Burkina Faso ~清廉潔白な人たちの国~

西アフリカの内陸部に位置する、世界最貧国ブルキナファソ。その国での2年間の生活記録。

たまらん

2009年03月31日 02時45分36秒 | Weblog
新たな紅茶の飲み方に出会った
その名も『たまらん紅茶
…何が‘たまらん’かというと、材料が‘たまらん’


 ←右の枝豆を乾燥させたような色のものが‘たまらん’

材料はリプトンとハーブとたまらん。これをカップに入れてお湯を注ぐだけ
ブルキナの露天でよく売っている飲み物にビサップとタマランとジャンジャンブルがる。ビサップは赤紫色の花。それを乾燥させて、お茶のようにお湯で炊きだし砂糖を加えた飲み物。ジャンジャンブルは生姜ジュース。そしてタマランは写真のような実をお湯で炊きだし砂糖を加えたものどれも水分補給の救世主

 ←ビサップの花ガーっと口を開いて食いついてきそう…

たまらんは柑橘系の、強いて言うならレモンとオレンジの合わさったような味。私はタマランが1番好き
今日、ヤウー(ヨーグルト)を買いに馴染みのお店に行くと、この『たまらん紅茶』を作っていた。美味しそうだ~と見ていると、たまらんとハーブを少しわけてくれた
最近の旬の果物マンゴーと合わせて、ちょっと優雅なティータイム

 ←夏バテの胃にも優しい


ワニとワールドカップ

2009年03月28日 05時35分14秒 | Weblog
土曜日の午前中、ワニ園に行ってきました 

ワガから50キロほど行ったバズレという町。同任地の隊員5人でタクシーを借りきってプチ遠足
小さな池があって、そこにワニが100匹(推定)ほど生息しています

  ←甲羅干し状態

ここの目玉はなんといってもワニに触れる…だけでなく、乗れてしまいます
最初はへっぴり腰で、ガイドのブルキナベの言うこと信じてなかったけど、10分もいると感覚がマヒってくる『ワニって安全じゃない

 ←ピクリとも動かない
ワニを囲んで皆で記念撮影→ 

…でも鶏を近づけると猛烈に食いついてくる油断大敵
感触は、しっぽは固いけど、お腹や手足の付け根はプニプニと柔らかいカメレオンとかヘビの感触に近い感じでした

 ←こんなおちゃめなモニュメントもあります『ワニ女』

夕方、待ちに待ったワールドカップ1次予選が開催されました2010年は南アフリカで開催ということもあり、ここブルキナでも盛り上がってきてます皆でブルキナユニフォームを着て国立球技場へサッカー観戦に日本では国代表の国際試合のチケットなんてなかなか手に入らないけど、ここでは2時間前に行っても余裕で入れちゃうしかも1000FCFA(約200円)めちゃくちゃ得した気分です

 ←試合開始前から盛り上がってます。あちこちで国旗が振られてるこの巨大国旗も開始前の予行練習で広げられましたが、1回で破れてた…残念

 ←試合開始直後はスタンド満員あまりに多いので、満員になったエリアから入口の扉が閉鎖されるんだけど、そうするとトイレにも行けない。するとドアの前や隅っこの方に皆自由に放尿きたないなぁ…

ブルキナベに交じってのスタンドでの応援は楽しさ満載
・日本と同じくスタンドから指示をだす人(フランス語で聞くとなんだか面白い
・軍隊の応援団が1エリアを占領していて、北朝鮮さながらの統一された応援。振り付けもあり、皆がグラウンドにお尻を向けて振るという動きがあった。…が、その最中に1点とられたが、誰も見えてないので気付かずにお尻フリフリ
・「アイー」「チョー」など、擬音が多い。
・興奮して席を立つと、周りから「アセエブー(座って)」と注意を受ける。得点した時以外は座って応援

初戦はギニアとの対戦で4対2でブルキナ圧勝ただ同じブロックにコートジボアールがいる。この国が強敵でもコートジに勝たないとワールドカップには行けない頑張れブルキナ

 ←試合終了後、周りの意気投合したブルキナベと記念撮影

 ←そして最後にはなんとグラウンドに降りれちゃいましたゴール前で

国内旅行~ブルキナ北部~

2009年03月27日 02時41分18秒 | Weblog
春休みを利用して3泊4日の旅に行ってきました

1日目:ワガ~ドリ
 
首都ワガから北東に約250キロの町、ドリへ。今回の旅は同期隊員と2人で行く予定だったが彼女の仕事が終わらず、とりあえず一足先に1人で向かうことにした
バス停で待っている間にヤギの乳に砂糖を混ぜた飲み物を購入旅の楽しみ其の一~食べ物

