ようやく先日、魔法少女アイのコラボメンバーを揃えることができた。総計370連、天井1回。長く厳しい戦いだった。ところでルルンもかなり欲しいんだがどうしたもんかねこれね。
しかしコラボ週間の終わりに新形式イベント実装とは、随分思い切った賭けに出たものである。ワールドレイドとかおもきし難易度調整ミスって慌てて修正してたのに……。どうやら目立った調整ミスもなさそうだし、ランキング上位を見るとこれまた珍しいメンバーが顔を出していて実に楽しい。そしてそいつら育ってない。つらい。
そう。実は「エデンズリッターグレンツェ」は、非常に戦闘のバリエーションが幅広い。それはすなわち、形式によって全く異なるメンバーが最強アタッカーの座を与えられる、ということだ。
↑例えば限定メンバー「【THE COMIC】ルシフェル」は特殊形式戦役「アリーナ」において「人権」「上位行くにはこいつがいないとやってられない」と讃える声が名高いが、一方で一般レイド「救援戦」ではほとんど見向きすらされない。
「ただでさえ育成リソースの厳しい本作において、幅広い育成を強いてくるシステムってどうなの……?」という意見もあるだろう。
しかしそれは裏を返せば「育成し損」となるメンバーが少ないことを示している。個人的には非常に好感の持てる方針だ。
そんなわけで今回は、各種戦役・イベントの特徴を語っていく。始めたばかりの初心者、それにまだまだ各種イベント形式を網羅できていない中級者の方向けなので、そういった方々の参考になれば幸いである。
・最初はどんどんサポートに頼ろう、「通常戦役」
「メイン戦役(normal)」「探索戦役」「曜日戦役」「イベント戦役(挑戦クエスト類を除く)」……これらは全体的に難易度が低めの、クリアされることを前提とした戦役である。ある程度のメンバーが揃っていれば突破はそう難しいことではない。
……とはいえ、始めたばかりの初心者にはそれも難しいことがある。そこで活躍するのが「サポーター」だ。
↑サポーター選択画面。5属性1メンバーずつ、1プレイヤーにつき最大5人のサポートメンバーから選ぶことができる。
一般的な戦役では、フレンドや他のプレイヤーから一人、メンバーを借りて出撃することができる。高レベルで装備の整ったメンバーが一人いると、それだけで安定感はぐっと増す。特にイベント戦役などは、「自分の出すメンバーを一人だけにして強力なサポーターに全てを任せる」という戦略すらある。あるというか、実際に成功させている人がいる。いた。何なら「60秒以内にクリア」「撤退メンバー一人以下」の達成条件すらも普通に達成していた。かしこいかよ。是非参考にされたし。
それぞれの戦役を全ての条件達成込みで初クリアすると、「100エデンズマテリアル(ガチャ石、1/3連分)」「100グラウベンコイン(装備と装備育成アイテムの入手に用いるアイテム)」「10000ゲルド(各種強化に用いる通貨)」が手に入る。特にエデンズマテリアルの価値は非常に大きい。
また、一度全ての条件をクリアしておけば、探索・曜日戦役やイベント周回用戦役ではスキップチケットが使える。とりあえず一発通しておけば、後はどうにでもなるということだ。そういうわけなので、どんどんサポートを頼りにすると良いだろう。
・試行を重ねてサポーターと突破、「チャレンジ戦役」
「メイン戦役-hard」「挑戦戦役-制限戦役」「イベント戦役-挑戦クエスト」。これらはシステムこそ概ね「通常戦役」と同じだが、代わりに難易度が段違いだ。
メインhardはこの中では楽な部類でこそあるが、例えば2章の通称「オーガラッシュ」では、記載戦闘力からは想像付かないような高火力に押し潰される初心者が数知れずいる。
一般にはよく「XXからの挑戦」と表記されるイベント挑戦クエストは、生半可なパーティーでは時間切れとなったり、場合によっては返り討ちに遭うことすらある。
