熊本県川柳研究協議会(熊本川柳研)

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会員エッセイ

2022-05-09 00:00:01 | 会員エッセイ

   💱 国の家計簿や~い

ひと昔前の国会では、予算案が年度内に成立することはまれでした。

紛糾の挙句に、当面の国政運営のため暫定予算を組んで凌ぐのが常態でした。国会から地方議会まで、議員の主要な任務は予算審議でのパフォーマンスであることは今も同じです。そして、決算委員会の存在感の薄さもまた今も同じです。 ニュースにも殆ど取上げられず、紛糾する予算とシャンシャン決算の落差が際立っていますね。この現象は我が家の家計簿と真逆だと気づかされました。わが家では、予算なるものはいい加減、というより無いのです。支出した項目と金額だけの簡単極まる記録を前に、妻の溜息というセレモニーで検討が開始され、時により旦那を参考人として招致し、容赦なく記憶を手繰る検証が行われます。

この簡単な支出の数字の記録は、もう数十年にわたり続けられ残されていて、何かのおりには貴重な参考資料として活用されます。古い過去の支出記録は、日記以上にまざまざと当時の失敗までも想起させるのです。

さて、国の予算審議の方も諸問題への対応を名目に、シャンシャン方式が常態化しなければいいのですが・・。

車の保安検査と同じく、施策の操縦の事後検証って大事ですよね。

統計の裏付けあってエビデンス・・・しろ猫

  byしろ猫


会員エッセイ

2022-04-03 05:34:06 | 会員エッセイ

 去る3月26日土曜日、川柳スパイラル大阪句会に行ってきました。

 川柳スパイラル (teacup.com)

 蔓延防止措置が解けたとはいえ、まだ人出は回復していない様子。

 参加者は、小池正博さん、くんじろうさん、笠嶋恵美子さん、兵頭全郎さん、私の5名。

 「もう少し人数おったらケンカもできたんやけど」と笑っておられました。

 それだけ毎回、激論が交わされているのでしょう。

 

 『川柳スパイラル』編集発行人の正博さんが柳歴30年、

 2018年度番傘賞のくんじろうさんが25年、

 若手といわれている全郎さんも20年、

 恵美子さんは柳歴を聞きそびれましたが各地で選者をなさっている、いずれも大ベテラン。

 

 互選でしたので、選句の理由、自句へのコメントがじっくり聞けました。

 それは同時に、日頃のグータラさが炙りだされる経験でもありました。

 現代美術、現代思想と同じく現代川柳=難解のイメージがあるかもしれません。

 しかし、討論の中で聞いた発想法、作句法は王道の川柳そのものでした。

 

 説明を避ける、類句を避けるという基本を徹底すれば、

 自ずと省略・飛躍が表れて、「読み」が要請されるのでしょう。

 そのためには、もっと過去句を学ぶ必要があるなぁ、と反省しました。

 

 (しまもと莱浮)

 

     ハナニラ(写真提供 北村あじさい さん)

 


会員エッセイ

2022-03-23 21:20:04 | 会員エッセイ

   👉 右側からご免なさい 👈

ラジオで面白い事を聞きました。左眼で見た情報は頭の中で交差して右脳へ送られ、右眼で見た情報はその逆だということでした。

右脳は空間認識に優れ、左脳は文字や理論認識に優れているそうで、右眼の映像情報は「右眼~交叉~左脳~右脳」と進むので、「左眼~交叉~右脳」よりワンクッション多くて記憶速度に差が出るとか。そこで、相手に強く印象づけたい時は、相手の左側に立ったほうが有利で、印象を薄くしたい場合(例えば不都合をしてしまったとき・失敗を謝るとき等)は、右側に立って右眼の端に入れてもらうと具合がよろしいとか。さしずめこの裏技は、対人関係用に活用したらよかろうと思うのです。例えば左眼は、面接で強く印象づけたい、商品を売り込みたい、好成績をアピールしたいなど。右眼は、不都合事項の報告、休暇の申請、遅刻の言い訳・・等々に。明日からでも早速使えるものばかりなので、お薦めしたいと思います。しかしながら留意すべき事項もあります。相手が椅子を回転させたり頭を回して正対してしまうことへの対応が必要であるということです。

