春休みを利用して3泊4日の旅に行ってきました
1日目:ワガ~ドリ
首都ワガから北東に約250キロの町、ドリへ。今回の旅は同期隊員と2人で行く予定だったが彼女の仕事が終わらず、とりあえず一足先に1人で向かうことにした
バス停で待っている間にヤギの乳に砂糖を混ぜた飲み物を購入
旅の楽しみ其の一~食べ物
ドリ:ブルキナの都市の中で、隊員のいる最北端の町。そこから東へ50キロもいくと、お隣の国ニジェールに入る。ということで、サハラ砂漠の端っこが見られる町
気候はサヘル気候で、降雨量も少なく、緑も少ない。現在3人の協力隊員が活動している。
バスで4時間半。移りゆく景色が新鮮だった。初めて見るサバンナの景色
永遠に続く低い木と砂漠の白い砂。そしてバスが止まるたびに現れる小さな集落
今まで見てきたブルキナの景色とは全く違う。
ドリの手前にバニという小さな村がある。この村にはブルキナ1古いモスクがあることで有名。また、一生ラマダン(食べ物飲み物を一切口にしない)を続けている仙人のような人がいることでも有名
彼の名はエル・アアジャ・バニ
彼に会うと全てのことが上手くいくようになるという御利益があるらしい。会いたかったが、最終バスだったので通過
←バスから見える村のモスク
ブルキナに初めてイスラム教が根付いた村ということで、全部で9つのモスクがある。
ドリの隊員にニンニク鳥のお店でもてなしを受け、この日は先輩隊員のお宅に宿泊
2日目:ドリ~ゴロムゴロム~ウルシ
先輩隊員の配属先にお邪魔したあと、ドリのマルシェをウロウロ…。旅の楽しみ其の二~マルシェ
町によって全然売っているものが違う。特に布のガラなど、その地域でしか買えないものもある。布との出会いは一期一会
気に入った布は迷わず購入しないと二度と出会えない
マルシェをウロウロしていると同期の隊員が遅れて到着
2人でドリからさらに北に約50キロの町、ゴロムゴロムへ
ここからは定期バスが1週間に1度になるので、乗合バスを拾わなければならない
今回初めて乗合バスに乗ったが、噂どおり大変だった…ハイエース級の車に詰めれるだけ人を詰め込んで、さらに屋根の上にも座ってる
私たちは補助席1つに2人座らされ、身動きとれない状態で2時間弱
かなりの疲労感
ゴロムゴロムに15時半頃到着
ここで今度は宿探し。と、そこへガイドと名乗る男性が現れる。この町は木曜日にマルシェが開かれるのだが、そのマルシェが『西アフリカ1カラフルなマルシェ
』と有名で、観光客も多い
私たちの目的も、もちろん木曜マルシェ
ガイドはいくつかのツアーを提案してくる。例えば近くの村にホームステイ、ラクダで周遊など。で、1時間ほどの話し合いの結果『砂漠ステイ』に決定
ゴロムゴロムからさらに北へ40キロほどのウルシという町へバイクで1時間ほど
ここには大きな砂漠があって、サハラ砂漠の端っこだという
←この辺までくると、ラクダは生活の一部
→
本物の砂漠
→
←ガイドと一緒に
たいしたことじゃないのにすごい達成感
この日は残念ながら綺麗な日没は見れなかった
でも夜、頭上を見上げると満天の星空。風も涼しくあっという間に眠りの中に…が
明け方は毛布かぶってても寒くて眠れなかった
恐るべき砂漠気候
3日目:ウルシ~ゴロムゴロム~カヤ
砂漠の中で寒さに目覚めると、薄暗い中もうすでに生命の活動が始まってる気配
目を凝らして遠くを眺めると、たくさんの牛やヤギの群れ。日の出前の涼しい間に砂漠を抜け、近くのバラージュに水を飲みに来る家畜たち
生命活動の原点。綺麗に並んだ行列を見ているうちに空が明らみ始める
こんな感じで砂漠にゴザひいて毛布かぶって寝ました
→
←砂漠の日の出
あいにく曇り空で、オレンジ色に輝く砂漠の砂は見れなかった
毎朝近くの村の人たちは砂漠の砂を家の中に運び、部屋を清めるらしい
→
さっと顔だけ洗って、ゴロムゴロムのマルシェへ
ゴロムゴロムにはプル族やグルシ族など、主に4つの民族がいる。その中でもプル族の女性は綺麗で、衣装も装飾品も華やか
ブルキナべも、プル族の女性は綺麗だと断言するほど。だからマルシェもその女性たちの衣装でとてもカラフル
売っている布も独特のもの。マリ国境が近いこともあり、異国情緒も少し感じられる
←このようなカラフルな布がいっぱい
値段交渉中
←マルシェの雰囲気
→
このマルシェではラクダの肉やラクダのこぶで作った石鹸なども売られている。この地域ならでは
昼までマルシェを見た後、カヤへ南下
ワガの手前約100キロぐらいの町。この町は比較的大きな町で、生活の上ではあまり不便はない。同期隊員がこの町で活動しているのでお邪魔した
この町の印象はとりあえず安全で、人が優しい。夜ご飯を食べに行って帰る時、カバンをイスに忘れていたら呼び止めてくれる、自転車の前かごに荷物を置きっぱなしでも取られないなど、ワガでは考えられない治安のよさ
4日目:カヤ~ワガ
午前中、義足技師の先輩隊員の活動を見に、リハビリセンターへ。日本でもなかなか見れない現場なだけに、興味津津
この国でも少ないなりにも義足技師がいる。でも技術はあまりない人が多い。その指導のために活動しているという
職人技にしばし見入ってしまった。
その後、カヤ名産品の革製品のマルシェへ。サンダルや財布、カバンなどたくさんの革製品が売られていた。お土産に買って帰りたいものがたくさんあるが、日本に持って帰ると気候の違い(日本は湿度が高い)から、すごく臭くなるらしい
歴代帰国先輩隊員が言うから間違いない
だから日本へのお土産に革製品は断念
昼食をカヤ隊員たちと食べた後、ワガへ戻る
今回の旅で、また新たなブルキナの顔が見れた気がする。旅に行くたびに一層ブルキナのことが好きになってくる
いろんな現地語が聞けるのも楽しみの一つ。いい気分転換になった
でも我が家に戻るとほっとするね
ブルキナ現地語プチ講座
『ありがとう』 モレ語:バルカ ジュラ語:アニティエ プル語:フォーフォー フランス語:メルシー
ブルキナに来たら是非使ってみてね