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RPGツクールのススメ

2018-07-21 11:26:08 | コラム

 

一次創作をやっていて、かつゲームが好きな方は一度は「自分のキャラがもしゲームになったら……」とか妄想したりしませんか?

ゲームといってもいろいろありますね。王道のRPGに始まり、探索アドベンチャーやら乙女ゲー・ギャルゲーチックなシミュレーションだったり。

「うちの子を攻略したらこんな反応しそう」とか、「うちの子が使える魔法はこういうの!」とか、考えてるだけでワクワクしますよね。

今や誰もが気軽にゲームを作って世に出せる時代。作るゲームによって使うソフトの傾向がある程度決まってたりします。

まあでも、これを書いている私は基本「RPGツクール」を使っていますので、当ブログでは主にそのソフトについての話を書いていこうかと思います。

何故突然こんな記事を?!って感じですが、最近おなじ一次創作界隈の人でゲーム制作を始めたor始めようとしている方をチラホラ見かけるようになったので、あなたの創作のゲームしたいですっていう熱烈なアプローチをオブラートに包みまくってお伝えしたく、「ゲーム制作難しそう……」と足踏みされている方の背を押せたらなあという想いから、ハードルを下げるべくダイマしたい次第でございます。

 

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さて、前置きはこのくらいにして、私が昔から使っている「RPGツクール」というソフトについて紹介しますね。

似たようなソフトで無料?のウディタ(WOLF RPGエディター)なんかもありますが、当方ウディタはほぼ触った事ないのでここではツクールの話題です。

すごい昔ウディタに触った事はあるんですが、そこそこツクールに近い動きだったような気がするので、ソフトにお金賭ける勇気ないって方はウディタもいいんじゃないかなと思います。

 

私はかれこれ10年位前からツクールを触っていまして、かといって公開したゲームはまだないんですけども、その使用感なんかの触りを少し書いてみますね。

そう、ツクールっていろんなバージョンがあるんですよ。

古いツクールでも全然問題なく制作できるので、もし購入する場合は体験版とかで使用感掴んでから手に取ってみてくださいね。

以下、超絶個人レビューですが、何かしら参考になる……と思います((

 

 

★RPGツクール2000

私のツクールデビュー作です。いつ出たのか正確にはわからないですが、単純に18年前って事ですよね……

いやでもね、実は私、思い出補正も多分にありそうですが今使ってるMV(※後述)の次に好きなのコレなんですね。

まず素材の作りやすさ。イチから全て素材を自作する人にはあんまり関係ないかもですが、このツクールの中に入ってるデフォルトの素材のテイストが初心者に優しいというか。悪く言えばチープなのかもしれませんが。

あと、やはり古いソフトなので配布素材がとっても多い(主観)んですね!

それからココが個人的ポイントなんですが、余計な機能がないってところです。

初心者がいきなり超高スペックの機械渡されてもすべての機能を把握するのはかなりツラい。挫折にも繋がるかもしれません。

ですがこのソフトは古いですから(笑)、必要最低限がわかりやすいんです。

ツクールデビューがコレだった私は結構すんなり理解できた方ですね。言ってしまえばこの後に発売された歴代ツクール達の基盤が理解できるというか。基礎編って感じです。

今も売ってるのかはわかりませんが……ツクールとは何ぞや?というところから知りたい人には合うかなと思います。

 

 

★RPGツクールXP

本当はツクール2000とXPの間に2003があるんですが、私はそれを触った事がないので割愛。

XPはツクール2000出身としては最もとっつきにくかった世代です。

というのも、このあたりから自分でコードを書いて機能を実装できる風に変わってきたんですね。

いやいや、わしプログラミングとかサッパリやし……って頃だったので面食らった覚えがあります。

先に微妙だなって思った点を書くんですが、まずデフォルトでフィールドマップ素材(というか概念)がない

フィールドマップっていうのはあれですね。世界の縮図みたいなマップ。小さい町アイコンが置いてあって、そこに入ると町に移動する、RPGではよくあるやつです。

2000出身の私はXPを購入してさあ作ろうと思ったところで頭を抱えました。エッもしかしてフィールドマップ自作すんの……?!って。

あまり素材の自作にこだわらない派としては、デフォルトの素材で当てはまるものがないっていうのが本当に困るものです。

自作しようかと頑張ろうと思ったりもしましたが、後ほど書きますがXPはデフォルト素材のクオリティがめちゃくちゃ高い

デフォルト素材を多用する身としては、自作部分だけチープなのが許せないんですね。でもデフォルト素材のクオリティに合わせるのは到底ムリ。

自作コードでオリジナルのシステムを構築できるようになった部分は嬉しい人には嬉しいと思うんですが、そのせいかXPはデフォルト素材や機能がかなり控えめだった印象です。欲しかったら自作しろよ、みたいな丸投げを感じましたね。

……と、ここまでデメリットを連ねましたが、それを相殺するようなメリットが前述しましたがデフォルト素材のクオリティがめちゃくちゃ高い。(大事な事なので2回言う)

マップ素材がものすごい綺麗キャラクターの立ち絵も綺麗音楽素材も、歴代ツクールで未だに最高だと思っているほど神曲が多かったです。

自分ではあまり絵が描けない、って人には合うかもしれません。音楽だけでも聞いてみてほしい。神だからマジで。

とはいえ、散々酷評した自作コードで云々~は、今となっては有志の方々の素材コードがたくさんありますので、作りたい機能からコードを探し出せる人には向いているかもしれません。