制限戦役は、ここから更にメンバー制限が設けられており、普段通りのパーティーを組めないことが大きな障害として立ち塞がるのだ。
幸いなことに、本作は撤退すたり挑戦失敗したりしても、APの消費が無かったことになる。更にこれら戦役類では(前項のものも)共通で、サポーター選択画面左上の虫眼鏡マークを選択すると「ボス情報」「挑戦目標情報」「ドロップアイテム情報」などが確認できる。もし撃破の目があるようならば、ボス情報を精査しつつ、何度でも挑戦して最適なメンバーを見つけると良いだろう。
↑戦役詳細情報画面。更にボスの詳細を見たい場合には中央の虫眼鏡から確認できる。
・中堅プレイヤーへの登竜門、「救援戦」
「救援戦」は、いわゆる通常レイドに当たる。BPを消費し、時に他のプレイヤーの力を借りて強大なレイドボスを撃破する戦役だ。嘘である。その実態は「借りる」というよりも「手伝わせてあげる」に近い。酷い話だ。この救援戦のEXTRAを単独・再挑戦なしで撃破(いわゆるワンパン)できるようになると、いよいよ中堅プレイヤーに相応しくなってきたと言えるだろう。インフレがひどい。
救援戦を戦うには、何よりもまず「混乱耐性」が欲しい。
青色「魔道属性」の救援戦レイド「ゼノバット」と、紫色「邪黒属性」のレイド「デュルシーゼ」は混乱攻撃を持っている。そして昨日のブログでも書いた通り、メンバーが混乱するとだいたい壊滅する。なので「全員の混乱耐性を上昇」させる「☆4ルンシャット」「☆4シャンシャット」「☆5ウリエル」などのメンバーを控えメンバーなどに置いておきたい。ないしは「混乱耐性」を持つ防具を4つほど揃えておきたい。このとき☆5防具以外は強化しても大して得にならないので注意すること。
勿論すぐには無理だろう。なので最初は低難易度(ここでの「低難易度」はHARDまでを指す。HARDとは?)で「気絶」の状態異常を活かすと良い。HARDまでのレイドボスは気絶耐性がないので、気絶攻撃持ちを使えば棒立ちのレイドボスを一方的にタコ殴りすることができる。たのしい。
その他の注意点も書き連ねていこう。パーティーには状態異常回復のスキル持ちを入れた方が良い。自己対象の混乱耐性上昇アビリティ持ちを編成することで耐性装備枠を節約するのも一手だろう。レイドの状態異常確率は低く比較的レジストしやすいため、装備やメンバーが足りないときは耐性上昇スキル・奥義持ちを編成するのもありだ。逆にレイドのDEFはほとんどないので、DEF無視の能力持ちやDEFデバフ持ちはあまり有効なメンバーじゃない。高順位を狙いたいなら、「救援要請」を出して他のプレイヤーが参加できるようにするのは後回しにした方が良いかもしれない。一方で、一つのレイドに何度も挑戦することはあまりコストパフォーマンスが良くないことには注意しておくべきだ。
救援戦をクリアすると、作中通貨「ゲルド」や装備強化アイテム交換リソース「グラウベンコイン」の他に「貢献ポイント」と「救援メダル」が手に入る。前者はポイント達成報酬として林檎や石などを、後者は交換リソースとして林檎や装備強化アイテムなどを毎月入手することができるため、しっかり収集していきたい。
↑赤色「覇道属性」レイドの「ゼノオーガ」。少しでもダメージを与えている限り、表記されている「獲得貢献度」は保証される。
・ランカーたちの戦場、「競撃クエスト」
最も難易度の高い常設コンテンツとして名高い「競撃クエスト」は、毎月その顔を変える独特のコンテンツでもある。1回あたりのダメージ量を競うランキングでは最高3000石が与えられ、累計ダメージ量で与えられる報酬リストは200もの林檎に加え様々な装備のセレクトチケットまで付いてくる。ランキングこそ上位層でもないとやってられない破壊的難度だが、優秀なヒーラーさえいれば報酬リストはある程度埋めることができる。一日3回、何の消費もなしに挑戦できるから、砕けるつもりで気楽にやると良いだろう。