ドリ:ブルキナの都市の中で、隊員のいる最北端の町。そこから東へ50キロもいくと、お隣の国ニジェールに入る。ということで、サハラ砂漠の端っこが見られる町気候はサヘル気候で、降雨量も少なく、緑も少ない。現在3人の協力隊員が活動している。

バスで4時間半。移りゆく景色が新鮮だった。初めて見るサバンナの景色永遠に続く低い木と砂漠の白い砂。そしてバスが止まるたびに現れる小さな集落今まで見てきたブルキナの景色とは全く違う。
ドリの手前にバニという小さな村がある。この村にはブルキナ1古いモスクがあることで有名。また、一生ラマダン(食べ物飲み物を一切口にしない)を続けている仙人のような人がいることでも有名彼の名はエル・アアジャ・バニ彼に会うと全てのことが上手くいくようになるという御利益があるらしい。会いたかったが、最終バスだったので通過

 ←バスから見える村のモスクブルキナに初めてイスラム教が根付いた村ということで、全部で9つのモスクがある。

ドリの隊員にニンニク鳥のお店でもてなしを受け、この日は先輩隊員のお宅に宿泊

2日目:ドリ~ゴロムゴロム~ウルシ

先輩隊員の配属先にお邪魔したあと、ドリのマルシェをウロウロ…。旅の楽しみ其の二~マルシェ町によって全然売っているものが違う。特に布のガラなど、その地域でしか買えないものもある。布との出会いは一期一会気に入った布は迷わず購入しないと二度と出会えない
マルシェをウロウロしていると同期の隊員が遅れて到着2人でドリからさらに北に約50キロの町、ゴロムゴロムへ

ここからは定期バスが1週間に1度になるので、乗合バスを拾わなければならない今回初めて乗合バスに乗ったが、噂どおり大変だった…ハイエース級の車に詰めれるだけ人を詰め込んで、さらに屋根の上にも座ってる私たちは補助席1つに2人座らされ、身動きとれない状態で2時間弱かなりの疲労感

ゴロムゴロムに15時半頃到着ここで今度は宿探し。と、そこへガイドと名乗る男性が現れる。この町は木曜日にマルシェが開かれるのだが、そのマルシェが『西アフリカ1カラフルなマルシェ』と有名で、観光客も多い私たちの目的も、もちろん木曜マルシェ
ガイドはいくつかのツアーを提案してくる。例えば近くの村にホームステイ、ラクダで周遊など。で、1時間ほどの話し合いの結果『砂漠ステイ』に決定

ゴロムゴロムからさらに北へ40キロほどのウルシという町へバイクで1時間ほどここには大きな砂漠があって、サハラ砂漠の端っこだという

 ←この辺までくると、ラクダは生活の一部→ 

本物の砂漠→   

 ←ガイドと一緒にたいしたことじゃないのにすごい達成感

この日は残念ながら綺麗な日没は見れなかったでも夜、頭上を見上げると満天の星空。風も涼しくあっという間に眠りの中に…が明け方は毛布かぶってても寒くて眠れなかった恐るべき砂漠気候

3日目:ウルシ~ゴロムゴロム~カヤ

砂漠の中で寒さに目覚めると、薄暗い中もうすでに生命の活動が始まってる気配目を凝らして遠くを眺めると、たくさんの牛やヤギの群れ。日の出前の涼しい間に砂漠を抜け、近くのバラージュに水を飲みに来る家畜たち生命活動の原点。綺麗に並んだ行列を見ているうちに空が明らみ始める


こんな感じで砂漠にゴザひいて毛布かぶって寝ました→ 

 ←砂漠の日の出あいにく曇り空で、オレンジ色に輝く砂漠の砂は見れなかった

毎朝近くの村の人たちは砂漠の砂を家の中に運び、部屋を清めるらしい→ 

さっと顔だけ洗って、ゴロムゴロムのマルシェへ

ゴロムゴロムにはプル族やグルシ族など、主に4つの民族がいる。その中でもプル族の女性は綺麗で、衣装も装飾品も華やかブルキナべも、プル族の女性は綺麗だと断言するほど。だからマルシェもその女性たちの衣装でとてもカラフル売っている布も独特のもの。マリ国境が近いこともあり、異国情緒も少し感じられる

