輝伽's Room

10年前交通事故で命を失いかけました。私の体験がお役に立てれば嬉しいです。~閲覧後は、コメントをお願いします。~

(7) 回復までの道のり②

2011年04月18日 | 高次脳と共に 第2の人生
家では何度と無く、家族ー特に母親と言い合いになり、私が主張を曲げずに言い続けるたびに
”やっぱり、高次脳じゃねー。 もう一生治らんのんよね。
 もう、どうせ治らんのんじゃけ、ずっとここにおりんさい、
 OO君も(現夫)そのうち愛想つかしてあんたから逃げるよ。”
と、親だからの思いなのか どこにも行かなくてもいい。 私たちが守っていくから。 という
親心を私に押し付けていました。
目が斜視なので、父が見るテレビも見るのがつらく、”もうーテレビつけんでや!”
新聞にこんなことが書いてあった。 などといわれると、”うちは新聞もまともに読めんのんじゃケー!”
と、怒鳴ったり。

それが、高次脳のせいーだから一生直らない と言われると、今の自分を否定されたように感じた。
どうせ私は、と 悲観的になるのは当たり前だった。
常に、周りから認められたい 必要だと言われたい と言う思いがずっとあった。
治らない 仕方が無い どうせ。 どうせ。  常に私の頭にはこういう思いがあった。

その後、めでたく結婚をして、仕事もして、ふと自分の人生に疑問を持ち始めた。
最悪な経験 交通事故 を経験した自分にしかできないことがあるのではないか?  と。
しかし、
この脳外傷を負った頭で
この新しい第2の人生で何ができるだろう?


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