In the Field/大和国中の大地からエッセイ

奈良に暮らす名もなき人間のつたないブログ

日々のことながら

2015年09月27日 | To die in vain

▼一週間の時間の経過があっという間であると思うのは、今に始まった話ではありませんが、それにしても時間の経過を早く感じます。

 私の場合、週3回月曜日、水曜日、金曜日の一回当たり5時間の透析時間は、透析患者であれば誰しも透析中の時間をとても長く感じると思います。そして、私の場合その透析終了し次の透析開始までの間、余りにも慌しく時間が経過していくことに、日々のことながらその時間の経過の速さに驚いています。仕事をしている時間も長いようで直に時間が経過していきます、不思議なぐらい。

 年齢のせいだけではないと思いますが、腎臓が健康に働いている人は、当然のことですが、週7日168時間常にフルに腎臓はその役割を果たしています。しかし、私達透析患者は、週3回の透析中、すなわち私の場合週3日計15時間、つまり人工腎臓は、健康な人のそれと較べてごく一部の時間および一部の役割しか果たしていません。よって、圧倒的に少ない時間しか透析により賄われているに過ぎず、ゆえにに15時間なんて全く大した時間ではないのですが、透析10年目となった今でもその透析時間は長いものに感じます。

▼その週3回15時間の透析時間が、その大多数の透析患者が正しく透析時間と思っているようですが、本当の透析時間は、私が先に慌しく時間が経過していくと申した透析終了後から次回透析開始までの間であり、その間の時間の過ごし方で当該透析患者の今後の予後、及び実りある人生なるかどうか決まると言っても過言ではないことは、多くの透析患者は知らず、ましてや透析に日常関わりのない方には知る由もないは当然なことです。

 そういうお話を私は透析1年目でお聞きすることが出来たのはラッキーだったと思います。 


福音になるかな!?

2015年09月26日 | To die in vain

▼去る9月23日の毎日新聞朝刊に、再生腎臓の研究についての記事が載りました。

 見出しは、「ラットで排尿成功。10年以内に、人へ応用」とありました。

 動物の体内で成長させた再生腎臓から、尿を体外に排出させる実験に成功したとの内容です。

 

▼毎日新聞朝刊の記事は、こちら

▼現在、腎代替治療としては、透析治療と腎移植があります。そして再生医療による再生腎臓が人に応用されれば、本当に患者にとっては、福音になりますね。

▼腎臓病の治療に関するニュースが新聞等で報道されると期待して見てしまいます。再生医療の中でも、腎臓という臓器については、他の臓器と較べて研究が難しいと言われていますので、時間がかかると思いますが、地道な研究を見守りましょう。