黒蝶の雫

黒蝶ワールドへようこそ!
詩と日常と幻想の世界へ…

『恋水(こいみず)』

2005-04-11 21:52:03 | Weblog
  『恋水(こいみず)』

灰色の空が 私に覆いかぶさるように広がり
降り注ぐ雫の一滴一滴に何か意味を見いだそうと
空を見上げると それが私の目に一滴落ちて 
そのまま頬を伝って流れた
 胸が熱い
もう一滴が私の目に落ち、またもう一滴…と何度か
頬を流れていったとき、やっとそれが
雨ではないことに気づいた

 その感情は 大事なものを失ったときの
 悲しみに似ている
 そして同時に 自分がこの広い空を飛び
 回っているような幸福感にも似ている

これは一種の病気のようなものだと誰かが言った
確かにそうかもしれない 常に私の心、身体、
全てを覆う不透明だが 目に見えることのない膜
続く溜め息 そしていつも感じる 
この甘い甘い陶酔感
 どんな場所にいても どんな事をしていても
私の頭の中にはいつも あの存在があって
そのことのみを深く想うとき 私の頬には
あの雫が流れる
嗚呼、この気持ち いっそなければいいと
思いつつも それを激しく求めている
自分の存在もはっきり認識していて
この病を治す治療薬はあるのかと
自分自身に問う そんなもの
存在しないと分かっているのに
 
 私の心は 日によって 晴れだったり
 大雨だったり 予報のしようがない
  恋 今私はこの病と闘っている
*************************************
恋水っていうのは、恋のために流す涙のこと
なんです!なんか素敵な言葉じゃありません??

『恋水(こいみず)』

2005-04-11 21:49:02 | Weblog
  『恋水(こいみず)』

灰色の空が 私に覆いかぶさるように広がり
降り注ぐ雫の一滴一滴に何か意味を見いだそうと
空を見上げると それが私の目に一滴落ちて 
そのまま頬を伝って流れた
 胸が熱い
もう一滴が私の目に落ち、またもう一滴…と何度か
頬を流れていったとき、やっとそれが
雨ではないことに気づいた

 その感情は 大事なものを失ったときの
 悲しみに似ている
 そして同時に 自分がこの広い空を飛び
 回っているような幸福感にも似ている

これは一種の病気のようなものだと誰かが言った
確かにそうかもしれない 常に私の心、身体、
全てを覆う不透明だが 目に見えることのない膜
続く溜め息 そしていつも感じる 
この甘い甘い陶酔感
 どんな場所にいても どんな事をしていても
私の頭の中にはいつも あの存在があって
そのことのみを深く想うとき 私の頬には
あの雫が流れる
嗚呼、この気持ち いっそなければいいと
思いつつも それを激しく求めている
自分の存在もはっきり認識していて
この病を治す治療薬はあるのかと
自分自身に問う そんなもの
存在しないと分かっているのに
 
 私の心は 日によって 晴れだったり
 大雨だったり 予報のしようがない
  恋 今私はこの病と闘っている
*************************************
恋水っていうのは、恋のために流す涙のこと
なんです!なんか素敵な言葉じゃありません??

黒蝶からのごあいさつ

2005-04-07 19:08:43 | Weblog
初めまして、そしてようこそ皆さん。数多いブログの中からこの
『黒蝶の雫』に訪れて下さって、本当にありがとうございます。
とても嬉しく思います。このブログでは私の創作した詩を紹介さ
せて頂いています。詩を書くようになってまだほんのわずかなの
で、プロの方々からしますと見るに耐えないものかもしれません
が、私の想いが伝わり、一人でも読者の肩が共感して下さったり、
感動して下されば、こ以上嬉しいことはありません。
また、良ければ『こんなテーマの詩を書いて欲しい』というよう
なリクエストもお受けしたいと思っています。
現在の詩のテーマはすべて恋愛になっています。
コメントなど頂けると幸いです★★