ちなみに、上記の「救援戦」やこの「競撃クエスト」でも、ボスの状態異常耐性や使ってくる攻撃の詳細などは確認することができる。しっかり対策して臨みたいなら、レイド選択画面左上「戦場情報」を確認すると良い。
↑聖道競撃の戦場情報。競撃ボスのスキル構成は毎月変化するので注意が必要だ。
・先手必勝の魔窟、「アリーナ」
「アリーナ」は他のプレイヤーの「防衛部隊」を撃破し、ランキング上位に入り込んで「順位到達報酬」や「デイリーランキング報酬」の石を手に入れる常設コンテンツだ。
敵の火力が非常に高く、HPが低く、状態異常が猛威を振るうので、とにかく先手を取ることが重要になってくる。「開幕時EP(奥義を撃つためのポイント)ブースト」系のアビリティを持つメンバーを起用し、素早く奥義を撃つことができる「天」シリーズの武器を用意するのが重要だが、最初の方はそんなことしなくてもそれなりに勝てて順位到達報酬を貰えるのではないかと思う。一方、上位に行くには限定メンバーの「【THE COMIC】ルシフェル」がほとんど必須級なので、今から上位を目指す……というのは現状難しいと思われる。
↑アリーナ上位層の防衛部隊。見事に全員コミルシ持ちである。
以上が各種常設戦役についての解説だ。
そしてここからは。イベントにおける特殊な戦役についての解説になる。
・初見うぽつ、「ラッシュバトル」
良く分からない、俺は感覚でラッシュバトルをしている。
「ラッシュバトル」は今回初お披露目となったタイムアタック型イベントバトルで、硬いモブと硬くてバフを解除してくるボスを5回撃破し、その攻略時間によってポイントを入手するシステムになっている。
超高火力かつ範囲タイプの自傷型アタッカー「ザイン」や「ベスティアナ」が上位ランカーのメンバーに登場するほか、「オリアス」や「カミュエル」なども有力なアタッカーとして運用できると目されている。フェス限メンバー「メフィストフェレス」もいっぱい起用されてるが、それを差し引いてもめちゃくちゃ恒常メンバーいっぱい起用されてるな……。素晴らしいことだと思う。
・魅力的な報酬アイテム満載、「イベントレイド」
システム面では、通常レイドこと救援戦と「イベントレイド」に大きな違いはない。しかしイベントレイドは通常レイドよりも硬くて強いのが常だ。難易度hardまでしかないからといって、決して通常レイドのEXより弱いわけではないのである。
また、取得アイテムにも大きな違いがある。ゲルドやグラウベンコインと共に、キャラクターレベル強化用アイテム「タブーポーション」や能力開放アイテム「スティグマ」、何よりイベント配布メンバーの「想い」や「禁忌の果実」、ごく少量だが「エデンズマテリアル」まで入手できるのだ。この魅力的な報酬に惹かれ、一部のプレイヤーは全てのAP・BP回復アイテムをこの形式のイベントにつぎ込むことがあるそうだ。
・模擬戦もできるチーム戦レイドイベント、「ユニオンバトル」
プレイヤー互助グループシステム「ユニオン」。基本的には毎日一回適当な相手に「いいね」して10APを貰うだけのシステムなのだが、その真価が発揮されるのはは短期間イベントの一つ、「ユニオンバトル」においてのことだ。
レイド形式に連なるこのイベントの特徴は、レイドを撃破すればするほど強力なレイドが登場すること、一日の挑戦回数リソースが限られていること。そしてユニオン内の他のメンバーがレイドを撃破したときも全員に同じ報酬が配られ、更に挑戦できるレイドとの模擬戦を行うことができることだ。
