昔、勤めていた小さな食品会社の年老いた社長がふと漏らした一言がとても印象に残りました。「歳をとると根気が無くなる。」
その時はまだ自分には関係ないやと思っていたのです。
でも、実際は何かを選択していくということはとても重要です。ベストなものが選べなければベストな人生を歩めないでしょう。言い回しは違いますが多くの本にそのことが書かれています。
◯ これは集中力の源となっているウィルパワー(意思決定力)と関係しています。このウィルパワーには一定の量があるため、日常生活の中で使うたびに少しずつ消耗してしまいます。・・・あなたの周りでも同じメカニズムは働いています。・飲み会の帰りに空腹でもないのにラーメンを食べてしまった。忙しく取り組んでいた案件が終わった日の夜、ネットで高額の買い物をしてしまった。
ーー「好き」を「お金」に変える心理学 メンタリストDaiGo 著より
◯ 心理学では、決断や意思決定をする際に減少する気力のようなものを「認知資源」という名前で呼んでいます。この言葉を使うと、つまり世界の偉人は、認知資源を経営や政治のために温存しているということになります。服選びなどのつまらない決断で疲れるのを避けようというわけです。
ーーなぜ、あなたの仕事はおわらないのか 中島聡 著 文影社より
◯ ブログに限らずどんな習慣化にもいえることですが、僕たちは意思の力に頼りすぎる傾向があります。「超頑張るモード」は、モチベーションと同じく、短期的には効果があります。「何が何でもこの資料を今夜中に仕上げるために徹夜する」・・・しかし、締め切りのために普段以上にめいっぱい頑張ったら、 締め切りを過ぎたあとはどうなるでしょうか。しばらく腑抜けてしまい、ボーッと脱力してしまうことでしょう。・・・僕のおすすめは、意思の力は「使い果たさないこと」です。
ーー「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる 立花 岳志 著 サンマーク出版 より
◯ あと、これはこの夏の僕の体験です。この夏はとても暑かったですよね。頭がボーっとして考える気力も起こりませんでした。僕の目標としていたのは野菜を毎日食べ、炭水化物を極力減らすというものでした。がしかし、何回かは野菜を食べずインスタントラーメンを食べた日がありました。高温というストレスに気力は落ちます。ということは、騒音や悪臭、悪人間関係にも気力は落ちるでしょう。
ということで、戦略プランです。
1)気を散らさない工夫をする
a.当面の目標に関係のないものは見える場所に置かない。
b.余計なこと、未来、過去を心配しない。
c.出来るだけルーティン化し、またはリストを使い、ここぞという時のために意思決定力は温存しておく
2)疲れる前に休憩を取る
3)身体的なストレスは避ける
暑さ、寒さ、悪臭、騒音、痛み、痒みなどを避ける
まとめ)お金、時間、健康だけでなく意思決定力もリソースとして認知する。優しさは不要です。出来るだけドライに、ドライに。結果だけを追求していく。意思決定力を温存する合言葉は「そんなの、どうでもいい」
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