Burkina Faso ~清廉潔白な人たちの国~

西アフリカの内陸部に位置する、世界最貧国ブルキナファソ。その国での2年間の生活記録。

偶然の出会い

2009年01月26日 00時32分21秒 | Weblog
駒ヶ根訓練所に入ったときからたくさんの出会いがあった。今思えば、協力隊に行こうと考えだした時から、急激に出会いの機会が増えたように思う

この週末もたくさんの出会いがあった

まず、ノブさん。彼は約3年前に日本を出発し、アジア・中東を抜けてアフリカに入ってブルキナにたどりついたバックパッカー西アフリカに入った頃から協力隊の人たちと関わるようになったと言っていた。カメルーンやニジェール、ガボン、ベナンも通過してきた彼から、多くの国の協力隊員の名前や様子を聞くことができた。あいにく、私の知っている友達の様子は聞けなかったけど、それぞれの国の話を聞きながら友達の様子を想像することができた彼の話を聞いていると旅がしたくなる…やっぱり日本に帰ったらしばらくは旅にでよう 

彼はもちろんお金のない旅行者なので、うちや他の隊員の家に泊めてあげた。ブルキナファソという日本ではほとんど知られていない地での偶然の出会い。ここでは出会った日本人はすぐに友達になれる。週末は毎日宴会。
たくさん飲んで酔っ払った…

 ←我が家で宴会

土曜日、ブルキナソフトボールチームの練習に行くここにも初めて会う日本人が来ていた。郁美さん。ブルキナベと結婚した日本人女性の友達で、ブルキナに遊びに来ているという。彼女も不思議な女性で、中国語がペラペラ。年齢不詳。その物腰の柔らかさと飾らないしゃべり方にすぐに打ち解ける。

 ←子どもたち(2対4で日本チーム惨敗

練習に行く途中、道で「ヨーコ」と呼び止められる。最初は誰だか思い出せず顔をまじまじと見ていると…ダダス彼とは9月に1度出会った。
仕事の帰り道に広場で何やら催しをやっていたので、なんとなくのぞいてみた。まだフランス語も全然わからない時だったので意味はわからなかったが、どうやらエイズ撲滅の劇をやっていた。そのAssociationのリーダーが彼だった話を聞くと、彼らの団体はストリートチルドレンの子どもたち相手に、フランス語や計算、ダンスや音楽を教えているという私の興味がある分野だったので、是非今度見学に行きたいと言って連絡先を聞いた。が、その直後携帯をひったくられ連絡がとれないままになっていた。残念だったが仕方ないとあきらめていた

その1度出会っただけの彼が名前を覚えていてくれた。ソフトボールの練習の為に通った初めての道での偶然の再会早速翌日、Associationにお邪魔した。日曜日だというのにたくさんの人が集まっていた。
 
 ←会議場

この日は団体の活動紹介の会議があり、団体に興味のある人たちが話を聞きに来ていた。団体のメンバーたちのしっかりとした方針や考えが聞けて(ほとんど理解できなかったけど…)私も時間のある時に何か一緒に活動していきたいと思った。

 ←真剣な話し合い中

たった3日の週末のたくさんの偶然の出会い。また人生の宝物が増えた

まったく関係ないけど、家に帰るとこっぴーが発情期に入っていた悩ましげな鳴き声と動き…動物の性だね

国立病院と森林公園

2009年01月20日 22時56分30秒 | Weblog
同任地の先輩隊員の職場見学に行った先輩の職種は理学療法士。首都ワガにある国立病院が勤め先。国立病院に初潜入

門の外はすごい人だかりだが、一応警備がされていて診断書などがないと入れないようチェックされている。中に入るとかなり大きく、病床数は700床以上。それでもマラリアの多い季節になるとベッドが足りず、廊下で寝転がっている人もいるとか。日本と同じくすべての科があり、敷地内に教会やモスク、キオスク、ネットカフェ、学校などが整備されている

 ←中庭 

先輩の職場のリハビリ室は病院の片隅に。ブルキナではまだリハビリに力を入れるまで医療は進んでない。その前に養成すべき人材(医者や看護婦など)が不足しているから。

 ←ドクターたち

理学療法士になるには国外で勉強して資格をとらないといけない。だから少数しかいない。でもブルキナ3代疾患の中に髄膜炎は入っている。その後遺症の子どもを幼稚園で何人か見た。病気の治療が優先される現実。とりあえず命が助かってもそのあと不自由な生活を強いられる人が大半。身体障害者に対する差別も目に見えてあるし。すぐには改善されない問題だけど、少しずつでも変化していっていることに期待するしかない

見学のあと、時間があったので病院近くの森林公園に行ってみた



入ってびっくり入場料たったの100FCFA(約20円)で、広大な緑の敷地内をサイクリングできちゃう
しかも途中に池があって、ワニが放し飼い。ワニが寝ている3メートルぐらい近くまで行って写真をパシャ

 すごいスリル

でも後から看板を見ると「注意!ワニに近寄るな」との注意書き



危うく食べられるとこでした…

大災難!!