   黒蝶

「うれしい」

2005-04-07 18:50:19 | Weblog
   『嬉しい』

 とっても長かった この何日間 君に会えない日々
それも今日で終わると思うと 嬉しくって
でも何故か怖くって
私の胸は どきどきが止まらないの
 今日の夜 ちゃんと眠れるかな
 明日の朝 ちゃんと起きれるかな
今からそんな心配ばかりで ため息つくけど
 鏡に映る私の顔は とっても幸せそう
君に会える やっと君に会える
今の私に これ以上嬉しいことなんてないの
さっきまで ざあざあ降っていた雨も止み
ベランダからのぞく 雨上がりの空には
今にも 虹がかかりそう
私の心は もうすぐ快晴
   早く明日になるといいな
 明日君に会ったら 勇気を出して 微笑みかけたい

***********************************************
好きな人に会える嬉しさを表現しました★

「好きなんだもの」

2005-04-07 02:49:35 | Weblog
   「好きなんだもの」

 なんでかって?そう聞かれても
最近妙に胸のあたりが チクチク痛くて
最初は何かの病気かと思ったけれど ある事に気付いたの
それはあなたがいる時だけだって
 なんでかって?私が聞きたい
今まであなたなんか眼中になかったのに
男のくせに甘えん坊で さみしがりや
ちょっとつつけば 泣き出してしまいそう
そんなあなたを うっとうしく思っていたのに
いつの間にか そんなあなたが 危なっかしくて
目が離せなくって 愛おしいと思うようになった

 あなたが好きなの 自分でも不思議だけど
こんなこと あなたに言うの 悔しい気もするけど
もっともっと 私には
お似合いの男がいるような気もするけど
あなたみたいに わがままで 子供っぽくて
泣き虫で 危なっかしい男と一緒に
居てやれるのなんて 私しかいないわ

頬をうっすら赤く染め その大きな瞳を
さらに大きく見開いたあなたの胸に
顔をうずめると 私こそ
あなたしかいないって思ったわ
でも それをあなたに言うのは
ちょっと悔しい





「バスケットボール」

2005-04-06 13:14:15 | Weblog
  「バスケットボール」

分厚いドアからもれる光 弾むボールの音
こっそりと隙間から覗く 高鳴る心
その向こうに立っているのは 制服を着ている時とは 
少し雰囲気の違う Tシャツに短パン姿の君
顔はいつもよりいっそう輝き キラキラしてる
 走って 走って そしてポールを守って
素早く体を動かしながら 
あっという間に体育館の端から端へ
ボールを追いかけて ボールが君の手に飛び込んだとき
 君の目がキラリと光った
振りかかる 人と人とを さえぎりながら
その先にある ただ一点だけを目指し 走る君
 止まって そして シュート!
ボールがゴールにバスケットに見事入ったとき
君がこぼれるような笑顔を見せて まわりがざわめいて
私は心の中でやったあ!とさけび
また動き出した君を見守る
あまりスポーツマンらしいとは言えない
華奢で真っ白い身体に くるんとつぶらで大きな瞳
でも 頑張ってる君の姿は 体育館にいる人達の中で
 一番スポーツマンらしいよ
私は心の中で君を応援してる いつも いつも
キラキラ輝く君の笑顔 弾むバスケットボール

*******************************************
学園青春モノ調ですね(笑)でももちろん、私の実体験から
生まれた詩です。やっぱりスポーツやってる人っていうのは特有
の魅力がありますよね。私もそういう人に恋した女の子の一人で
した★

「回想」

2005-04-05 23:40:06 | Weblog
   「回想」
真っ白い光の差す午後 あなたと二人 おしゃれなカフェの
テラスでランチ 楽しい昼下がり 私たちの周りにも 幸せそうな
男女がいっぱい でも変ね 何だかずっと前にも こんなことが

 私の目はあなたを見ていた でも
 心はもっともっと 遠く 何年も前の日を見ていた

彼は淡いブルーのシャツを着て アイスティーを片手に
私の話を熱心に聞いていた 私はしゃべってばかり 
子供だったのね 彼は父親のような目で私を見ていた

 今思えば あの時 二人は一番幸せだった

気がつくと何時間も経っていて
彼の背に美しい夕焼けが広がっていた
私は彼と空とに見とれていた
彼の肩に寄りかかり 夕暮れの道を歩いた
あれから 彼と私 二人はどうして
すれ違ってしまったのだろう
あの日の私に そんな日が来るなんて 
どうして考えられただろう

