清治邦章の日記

産業医、訪問診療を行っている清治邦章の日記です。
コメント、感想、苦言、苦情、
何でもどーぞ(^^)

2017年7月23日の日記~産業医研修~

2017-07-28 16:08:08 | 日記
今日は朝から東北大学で産業医研修の講師。
テーマは「就業制限について」
冒頭、どれくらいの先生が、これまで就業制限をかけたことがあるのか、聞いてみた。やはり2割程度。今日の話を聞いて、一人でも多くの先生が就業制限の重要性を認識して頂けたらと思う。

最初は言葉の説明、それから意味やどのような場面で就業制限を使うか、説明し、後半は事例の検討。

健康診断事後措置の際の事例は、実際に報告書の作成を行いながら説明した。
やはり最後の、ストレスチェックの高ストレ者の面接指導の事例は、十分に説明することができず。

でも参加して頂いた先生方の表情を見ると、大丈夫そうだ。

まずは見様見真似でもいいので、やってみて頂きたい。

2017年7月21日の日記~相棒~

2017-07-28 15:28:55 | 日記
若い先生が研修に来てくれて、一ヶ月が経過した。

事業所のご厚意もあり、我ながら、とてもいい研修になっていると思う。

一緒に苦楽を共にしている。

自分の仕事を改めて見つめる、そんないい機会にもなっている。

最近は僕の相談にも乗って頂いている。

刑事ドラマではないが、互いにいい相棒になれそうな気がする。

時期尚早か。

2017年7月18日の日記~熱中症を予防するために~

2017-07-22 05:30:04 | 日記

6月末から7月にかけて急に暑くなったこともあり、私の契約させて頂いている事業所で既に2件の熱中症労災が発生している。

失敗した。

もう少し具体的に、熱中症の予防について、安全衛生委員会で説明すべきだった。

熱中症の予防として事業所が行っているのは、飲料を準備したり塩飴を準備したりする他、今年のトピックはWBGTとなっており、しっかりやっている衛生管理者であればあるほど、「WBGTを測っています」などという。

事業所は熱中症対策を行わなければならない。真剣に行い「熱中症労災」を予防しなければならない。しかし、あまりに一生懸命行うことは、リスクにもつながると思う。

それは「熱中症対策は事業所の責任」ということを過度に働く人々に印象付けること。「あ~、会社が頑張ってくれてるなあ。これで大丈夫だ。」と思われては困る。

僕の持論では熱中症対策の7割は働く人々に行って頂かなければならない。事業所が頑張って予防できる部分はせいぜい3~4割程度だと思う。

働く人々が日々、バランスの良い食事と十分な睡眠をとること、過度な飲酒をしないこと、これがとても重要だ。特に睡眠については、寝苦しいこともあり個々の努力が必要である。「睡眠は最も重要な要素」ということを認識して、エアコンや扇風機を使いながら、いつもにも増して睡眠に意識を向けるべきである。夜な夜なテレビを見たり、ゲームをしたり、遅くまで飲み歩いたりしてはいけない。

事業所では出勤時、始業時の体調確認を確実に行ってほしい。そして体調不良の場合は、勇気を持って仕事をせずに休むことをお勧めする。

通常は仕事中に気分が悪くなり、病院を受診して「労災」などと言われることは、特殊な作業でなければ殆どない。

しかし、日中の気温が30度を超えるこの時期は、例え夜勤でも事務所内の勤務でも、仕事中に気分が悪くなり病院を受診すれば「熱中症」と診断されることが想定される。仕事中に熱中症を発症したとなれば、事業所でどんなに対策していたとしても、それは「労災」となる。

今一度、事業所では働く人々への体調管理の重要性をしっかり周知して頂きたい。そして始業時の体調確認を行って頂ければと思う。

 

 


2017年7月20日の日記~残業代0法案~

2017-07-21 21:13:12 | 日記
専門職で年収の高い人を労働時間の規制から外す高度プロフェッショナル制度が議論されている。

どうせやるなら、脳心臓疾患の労災ラインである時間外労働月60時間を越えられないようにすればいいのに。

月60時間を越える残業は違法にすればいいんだ。そうすれば過労死もなくなる。

飲酒運転やシートベルトと同じことだと思う。なんでこんな簡単なこと、できないんだろう。

偉い人々、頼みます。

2017年7月16日の日記~食事の大切さ~

2017-07-17 06:20:27 | 日記

最近、会議や会合が多く、野菜を食べる機会が少なかった。

その症状は突然来た。

7月15日、夜、左手首の痛みと、何とも言えない心窩部のムカつき、ひどい倦怠感。

早く眠った方がいいと思いベッドに入ったが、左手首の痛みが気になって眠れない。

仕方がなく鎮痛剤を飲んで眠ったが、眠れなかった。

16日、朝も症状が続き、午前中の往診も何となく辛かった。

ここまで全く原因わからず、「とりあえず行ってみよう」と思い、病院ではなくいつものようにバスケへ。

バスケでは右足の捻挫の影響もあり、ゆっくりやるつもりが徐々に体調は改善。

終わる頃には左手首の痛みも含めて、殆ど症状はなくなっていた。

やっぱり食事は大事だ。野菜を食べよう。