今度たどりついたお寺はここです。
龍沢山長圓寺と号し、曹洞宗の禅寺で、室町時代永禄十一年(1568)に華山秀委和尚によって開山されました。江戸時代の天保年間(1830〜1843)と嘉永五年(1852)の火災により山門を除いて焼失しました。現在の本堂は文久年間から明治四年(1861〜1871)にかけて建立されました。2度も火災に遭っていたんですね。
山門を入ります。
六地蔵がきれいに並んでいました。大切にされているんですね。
なんと、時節柄でしょうか八重桜が見事に満開でした。
現在の本堂は文久年間から明治四年(1861〜1871)にかけて建立されました。本尊は釈迦如来です。境内には、三ツ木の地頭大河内氏の墓(市指定旧跡)があります。
立派な観音像も建っています。
何の立札でしょう? 地頭・大河内氏の墓とあります。
これらは、一族の方々の墓だそうです。
ご本人のお墓がありました。少し傾いていますが当時としては相当な実力者だったのでしょう。江戸時代に旧武田家臣で旗本の大河内氏が屋敷を構えた場所です。しかし、場所については特定されていません。宿というところに殿屋敷稲荷がありその周辺ではといわれているようです。市内・長円寺には大河内氏の墓所があることからここが本領地と考えられ領地支配の屋敷があるのは確実なのですが。
もう亡くなられましたが東宝の女優で河内桃子(こうち)さんはこの大河内氏の子孫なんだそうです。これは意外です、年配の方はご存知でしょうが、河内桃子(こうち)さんといえば、一世を風靡した清楚な女優さんです。これは新たな発見でした。また、毎年長圓寺を皮切りに横田・中村・馬場地区を巡る横中馬獅子舞(市指定無形民俗文化財)は、五穀豊穣・無病息災を祈って盛大に行われています。
つづく
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