大河ドラマに貰った知恵 📺
NHKの大河ドラマは、観ない部類に属していたのですが、不思議と「鎌倉殿の13人」は最終回まで観てしまいました。次から次と鎌倉殿の地位というより北条の地位を脅かす者は、そのおそれの段階で抹殺されていくドラマでした。
歴史書は後世の者によって編纂されていくので、鵜呑みにはできませんが、没年などは凡そ補足的資料などから推定でます。その没年や時代の状況からこのような最期であったろうと脚本家は腕を振るうことになります。その中であっけらかんと嘘をつき、裏切り寝返りを繰り返しながら生延びていく一族が描かれていたのは、ある種の爽快感さえ与えられました。
賄賂を貰わぬ正直な警官より、賄賂を貰って見なかったことにする警官の方が信用出来るという内容の小説の一文を以前読んだことがあります。人との信頼関係は正論ばかりでは成立たないようです。
ごく最近我家の鎌倉殿ならぬ女房殿が「私がブスだということに、いつ頃気が付いた?」と珍問答を吹っかけてきました。「う~ん、まだ気付いていないかも・・」と答えると、「あんたも言葉を選ぶのが上手になったねえ」と褒められてしまいました。「鎌倉殿の13人」は、鎌倉武士が如何に生き残っていくかのドラマでしたが、私も1年間観ただけの成果はあったようで、生き残りの知恵が少しは身についたようです。
後悔の歌は唄わぬ鳥を飼う・・・しろ猫
byしろ猫
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