 

 

★RPGツクールVX ace

更に世代が変わります。ここらへんになると未だ現役だったりしますね。

VXaceの前にVXっていうaceがついてない無印世代があるんですが、こちらも私は触っていないので割愛。

VXaceは、2000からデビューした私にとっては正統派の進化版って印象です。機能が2000から綺麗に上位互換されている感じ。

こうやって考えるとXPが異色なツクールだったような気がしますが、VXaceは私としてもオススメな優しいツクールかなと。

XPから移行した身としてはいきなりキャラクター素材の頭身が下がって「???!!!」って感じでしたが、この辺りから素材制作のハードルが下がりましたね。公式で素材と同じテイストのオリジナル素材を簡単操作で作って書き出しできるツールが出てきたので。

ただ、このツールで作れる顔グラがわりとキモいですね。いやまあそこはしょうがないのかもしれませんが。寄り目すぎて怖いわ。

この辺でXPから始まった自作コードでの構築のハードルが下がった……んでしょうか。私もそこまで詳しくはわからないのですが、所感として今現在もっともソースコードの素材が多いんじゃないかなあと思います。言い換えれば、「こういうシステム作りたい!でもデフォルト機能にない!」っていうのがやりようによって自由に作れるようになったというところでしょうか。

素材量、機能、わかりやすさといったところでは、VXaceは100点なんじゃないかと思います。まあ私は使ってないんですけどね(

 

 

★RPGツクールMV

現時点で最新のRPGツクールです。私が現在進行形で使っているツクールのバージョンがこちら。

発端は単純に最新ツクールで作った方がいいよねってだけの理由だったんですが、このツクールは本当に初心者にもある程度の経験者にも使いやすいツクールかな、と思います。

ただし……なんと言いましょうか。うまく言えないんですが、あらぬ方向に親切心が向いていて単純な事ができない不器用さがある、とでも表現しましょうか。めっちゃ喉乾いてる時に激甘なジュースを渡してくる感じ(←苦し紛れの例え)。

ごく単純に勇者が魔王を倒して終わり!以上!みたいなシンプルなゲームを作りたい初心者にはうってつけだとは思うんですが、ある程度の自由度を持たせたい作品を作る場合は直接コードをいじる必要が結構ある、という感じ。言い換えれば可能性は無限大、とも。

MVからは前作までの直接コードをいじって云々というより、もっととっつきやすくなった「プラグイン」という機能があるんですね。

簡単に言うと、そのままフォルダに放り込めばその機能が使えるようになりますっていうイメージ。

これは画期的だとは思います。ネットで探せば本当にいろんな種類の素材が出てくるので、オリジナルの機能を入れたい時には重宝します。

ツクールでこんなこともできるの?!と久しぶりにゲーム制作に戻ってきた私はカルチャーショックを受けたくらいなんですが、これは本当にスゴい機能。拍手。

もしプラグインと格闘するならある程度のプログラム知識があるとより楽しめるかもしれません。

言語もJavaScriptと大変ハードルが下がっていて、勉強すればそこそこソースコードの意味が読み取れるようになります。

まあ、ソース読めなくてもプラグインには使い方が親切に書いてあるので、その通り使えば問題ないです。

また、VXaceの項目にチラッと書きましたが、素材作りツールが飛躍的に進化してます。顔が寄り目ではなくなりました(そこ)。

それと、戦闘がフロントビュー(対面式)かサイドビュー(左右に敵と味方のグラフィックが表示される式)で選べるのが素晴らしい。

ちゃんとサイドビュー戦闘のアクションが組み込まれた素材を吐き出してくれるツールも神ですね。私使ってないけど

絵を描くのが苦手、物語書く方が得意!みたいなタイプの創作家さんにはとても合うツクールなのではないでしょうか。

もちろん自作絵で作れますから、自分の絵でゲームを作りたい人にもオススメ。

発売されて少し経つツクールですが、まだまだ盛り上がっているので、今ツクールデビューをするならMVが無難かもしれません。現役で使ってる人が多いですから、情報も常に更新されますしね。

 

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はてさて、主観コメントをつらつら並べてみましたが、引っ掛かる部分があったかもしれません。

「やっぱりRPGしか作れないの?」と。

結論から言わせてもらうと、多分作りたいジャンルは大抵このツクール(特にMV)で賄えるのでは?と思います。

もちろん本業はRPGを作るソフトなんですが、このソフトでホラーゲームやらパズルゲームやらSRPGやら作っている方たくさんいらっしゃいます。わりと何でも作れると思います。

ツクール系列でアクションゲームツクールなんかもありますが、これはアクションゲーム制作に特化したやつですね。使った事ないですが。

別にわざわざソフト分けなくてもRPGツクールで作れるんちゃう?なんて思っちゃう程度には自由度高いです。

王道RPG作るもよし、シミュレーションゲーム作るもよし、ホラーゲーム作るもよし。

まぁRPG以外を作るとなると、素材を自作する気合いとかプラグインを探し出す根気とかもろもろ別途必要ですが、選択肢の1つとしていかがでしょうって感じです。

 

以上、雑多な個人的コラムでしたー。


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