 今こうしてあなたの向かいに座り 
 あなたの話を聞いてる 少し大人になった私
 少々ぼうっとし過ぎたみたい 心配そうなあなたの顔
 私はにこりと笑ってこたえる 大丈夫
 私にはあなたがいるわ

*******************************************
彼とテラスにいたとき、ふと過去の恋がフラッシュバックしてきた…
こんな経験ありませんか??

白昼夢

2005-04-05 18:56:54 | Weblog
     『白昼夢』

今日のお昼ね 不思議な夢を見たの
あなたと私 森の中の白い家に住んでるの
家の周りには 美しく誇らしげに薔薇が咲いていて
近くにはきれいな泉があって いつも見たことないような鳥が飛び回ってる
天気はいつも快晴 この家に雨は似合わないの
あなたと私は共に目覚め 私のつくった朝食を
世界一おいしいと言いながら あなたが食べる
午後には二人で 森の中をお散歩 
川に入ってみたり 花畑の上に寝ころんだり
 二人だけの世界を楽しんでいるの
二人の寝室の窓には毎日違う花を生けて
二人はともに眠る でもいつも私の方が遅くまで起きているの
あなたの寝顔を見つめる あなたには内緒だけど これが私の一番幸せなとき
その白く柔らかな頬に顔を寄せて その静かな吐息を聞きながら眠るの

   目が覚めたら そこは白いお姫様屋敷ではなく 見慣れた私の部屋
   窓から見えるのはマンションばかり
   そしてこの世界にはあなたと私以外の人間もいっぱいいる
   私はちょっとがっかり でも変ね その一方で胸をなで下ろしているの

        恋愛にも休日は必要かもね
        私は今までそれに気付いていなかった でもやっと分かったの
        二人だけのお城 やっぱりそれはおとぎ話
    
   そうだ あなたに電話しよう
   今とてもあなたと話したいの

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
いかがでしたか??ちょっとメルヘン調です(笑)
誰でも一度は大好きなあの人と二人だけの世界って憧れますよね??
でもやっばり、恋愛…だけでなく人間関係には一定の距離を保つことも大事なのだと学びました。
(By 黒蝶)

『会いたい』

2005-04-05 12:15:06 | Weblog
    『会いたい』

もう何日会っていないだろう

君が恋しくてたまらないよ 君に会いたい 死ぬほど会いたい
毎晩夜空を見ながら考える 君が今どこで何をしているのか
そのまぶしい笑顔を誰に向けているのか 月に問いかける
不思議だね こんなに近くに見えている月よりも 同じ市内に住む私と君との距離の方が
近いなんて 夜空に君の顔を思い浮かべようとするけど どうしてもうまくできないよ
  夜風が冷たい
月がこの想いを 君に届けてくれればいいのに


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
いかがですしか?一日ぶりの投稿です(`L_` )
大好きな人に会えないってつらいですよね?そんな想いを素直に表現してみました。

早速ポエムの紹介です。

2005-04-03 23:35:17 | Weblog
     『もう四月…』
 
   私のついたため息が 白くふわりと広がった もう四月だというのに 冷たい空気
            それともそれは私の心だけ?
   一昨日、昨日、今日そして明日も… あなたに会いたい こんなに会いたいのに
   必死に頭の中であなたの顔を思い出そうとする 完璧に描こうとする
   でも変なの どうしてなのか あなたの顔が浮かんでこないの
   どんなに遠いところにいてもすぐ あなただと分かるのに 
        私の頭に思い描く事が出来ないなんて

   そして知る あなたと私は違う場所で生きてるということ
   私はここにいる けれどあなたが今どこでどうしてるかなんて全く分からない
                分からない
   ただその笑顔が見たいの 私に向けてほしいの
   その声が聞きたい  一緒にいたいの
   写真の中のあなたは横向きにほほえんでる そしてこっちを向いてはくれない

         今度は大きく息を吸い込んだ
   早くあなたに逢えるといいな あなたとお似合いって言われるように
   私 頑張ろうと思う
   
          もう四月 新しい事が始まろうとしてる