 ←このようなカラフルな布がいっぱい値段交渉中

 ←マルシェの雰囲気→ 

このマルシェではラクダの肉やラクダのこぶで作った石鹸なども売られている。この地域ならでは

昼までマルシェを見た後、カヤへ南下ワガの手前約100キロぐらいの町。この町は比較的大きな町で、生活の上ではあまり不便はない。同期隊員がこの町で活動しているのでお邪魔した
この町の印象はとりあえず安全で、人が優しい。夜ご飯を食べに行って帰る時、カバンをイスに忘れていたら呼び止めてくれる、自転車の前かごに荷物を置きっぱなしでも取られないなど、ワガでは考えられない治安のよさ

4日目:カヤ~ワガ

午前中、義足技師の先輩隊員の活動を見に、リハビリセンターへ。日本でもなかなか見れない現場なだけに、興味津津この国でも少ないなりにも義足技師がいる。でも技術はあまりない人が多い。その指導のために活動しているという職人技にしばし見入ってしまった。

その後、カヤ名産品の革製品のマルシェへ。サンダルや財布、カバンなどたくさんの革製品が売られていた。お土産に買って帰りたいものがたくさんあるが、日本に持って帰ると気候の違い(日本は湿度が高い)から、すごく臭くなるらしい歴代帰国先輩隊員が言うから間違いないだから日本へのお土産に革製品は断念

昼食をカヤ隊員たちと食べた後、ワガへ戻る

今回の旅で、また新たなブルキナの顔が見れた気がする。旅に行くたびに一層ブルキナのことが好きになってくるいろんな現地語が聞けるのも楽しみの一つ。いい気分転換になった

でも我が家に戻るとほっとするね

ブルキナ現地語プチ講座

『ありがとう』 モレ語:バルカ ジュラ語:アニティエ プル語:フォーフォー フランス語:メルシー

ブルキナに来たら是非使ってみてね




記憶

2009年03月23日 20時25分06秒 | Weblog
出産には想像を絶する痛みが伴うという。それでも女性は1人子どもを産むとまたもう1人欲しくなるという。何故か…出産直後、女性の体の中で痛みを快感に感じるホルモンが分泌されるかららしい

人の脳は、辛いことや痛いことを無意識に忘れようとする機能があるらしい。その働きのおかげで、人は何十年も生きることができるという

・・・また髪の毛編んでしまいました

月曜日午前中、仕事も休みで家でゴロゴロしていたが、あまりの暑さにスライム状態ドロドロにぐったりし、『このままでは駄目人間になってしまう』と思って気分転換を考えた…結果、髪の毛を編みに行った
1月に編んだ時の大変さ、痛さもろもろをちらっと考えたが、今の髪の毛伸び放題の収集のつかなさよりはマシだと思いこんだ

…が、記憶は薄れていただけだった
4時間かかって編みあげ、ひどい肩こりと頭のひきつり
悪夢がよみがえった。せっかく編んだので、春休みの間はとことん自分を痛めつけようと思う

 ←唯一涼しいのは救いしかし写真で見ると自分の黒さに唖然



地球温暖化

2009年03月21日 22時48分26秒 | Weblog
今日から幼稚園は10日間の春休み

最近暑くなってきました
『超夏』の季節がやってきました。これからぐんぐん暑くなっていって、4月・5月は気温が40度とも50度ともいわれてます…恐怖です

ここブルキナも近年の温暖化の影響を受けて異常気象。昨日昼間、乾季の今にはありえないほどの大雨が降りました。ブルキナベもびっくりその影響で昨夜は気温25度ぐらいの涼しさ。久々に熟睡できました

しかしこの2週間ぐらいはほんとに暑い

・気温40度もしばしば
・アパートの3階(最上階)なので、昼間の熱がこもる。窓を開けても熱風
・床や壁(コンクリート)が熱い
・水は自然とお湯に
・暑すぎて蚊もいない(これはありがたい
・ご飯食べるだけで壊れた水道並の大量の汗

「今年は暑くなるぞ」ってブルキナベは言うけどこれ以上

対応策

・家の中では常にパンツ1枚(きゃっ
・床にかけ水(日本の風情あるようなもんじゃなく、バケツにどばーっと)
・シャワーは1日に3、4回
・最小の動力ですむように、常に行動が計画的に(例えば1度トイレに立つとなると「水もとりにいって、食べ物と、本と…」と、全ての動きをまとめて最短ルートを選ぶ…くだらんが重要

他の隊員は外で寝たりしてるらしいが、うちには庭がないので強制的に室内で寝なければならない。扇風機も最初はタイマーにしていたが、切れるたびに目が覚めるので今ではかけっぱなし

