2型糖尿病についてまじめな話

俺だって、まじめなこと書けるんだぜ～。

私は1型糖尿病なのですが、今日は2型糖尿病について。

誰かに糖尿病であることを説明すると、「生活習慣が悪かったのか」と思われたり、言われたりして、不快な気持ちになり「違う。」と否定したくなりますよね。1型糖尿病の人は「2型糖尿病ではなくて、1型糖尿病なんだ」と主張したくなります。私も昔はそうでした。

それは2型糖尿病は生活習慣が悪いせいでなると認識されているからですよね。でも私が思うに、「生活習慣が悪い」ではなく、どちらかというと、「2型糖尿病は糖尿病になりやすい体質を持つ人がなる」ではないでしょうか。

2型糖尿病にもなりやすい体質の人と、なりにくい体質のひとがいます。なりにくい体質の人はいくら生活習慣が悪くても糖尿病にはならないわけです。毎日お酒を飲む人は世の中にたくさんいます。でもその人たち全員が糖尿病になるのか？といえば答えはNoです。肥満な人は全員糖尿病になるのか？当然Noですね。

1型糖尿病の人はよく「私は2型ではない。2型と一緒にするな」と心で思い、時には言葉にして言ったりします。これどう思いますか？2型の人に失礼ですよね。

2型糖尿病でも、1型糖尿病に極めて近いくらい、インスリン分泌能が低かったり、インスリン抵抗性が悪く、同じようにインスリンを常時使用されている方もおられます。そういう方たちは、できるだけ糖代謝が悪化しないように、厳しい食事療法、運動療法も指示されて、1型糖尿病よりつらい思いをされている方もいるかもしれません。

私たちIDDMはもっとIDDMのことが社会で認知されて欲しいと願っています。でも私は、2型糖尿病のことでさえ社会で正しく認知されていないような気がします。

IDDMが社会で理解されて欲しいと願う私たちが、1型糖尿病の事だけでなく、2型糖尿病の事も正しく理解することが、すごく必要ではないかと思う今日この頃です。