が無理にしゃべるからこうなるのだろうか。

 北朝鮮で、張成沢が処刑されたニュース。ネット上も新聞各紙も取り上げているが、張氏がなぜ処刑されたのか、全く理由がつかめない。北朝鮮の公表する「国家転覆陰謀罪」という理由は当然信用できない。
 北朝鮮においては金正日時代からナンバー2であり、中国との関係の深い人物だったという。金正恩にとって年上であり、一族(妻が金日成の娘)であり、祖父の金日成の時代からの人物であり、ということで、金正恩が北朝鮮のトップになるに当たってさまざまな役割を果たした事は想像に難くなく、よってもしかしたら金正恩に指示できるようなレベルの人物だったのかもしれない。金正恩にとって邪魔な存在だったとは思う。さらに言えば、張氏が中国とのパイプも活用すれば、金正恩を追い出す事も可能(=中国とのパイプ等を背景に金正恩に圧力をかけることも可能)という推測も出来る。
 すくなくとも、中国とのパイプを切るというのは北朝鮮にとって死活問題であるから、別に中国とのパイプを確保できたという事か。
 新聞各社の分析はまちまちで、金正恩が権力を確立したからナンバー2を切ることが可能になったというものもあれば、権力基盤がまだ脆いからナンバー2を切らざるを得なかったとの記事もある。
 不可解なのは、張氏の失脚は少し前から報じられていて、張氏の側近が処刑されたり亡命したりというニュースがここ数日あって、それからの張氏の処刑だった。常識的に考えれば、張氏の判決と同時、もしくはそれ以後に、その取り巻きも同じ罪で処罰される、という順のはずだが。この数日のタイムラグはどういうことだろう。ちなみに、張氏の処刑に当たっては、裁判の判決が出てその日のうちの処刑。やろうと思えばすぐにできた。側近を処理して諸外国の出方を伺った上での今回の処刑だろうか。
 さらに、中国の出方はどうか。中国の反応についてのまともな記事をまだ見ていない気がする。
 張氏が処刑されたということは分かるが、その背景がさっぱり分からない。それから、今回の処刑で北朝鮮はどうなるのか、金正恩体制は強化されるのか、弱体化するのか。マスコミにはそういうところの分析もきちんとやってほしい。北朝鮮がとんでもない国だという記事も随分目にするが、そんな事はいまさら強調されなくてもわかっている。