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運、不運・・・?

2020年04月06日 21時38分55秒 | 日記
新型コロナウィルスで志村けんさんが亡くなった、あまりにも突然の出来事のように感じる

今日の新聞でチョット衝撃を受けた、最先端医療の医療機器を使用したのに助かった人、助からなかった人がいるのだ

病気が進んで行く時の何時の時点で使用したか等、色々の条件が重なったとも考える必要はあるが

「重症治療、経験が鍵」この言葉が気になる

人工心肺装置の写真

                        webより
新聞記事




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新型コロナウイルスによる重い肺炎患者に対し、治療の切り札となる人工心肺装置「ECMO(エクモ)」。
関係学会のまとめによると、三月三十日時点で四十人のコロナ患者がこの装置で治療を受け、うち十九人が回復したが、
タレントの志村けんさん(70)ら六人は亡くなった。生と死を分ける厳しい救命の現場。医療チームの奮闘を、
一人の患者の例で再現した。

▽直ちに態勢

「受け入れは可能か」。二月下旬、東京都立多摩総合医療センターの電話が鳴った。
日本集中治療医学会などが新型コロナ対策で発足させたエクモ治療ネットワークからだった。
患者は、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で感染した六十代男性。
最初に搬送された病院でエクモを装着されたが、経験豊富な同センターに支援の要請が来た。
「準備しておきます」。清水敬樹部長はそう答え、直ちに受け入れ態勢を整えた。

エクモは肺機能を一時的に代替し、傷んだ肺の回復を目指す生命維持装置。
静脈血を体外に取り出し、酸素を供給して再び体に戻す。
臓器障害など合併症が起きやすいため予防や対処に高度な知識と経験が必要で、
同センターでは医師、看護師、臨床工学技士ら七人程度がチームを組んで一人の患者の治療に当たる。

患者はその日の夜、救急車で到着した。防護服に身を包んだスタッフが集中治療室まで慎重に搬送。
清水部長らは男性の肺や呼吸状態などを調べ、治療方針を検討した。

▽10倍の太さ

「管が細い。このまま治療を続けられるか」。
清水部長は、患者の首と太ももの静脈に挿入されたカテーテルに注目した。
大量の血液を循環させるエクモ治療では、どんなカテーテルを選ぶかが鍵を握る。
「通常の点滴用の約十倍の太さが適正だが、使うには相当の経験が要る」と清水部長。

管の交換も検討したが、エクモを止めるリスクは高い。
チームは細い管での治療続行を決定、出血や臓器障害などの合併症が起きないよう二十四時間態勢で監視を続けた。

二週間後、男性は酸素マスク越しに家族と会話ができるようになり、さらに二週間ほどで退院した。

エクモを保有する病院でも年一人を治療するかどうかの中、同センターは過去五年余り、
年十五人近い患者を治療してきた。その蓄積は自信となり、今回の判断にも迷いはなかった。

清水部長は「機械だけで救命するのではない。
本当に頼れるのは現場の医師や看護師、スタッフの経験や知識だ」と話し、
エクモを使いこなすスタッフの育成に力を入れることの重要性を強調している。

エクモを使った診療報酬は、詳しくは分かりませんが、初期点数は30000点以上以後日々3000点らしい

金額にすると、初期300000円以上、後日々30000円とこれに付随する諸々の費用が付加されるので

かなりの高額になる

しかし、この「エクモ」を使った医療チームの経験の差で生死が決まる(確定ではないが)なんて複雑な気分だ











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