『恋水(こいみず)』
灰色の空が 私に覆いかぶさるように広がり
降り注ぐ雫の一滴一滴に何か意味を見いだそうと
空を見上げると それが私の目に一滴落ちて
そのまま頬を伝って流れた
胸が熱い
もう一滴が私の目に落ち、またもう一滴…と何度か
頬を流れていったとき、やっとそれが
雨ではないことに気づいた
その感情は 大事なものを失ったときの
悲しみに似ている
そして同時に 自分がこの広い空を飛び
回っているような幸福感にも似ている
これは一種の病気のようなものだと誰かが言った
確かにそうかもしれない 常に私の心、身体、
全てを覆う不透明だが 目に見えることのない膜
続く溜め息 そしていつも感じる
この甘い甘い陶酔感
どんな場所にいても どんな事をしていても
私の頭の中にはいつも あの存在があって
そのことのみを深く想うとき 私の頬には
あの雫が流れる
嗚呼、この気持ち いっそなければいいと
思いつつも それを激しく求めている
自分の存在もはっきり認識していて
この病を治す治療薬はあるのかと
自分自身に問う そんなもの
存在しないと分かっているのに
私の心は 日によって 晴れだったり
大雨だったり 予報のしようがない
恋 今私はこの病と闘っている
*************************************
恋水っていうのは、恋のために流す涙のこと
なんです!なんか素敵な言葉じゃありません??
灰色の空が 私に覆いかぶさるように広がり
降り注ぐ雫の一滴一滴に何か意味を見いだそうと
空を見上げると それが私の目に一滴落ちて
そのまま頬を伝って流れた
胸が熱い
もう一滴が私の目に落ち、またもう一滴…と何度か
頬を流れていったとき、やっとそれが
雨ではないことに気づいた
その感情は 大事なものを失ったときの
悲しみに似ている
そして同時に 自分がこの広い空を飛び
回っているような幸福感にも似ている
これは一種の病気のようなものだと誰かが言った
確かにそうかもしれない 常に私の心、身体、
全てを覆う不透明だが 目に見えることのない膜
続く溜め息 そしていつも感じる
この甘い甘い陶酔感
どんな場所にいても どんな事をしていても
私の頭の中にはいつも あの存在があって
そのことのみを深く想うとき 私の頬には
あの雫が流れる
嗚呼、この気持ち いっそなければいいと
思いつつも それを激しく求めている
自分の存在もはっきり認識していて
この病を治す治療薬はあるのかと
自分自身に問う そんなもの
存在しないと分かっているのに
私の心は 日によって 晴れだったり
大雨だったり 予報のしようがない
恋 今私はこの病と闘っている
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恋水っていうのは、恋のために流す涙のこと
なんです!なんか素敵な言葉じゃありません??