 ←ベッドは暑すぎてねれないので、リピコ(ビニールひもで編まれたもの)がベッド代わりもっと暑くなるとこれに水をまいて、冷えぴたなどを抱いて寝る

とにかく半端じゃない暑さ



遠足

2009年03月19日 20時22分26秒 | Weblog
今日は遠足映画鑑賞会に行きました

 ←うちの近所の映画館 
ハリウッド映画など、かなり時間差で見れます→ 

こんなリッチな遠足は首都ワガの幼稚園だけ。入館料子ども500FCFA(100円)だけど、普通の家庭では大金もちろん今回も全ての子どもが参加したわけでなく、私のクラスでも約半分ぐらいの子どもだけ

 ←開演前、映画館前でお菓子や飲み物を買うのも日本と同じ
いよいよ入館子どもたちソワソワしてます→ 
 ←館内大きくてキレイで、もちろんエアコンも完備

いざ上映…子どもたちスクリーンに釘付け

10分経過…年少組の子どもたち5~6人がトイレに行きたいといい、外に連れ出すそれを筆頭に続々と「トイレ」…場内がザワザワしだし、先生の「静かに」という声が聞こえだす。一瞬静かになるが、あちこちで子どもたちがウロウロ…どこかで泣き声が聞こえだす…
結局最後までこんな感じで、映画を見てた子なんて数えるほどしかいなかった

無理もないよな~映画の内容は簡単だったけど、とても早いフランス語。私もほとんど何を言ってるのかわからなかった年長組ならまだわかる子どももいたかもしれないけど、年少組なんて絶対わかってないと思う普段のクラスでもまだ現地語で会話してるのに。少し映画の選択を間違えた感じ。日本みたいにアニメとかだったらよかったのに…
でも子どもたちにしたら、映画館に行ったという経験だけでも貴重なものそういう機会が少しでも多くの子どもたちに与えられるようになればいい。時間はかかるだろうけど、先生たちがちゃんと考えて実行しようとしている姿勢があるので、ブルキナの教育も少しずつでも進歩していくと思う


幸せ

2009年03月16日 01時12分26秒 | Weblog
なんとか熱も下がり、咳とのどの痛みは残るものの幼稚園へ
先週1週間はセミナーのため幼稚園に行ってなかったので、久々の登園にうきうき

幼稚園に行くとまず先生たちが
「陽子久し振り
「元気だった?セミナーはうまくいった?」
と、いつもよりもたくさんの挨拶をくれる

その後子どもたちが
「ぼんじゅーる、たんてぃー。おはよー」
「げろげろげろげろ、ぐわっぐわっぐわっ(以前教えた、かえるの歌)」
「ぼなりべー(ようこそ)」
と次々に声をかけてくれる

のどの痛いのも吹っ飛んだ
自分のいる場所がある。自分を暖かく迎えてくれる場所がある。たくさんの小さな瞳が私を支えてくれるいつも以上の子どもの甘えように全身が幸せで満たされた

聞くところによると、私がいない間、子どもたちが
「たんてぃー陽子はどうした?」
と先生に尋ね、先生は
「みんながいい子じゃないから、たんてぃー陽子は帰ってしまった」
と言っていたらしい…
子どもをしつける為にはどんなウソでもつく。これもブルキナ流保育

こんな日もあるさ

2009年03月15日 00時44分32秒 | Weblog
金曜、セミナーが終わって気が緩んだのか、土曜の朝起きたら風邪をひいていたなんだか熱っぽいが、体温計がすでに暑さで壊れてしまっているので測れず…
とりあえず家でゆったり過ごそうとするが、ブルキナベの友達が家を訪れてくる
「近く通ったからよってみた
「…ちょっと風邪ひいてて…
「そりゃいかん!!薬は飲んだのか?」
「…はぁ」
「Mais,ca peux aller!(まっ、なんとかなるよ)」
…でました。なんでも最後には「ca peux aller(サ・プ・アレ)」そりゃそうだけどで、こっちはしんどいって言ってるのに全然帰らないもうちょっと気にしてよ
こっちの人は病気とかなると親切に見舞いに来てくれるが、なかなか帰らないで、何かしてくれるわけでもなく話し込む一人にしないようにするのがこっちの看病の仕方かって思うけど、私は日本式に一人でひたすら寝ていたい…

で、夜8時頃いきなり電気が切れるまた停電か?と思って外を見るが電気が消えてるのは家だけなんで?
…はっチャージ忘れてた
急いで部屋の外のメーターを見に行くと「0」の点滅…

うちの家の電気は特殊で、携帯電話のプリペードみたいにチャージ式。毎月なくなる前に電気を買いに行くんだけど、今回は予想より早くなくなったみたい暑くなってきて扇風機をかけ続けたりしているから、いつもより早くなくなったよう

