1本のバラの花のために、
あるいは、1本のバラの花の大切さを知ったゆえに
星の王子様は、生まれた星に帰ります。
妻が、最近、バラの花をよく庭に植えます。
庭といっても、猫の額ほどの我が家の土地では、
いたしかたなく、鉢植えなどを楽しんでいるのですが
妻がバラを鑑賞などしなければ、
一本のバラの美しさにも、
気づかなかったかもしれませぬ。
還暦間際になって、
咲いている桜の花が美しいのではなく、
咲いている桜の花を美しいと感じる心が美しいのだと、
初めて理解できました。
ひとは、そんな単純なことに気づくまでに、
人生の大半を費やするのだ。
心の花、眼ある花々、天上の花・・・・。