更に、この方法を用いた効果の検証・追跡調査が行われた形跡がないことも懸念材料です。最後に無責任のようですが、この記事がもし間違っていたら・・。「右側からご免なさい♪」

いつもなら遅れるバスが早く出る  しろ猫

 

 孤遊さん撮影 雨の桜


会員エッセイ

2022-03-15 00:00:01 | 会員エッセイ

(^^♪ 楽しむ  ♪ 🎶    

音楽について、特に知識がある訳ではなく、楽器演奏が出来る訳でもないが音楽を聴くことは好きである。歌謡曲からジャズ、クラシックまでよく聴いている。

しばらく前に辻井伸行を聴きに行った。ライブで演奏を聴いている時は、奏者の熱意、会場の雰囲気など、CDでは味わえない感動がある。しかし、その曲を音楽的に理解し、その感動を言語で表現しようとしても私には困難である。

下記はそのコンサートのパンフレットの抜粋

ショパン:舟歌 嬰へ長調OP・60

フレデリック・ショパンはピアノ音楽に徹し、個性的な芸術創造の中に濃密な情念や孤独、怨情や夢想のすべてを凝縮した。激動の時代を生き、ポーランドからフランスに亡命した複雑な心情を生涯抱き続けた孤独な魂が、自らの楽器に託して描いた内面の真実と幻想は、溢れるばかりの想像力でピアノ音楽の可能性を押し拓いていった。

(略)

ベネチアのゴンドラの船頭唄に由来するバルカロールは通常8分の6拍子をとるが、ショパンはこれを8分の12拍子で自在に処理している。シャープ6つの嬰へ長調を主調とする本曲の和声は大胆で、分散和音のさざめきも含め、フランス近代の音楽を先駆けるものだ。(以下略)

正直、チンプンカンプンである。私が「いい曲だった」とか、「感動した」で終わらせる音楽も演奏家や評論家が言語にするとこんなに難しくなる。ただ、音を楽しむと書いて「音楽」だから、聴いて「いい曲だなあ」と感じるだけでもいいのだと自分を納得させている。

賑やかに泣いて歌って踊る古稀  陶次郎

                                     (井芹陶次郎)


会員エッセイ

2022-02-27 12:15:06 | 会員エッセイ

  

お内裏様とお雛様の位置についてはいいろいろ謂れがあるようです。上の写真はあじさいさんから。  

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  🌸 会話 コメント

東京五輪や、北京の冬期五輪などでの競技前後の選手インタビューでの受け答えで、スケートボードやスノーボード等の選手のコメントが自然な会話調で新鮮に聞こえました。理由は最近のスポーツ選手とインタビュアーの会話は、まるでコンビニのマニュアル会話のように定型化されていたからです。

「自分がどんなパフォーマンスが出来るか楽しみです」とか「出来ればいいのかなアと思います」といった表現の仕方が非常に多く、会話としてではなくスポーツ紙にまとめられた寸評のようなコメントが非常に多い昨今です。

以前、町中を訪ね歩くという民放の中継番組で、レポーターが道端で作業をしているお爺さんに「お爺さん、こんにちは~」と声をかけたら、「さっき挨拶したばっかりじゃろう」と応えられて「さっきはリハーサル今度は本番」と動揺しつつも内幕をバラすことで、スタジオの笑いをとっていました。

お笑い界における失敗をも咄嗟に笑いに代える芸に妙に感心した覚えがありますが、それよりも更に「へエ~おかしな連中だな」と半分あきれ顔で、構わず作業を続けていたお爺さんがとても新鮮で頼もしく見えたものです。

震災直後、お気に召すコメントを求めて、同じ質問を角度を変えて繰り返すインタビュアーに、辟易した実体験から、スポーツ選手が会話をコメントとして纏めてしまいたい気持ちも理解はできるのですが・・。

迂闊には答えられない問いばかり・・・しろ猫

      byしろ猫