不動産貯めになるお話

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相続税について・・・①

2008-03-22 18:16:18 | Weblog
本日は、相続税を考えましょう
地主さんが主になりますが、
皆さんにも関係有るかもしれませんよ

まず、税金には何かと控除があります。
控除額ですが、
5000万円+1000万円×法定相続人(配偶者とお子様です。)
で計算されます。

相続財産>控除額の方は関係あります。

難しいですね。
まぁ、つまりなんですね・・・
不動産・現金・有価証券をいっぱい持っている方は覚悟してください。

昨年末、国税局から《相続税の申告・調査事績》が発表されました。
これらの統計を見ると

◆ 被相続人数(死亡者数)約108万人

◆ 申告書を提出した被相続人数 約4万5千人

◆ 課税割合は4.2%

上記の統計から、現状100人の相続に対して申告を行っているのは・・・
なんと4人だけという事になります。

この統計から、課税当局は課税対象者が少ないと考えているようです。
近い将来、基礎控除を引き下げる事により課税対象者の拡大を行う可能性
ある事が、予測されるのではないでしょうか?

それでは、相続税はどれくらいかかっているのか

 以下 平成18年度の統計より

◆ 課税価額は 10兆3,668億円
 
◆ 被相続人1人当たり 2億2,961万円

◆ 税額は、1兆2,196億円

◆ 被相続人1人当たりで、2,701万円

すごい金額ですね

次に、正しく納付されているか?ですが

 以下 平成18年度の統計より

◆ 税務調査件数 14,061件

◆ 申告漏れ件数 12,061件

 ※申告漏れ割合は、なんと85.8%

◆ 1件当り の申告漏れ課税価格 3,380万円

◆ 1件当り の申告漏れ税額 779万円

◆ 重加算税対象割合 15.1%

平成18年度において、相続税の申告書を提出した方の、実に31%の人に
税務調査が行われ、申告漏れ割合は85.8%

1人当りの申告漏れは財産額は3380万円と非常に高額です。
つまり、高いのです。

そこで、何らかの相続対策をしなければなりません。

・土地を売る
・マイナス財産を増やしておく
等々
色々ありますので、そのことは後日にします。

本日はとにかく
相続財産が基礎控除
(5,000万円+1,000万円×法定相続人数)を超える方は、
何か考えないといけないと覚悟だけしておいてください。

詳細は、後日です。 

By中井