1990年代パチンコ・パチスロ実戦記「バラのつぼみ」

私が学生時代に書き留めていたパチンコ・パチスロの実戦データをベースに当時を懐かしむブログにしようと思っています。

西陣台の思い出

2023-03-02 12:01:58 | 機種情報他
本日、老舗パチンコメーカーの「西陣」さんが廃業されたとのニュースを目にしました。当ブログで書いている1990年代初頭のパチンコシーンにおいては3大メーカーの一つとして勢いのあったメーカーだけに非常に残念です。倒産でなくて廃業というのが我々ファンからすると救いのような気がします。

西陣については当時パチンコを打っていた人の大半、この度の西陣廃業にあたって当時を語る人が必ず言うと思うのが旧要件末期の西陣羽根物は神掛かっていたという事です。名機として思い出せるだけでも赤兵衛、魔界組、パチンコ大賞、どっかん島、スケボーキッズ、Mrフォール、もちあげ隊と、どの台も本当に面白かった記憶しかありません。私が一番好きだったのは・・・Mrフォールですかね。どこがどう楽しいんだと言われると結構困りますが・・・役物・効果音、全体のバランスが良くてとても楽しかった様に記憶しています。そういえばMrフォールはパチンコ必勝ガイドに連載コーナーを持っていったゴワゴワ王も好きだっていってたな。羽根物は新要件になっても西陣第一弾がモンローという超有名台を発売しています。モンローはV入賞すると15ラウンドをほぼ毎回完走して2,000個近い出玉を得ることができる台で三共のサンダードラゴン、平和のNEWトキオ・ニューヨーカーと共に羽根物をぶち壊してしまった台として語り継がれています。賞球違いのP-2と共に2チャッカーに入れて1回目の羽根開放で拾わないとV入賞のチャンスがなかった所はいただけなく名機とは言い難い台かもしれません。ですが新要件最初の台は各メーカー最大賞球(7&15)、最大ラウンド(16R、ただしチャッカー入賞で羽根が開いてV入賞した時を1Rとしてカウントするので実質は15R)に走るのはある意味しょうがなく、西陣はその後すぐにびんびんバラエティーP-3という神台を発売します。役物キャラの名前が演歌歌手の西 陣太郎、アイドルのソフィーア、パンクミュージシャンのKIRYUっていうのもよく考えられた名前ですしKIRYUのラウンドが一番パンクしやすいっていうのも上手いですよね。この台はV入賞率、継続率、出玉とバランスが取れていて西陣新要件羽根物最初の神台ではなかったでしょうか?その後もカバ丸くん、ダービーキング、ヘブンブリッジと名機を出し続けますが2000年頃には羽根物自体がオワコンになってしまい西陣からも打ち手を夢中にさせる新台は発売されなくなっていったと思います。

デジパチについても1990年代は堅調にヒット機種を連発していました。西陣の旧要件機は打ったことはありませんがファンキー7やアラシキングが有名でした。アラシキングには全回転リーチの先駆けといえるリーチがあり当時は全回転リーチの事はアラシキングリーチと呼ばれることもありました。新要件になるとルーキーデルタ、ルーキーパステルとノーマル機でも人気があり、麻王、花鳥風月、花らんまんといった保連機がヒット、数珠機は春一番、春夏秋冬、パーラーキング、ミラクルフォースとこちらもヒット、こうやって書き出すと新要件初期は本当にヒット機種が多いですね。私は最初にルーキーデルタがお気に入りで良く打っていました。あまり勝った思い出はないのですがBGMがとにかく恰好良かったです。その後によく打ったのは保連デジパチの花らんまんです。自分史上でのNo1デジパチに燦然と輝いております。私はリーチアクションがノーマルリーチしかなくて最終停止段階の速度に減速してからの進行コマ数が決まっている機種に目がなく花らんまんは正にドンピシャな機種でした。花らんまんは最終停止デジタルが2度目の減速をしてから必ず3コマ進んで停止するので7でリーチがかかった場合、4で減速すれば大当りです。4から7に進む間のほんの数秒間に脳汁というか快感物質が分泌されまくりました。花らんまん大好きです。CR機になってからは言わずと知れたCR花満開やCR球界王がヒットします。CR花満開はあまり打ったことがなかったですが7のスーパーリーチで6図柄が散っていったときはやっぱり快感物質の放出がすごそうですね。当時の西陣デジパチは枠も含めて全体的に色使いがパステル色なイメージでした。

一発台、一般電役、権利物ではジェットライン、ジャスティーといった一発台が有名でした。権利物は新要件初期にアルファキング7といって通常2回権利ですが7図柄で当たると3回権利になるといった当時としては斬新な仕様でしたがヒットには至らず、新要件初期では2回権利物で2桁デジタルのニュークーデターが有名でした。ニュークーデターは権利発生用役物の仕組みがまだ洗練されておらず、デジタルが当たっても権利が発生しないことがまあまああったようです。私もデジタル当りは1度しかしたことがないのですがその時権利非発生の憂き目にあっています。その後は役物式権利物のラプソディーがヒットしていて熱かった台らしいですが私は打ったことがありませんので思い出もありません。

こんな感じで1990年代はヒット機種連発で勢いのあった西陣ですので当時パチンコを夢中で打っていたおっさんパチンカーにとって西陣の廃業はとても寂しい出来事と思います。



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