2009年01月17日 16時13分11秒 | Weblog
明けましておめでとう

年明けにブログ作ってからもう半月。
こんな調子で、ネット環境次第の不定期更新ブログ

 初回はうちの同居猫「こっぴー」の紹介


*女の子

*約4歳(先輩隊員から譲り受け、私で3代目の飼い主)

*超こわがり(知らない人がくるとクローゼットに閉じこもる)

*超甘えた(私が一人の時は側を離れず、常に「触ってー」と頭をすりよせてくる)

年明け、こっぴーに大災難が起きた

1月某日、新年ということでこっぴーも綺麗にしてあげようと洗面台に水を張って
入浴タイム。

・・・でも初めてということで、こっぴーすごくあばれる
あまりにもあばれるので、洗髪断念。
洗面台の栓を抜いたとたん、さらにあばれだす。

そして災いが・・・

こっぴーのピンクで小さくかわいい‘ニクキュウ’が洗面台の穴に入り込む
取ろうとひっぱってもすっぽり入り込んでぬけない

こっぴーは痛さで暴れて洗面台から降りようとするけど、足が抜けないから宙づりになる・・・
それを止めようと私はこっぴーを必死で抱きしめる・・・
こっぴーは爪を立ててひっかいてくる・・・
足からうっすら血がにじみだす・・・
誰かを呼びにもいけないし、頭真っ白になって涙がでてきて・・・

そんな状態がしばらく続いて、2人とも疲れ果ててきたその時・・・
目の前に石鹸がっ

神にも祈る気持ちで石鹸を排水溝に塗りたくると、こっぴーの足がウソのようにすぽっとぬけた

これにて一件落着

禍は思わぬところに潜んでる


隊員総会

2009年01月16日 22時40分01秒 | Weblog
隊員総会がありましたブルキナでは年に2回6月と1月に行われています。

隊員総会とは、全隊員(約60人)が集まって、調整員、各部会、各委員会からの報告を行い、情報を共有・確認することにより、よりよいブルキナ生活を目指していこうというもの(だと思う…)

朝8時半から安全に関する講義があり、大使館の人が挨拶にきた(ちなみに今年の1月からコートジボワールの大使館がブルキナに移転してきた。)コートジボワールは今選挙前で治安が悪くなっており、ブルキナからコートジボワールへの任国外旅行も今は禁止されている銃を使った強盗もあるとかで、私の任期中には許可は下りそうもない。

昼から隊員総会。総会の楽しみの1つはみんなの衣装 


みんなブルキナの民族衣装や、自分で仕立ててもらった衣装を着て総会に参加。もちろん髪の毛も編んでもらう。前回の総会の時はブルキナに着いてすぐだったので、先輩達の姿にただ感心と驚きだけだったけど、今回は私たちも参加。この日の為にかなり気合い入れてくる人もいます。私も半年ぶりにまゆ毛描きました
なんでこんなに盛り上がるのかというと、総会の後の打ち上げ&新隊員歓迎会で、ベストドレッサー賞やワンポイント賞などの賞が用意されているからこの為にネタを仕込む人、すごくお金をかけて豪華な衣装を仕立てる人といろいろ。

今回初めて本格的に髪の毛編んでみたけど、すごく大変…まずマルシェでメッシュ(つけ毛)を買う
そして美容師さんに編んでもらう。

髪型にもよるけど、平均4時間!編んだ後は髪の毛を洗えないから3日もすると猛烈に痒くなってくる。編みこむ為に髪の毛ひっぱるから毛根が痛い同じ姿勢でしか寝られないので夜中に何度も目が覚める。1週間が限界
そしてほどく時も2,3人でほどいても1時間ぐらいかかる。
 ←生首(付け毛をほどいた後)

その後の大量の抜け毛。頭髪に悪いこと間違いなし。こんな大変なこと、半年に1回で十分でしょ
ブルキナベの忍耐力に感服