当然電機会社は週末休み。月曜まで電気なし。冷蔵庫は水浸しだし、熱で暑い上に気候も最近上り調子。扇風機もかけられず室内サウナ状態暗い室内で、シャワー浴びて床に転がってうなされて…久々に辛い夜でした

Formation

2009年03月13日 23時41分31秒 | Weblog
3月11、12、13日と幼児教育セミナーを開催しました

 ←幼児教育隊員3人

前任者から続いているもので、今回で4回目前回は赴任してすぐの10月だったので、なにがなんやらわからずに終わったけど、今回は準備の段階から積極的に関わることができた…気がする
開催地も私の活動地、首都ワガということで知ってる先生も多くやりやすかった。ワガの17の公立幼稚園と5つのBidongo(村の幼稚園)から30人の参加者が集まった
一緒にセミナーを開催する指導者のブルキナベも8人に増えた。このブルキナベたちはJICAの日本での研修に参加し、日本の幼児教育を学んできた人たちなのでとても頼もしい協力者彼らとは月に1回ほどの会議でセミナーについて話し合っているので、関係も密になってきている。

セミナーの内容は…
日本の歌や手遊びを紹介する

 ←ぐーちょきぱーの手遊び初めはフランス語で、その後日本語でも先生たちの「ぐーちょきぱー」の発音がとてもかわいい

折り紙

 ←折り紙は指導が難しい角と角を合わすなど、精密な作業ができないから…簡単なものでも個別指導になります

カード作り

 ←想像以上に先生たちのデコレーションが綺麗だった招待状や誕生日、母の日などに使えるカード

お話作り

 ←先生たち前日にグループ分けして「明日お話作りするよ」と伝えておくと、みんな話を考えてきていてスムーズに作業にとりかかる

 ←このお話は幼稚園でこのように使われるカーテンで1枚1枚隠して劇場風。お話をした後、必ずそのお話から学ぶ教訓を言わないといけないのがブルキナ流しかもその後、子どもたちにお話しを暗記させ、一人一人発表させるただ絵本を読んで聞かすだけの日本との大きな違いの一つ…

ブルキナの遊びの紹介。子どもたちにどのように指導するかを学ぶ

 ←「猫とネズミ」という遊び先生たちかわいい

ブルキナベの指導者たちによる「子ども中心の保育」「衛生保育」に関する講義

 ←グループごとに子どもの病気に関するテーマが与えられ討論するこういう時のブルキナベはとても立派表に書く人、発表する人、まとめる人と役割を分け、スムーズにとりかかる。個人個人がしっかりと意見を持っており知識もある。今までたくさんのセミナーに参加してきたが、討論がしっかり行われており、日本のように静かな雰囲気は全くない。素晴らしい

今回はこのようなセミナーでしたまた来週から反省会と次回セミナーに向けての会議が始まります準備は大変だけど、終わった時の達成感は心地いい

セミナーお疲れ様の打ち上げで、自分たちへのご褒美にイチゴパフェ食べました→  うまい

心に残る言葉

2009年03月09日 09時24分04秒 | Weblog
昨日は女性の日で祝日でした今日はその振り替え休日で休み。久々に家にこもって読書三昧
隊員宿泊所にはたくさんの本がある。帰国した先輩隊員たちが置いていったもので、ちょっとした図書館私は時間があれば本を借りてきて読んでいる

今日読んだ本の中にこんな言葉があった

「新しいことを始めるには3人の人の意見を聞きなさい。まずは自分の尊敬している人。次に自分の理解できない人。そしてこれから新しく出会う人

目からウロコ人の意見に耳を傾けるって、私にとってはすごく難しいことだった。自分の中である程度答えがでているから、それに反対の意見がでてくると自分を否定されたように思ってしまう
でもブルキナにきて少し変化したように思う。知らないことが多すぎて、何をするにも人の意見を仰いでしまう。特に異国の人の考え方って、今まで自分が常識だと思っていたことすら覆す威力を持っているとても面白い

本の影響もあって、夕方ブルキナベの同僚がうちに遊びにきたんだけど、6時間もひたすらしゃべってしまった

その中で心に残った話

もしも明日大金が入ったらどうする?
―私「世界中を旅行する」
―同僚「家を4軒建てて、1軒に自分が住み、残りの3軒は人に貸して賃貸料で生活する。そして次の日結婚する」

…考えさせられた最低限の生活が手に入る私には、余分な収入は趣味に使いたいと当然のように思った。でもここでは自分たちの生活をいかに裕福にするかを人々は考えている。夢とか語れる私はすごく恵まれた環境に育ったのだ

 ←全然関係ないけどこの前のソフトボールの試合の時の集合写真