序盤は単独で撃破できるような強さだが、後になればなるほど強力なレイドが登場する。属性やスキル構成も違ってくるため、いかにユニオンメンバーそれぞれが強みを生かしてダメージを稼げるか、ということが重要になってくるイベント形式である。
とはいえ勿論、そこまでコミュニケーションを拘らなくとも、得意な属性・スキル構成のレイドをそれぞれが選んで撃破していけば、十分な報酬が得られるだろうが。
・全てのサーバーのプレイヤーが力を合わせて戦う大規模イベント「ワールドレイド」
本形式における最初のレイドボス「ダークネフィリム」は、なんと原作「エデンズリッター」のラスボスであるらしい。実に「相応しい」人選と言えるだろう。
「ワールドレイド」は、途轍もなく硬い特殊レイドを全プレイヤー共同で撃破する、非常に独特なレイドイベントだ。本形式での最終的な報酬は、「自身の与えたダメージ量」と「全体でワールドレイドを撃破した回数」によって決定される。
ちなみに最初は難易度調整を思いきり失敗しており、慌てて臨時メンテが入った、という経緯もある。
本イベントにはまさしく「特効」と呼んで相違ないメンバーがいる。恒常☆5メンバー「マクスウェル」だ。
初回のワールドレイドは、「ダメージ95%軽減」(メンテ前は99%軽減)というアビリティを持っていた。しかしマクスウェルは一定条件下において「固定15000ダメージを追加で与える」奥義を持っている。このダメージ量はあまり高いとは言えないものの、上記の軽減アビリティを貫通する。相対ダメージは他の奥義の20倍だ。ダメージががんがん通る。マクスウェルは英雄になる。なった。
・「メンバーのやりくり」が重要になる特殊形式イベント「塔」
特殊形式イベント、最後の紹介は本作で一番最初に開催された特殊形式イベント戦「チャレンジイベント」、通称「塔」だ。この形式のイベントは、ここまで名称が「XXの遺跡」ないし「XXの塔」に統一されている。
このイベントで興味深いのは、「メンバーの基礎ステータス状態がイベントを通して保持される」ことだ。これまでに受けたダメージや残EP、スキルのチャージ率、バリア量などが戦闘終了後も保持され、一度メンバーが撃破されるとそのメンバーを起用することができなくなる。一日に一度、メンバー全員を完全回復させることもできるが、それでもリソースに制約があるのは変わらない。
如何に戦力リソースを温存して上層に行くか、またどれだけ多くの戦力を持っているかが問われる、非常に難度の高いイベント形式である。ちなみに1層も突破できなくとも「サーバー内進捗」の欄からかなりの量の報酬を手に入れることができる。忘れず確保しておくようにしたい。
以上10件が、現在存在する各種戦役形式である。そして恐らくこれからも増える。「エデンズリッターグレンツェ」の運営は新たな可能性に貪欲なのだ。他にも「戦役形式は普通だけど今回はボックスガチャだよ!/ポイント達成報酬式だよ!/任務バリエーションいっぱい増やしたよ!」という調子で手を変え品を変え様々な形式のイベントを開催してきている。でも冷静に考えるとサービス開始から1年経ってないんだよなこれでな……生き急ぎすぎでは? 大丈夫? 時空歪んでない? ラプラス呼ぼうか?
とにかく今回伝えたかったのは、「救援戦と競撃クエスト、初心者であってもやっとこうね!」ということだ。特に競撃の報酬であるグラウベンチケットは、装備の整っていない序中盤にこそ真価を発揮するはずである。あとつい最近まで通常戦役の詳細確認のこと知りませんでした(懺悔)。
便利なシステムをしっかり把握し、魅力的な報酬をしっかり確保して「エデンズリッターグレンツェ」を一緒に楽しんでいけると個人的には喜ばしい。こちとら好きなものは語らいたいタイプなのだ。
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