ミラノ暮らし

2006年4月から2010年3月まで在ミラノ・駐在員妻でした。

パネトーネの王様

2009-11-28 | ミラノのイベント
27日金曜日、無料新聞で偶然こんな記事を見つけた。
「パネトーネ、2日間無料試食会!」
写真など詳しくはこちらにて・・。
これは、もう行くでしょう!

パネトーネは、ミラノ版クリスマスケーキというべきイタリア人に愛されるお菓子。
イタリアに来た頃は、そんなに好きではなかったけれど
もうこれが最後のシーズンともなれば、シッカリ食べておかないとね~。

で、8月に開店したばかりという日本食レストラン藍でランチして
散歩がてら会場の美術館?博物館?(ナゼここでやるんだろうか・・)へ。
タダだし込んでるかな~、でもランチタイムだし空いてるかな~と
行ってみると表玄関には、看板すら出ていない。
これがラッキーなのか、空いているししかも500mlの水やコーヒーは
タダでふるまってくれるし、試食コーナーの近くにはイスもあるし
至れり尽くせり!!

会場内は、所狭しと各ブースでパネトーネが山のように積まれ試食し放題!
でも、ランチ後はそんなに食べれないものだね・・。

クラシックのパネトーネは、どこも似たりよったりかな。
チョコ風味のパネトーネ(トリノ産)がふんわりしっとりしたおいしさでゲット。
18ユーロなり。スーパーなどの市販品よりはるかに高級だけどたまにはね。

土曜・日曜限定夜8時までなので、みんな行くのかな?

ざくろ

2009-11-22 | 学校・幼稚園
次男の学校で、「1週間お泊りコース」があり、お土産と文集をもらってきた。
といっても参加しなかったのだけどネ

その文集に、興味深い話がいくつか・・
ミラノとヴェローナの中間にあるガルダ湖畔の町マルチェジーナに残る伝説。

むかしむかし、メログラーノというお姫様がいました。
彼女のお父さんは年老いて病気だったので、娘のために婿をとろうと決めました。
でも、お姫さまは結婚したくありませんでした。
そこで、ロープを使って城から逃げることにしたのです。
森の中へ走って逃げて行くけれど、兵士が追いかけてきます。
それでお姫さまは、森の妖精に頼んで自分を「木」に変えてもらうことに
したのです。
そう、それは「ざくろ」の木(イタリア語でmelogranoメログラーノ)でした。

う~ん、ちょっとカワイソウ
でも、もし好きな人がいてその人と「木」に変えてもらっていたら
ロマンチックかな~。

ロマンチックといえば、もうひとつこの伝説。
身分違いの恋に落ちた男女がいたが、男の父親はふたりの結婚に反対。
そこで男は、いつも彼女と会っていた泉の水を父親に飲ませたところ
心変わりをして、めでたくハッピーエンドというもの。
それ以来、その泉は「愛の泉」と呼ばれ、今も残るとか。

ちなみに、melogranoは男性名詞(イタリア語は名詞に性がある)であり
イタリア人女性の名前は、マリアMariaやIsabellaイザベラなど
最後にaで終わる名前がほとんど。。

ま、ツッコミはここまでにして

イタリアのざくろ、今が旬でツブツブが大きくさっぱりした甘さが私好み。
日本で食べたことはないけどね。

サルデー二ア島その4

2009-11-17 | サルデー二ア州への旅
アルゲーロからホテルへ戻り、昼寝のあとはカステルサルドへ車で約50分。
ここは「イタリアでもっとも美しい村」のひとつだそうな。
他の村にもよくあるが、敵からの攻撃を避けるため断崖絶壁の上に城をつくった
村といった感じ。
坂道をくねくね登ると(もちろん車でネ)だんだん土産物店や飲食店でにぎやかに。
なんとか城のふもと近くで数少ない駐車場をゲット


狭い石畳みの路地を登りつめると、城(博物館も中にあり)が・・
9時から24時まで入場可(そんな時間に客は来る?というかイタリア人が
働くワケない、と思うのは私だけではないよね~)
有料だったのでやめちゃった。たかが2ユーロ、されど2ユーロ♪

かわいらしいレストランもちらほらあって、感じのいいおばさんの笑顔に
つられて入ったところ・・

奥に見える小さなチャペルが素朴でかわいらしかった。

ま、味はフツーでしたが、窓からの眺望がよくておもわずパチリ、とな


小さな村なので30分もあればじゅうぶん、店やホテルもたくさんあるし
もちろん近くにビーチもあるので、華やかさはない庶民的な観光地かな。

まだまだ続く学校閉鎖

2009-11-11 | 学校・幼稚園
長男の学校は、先週に続き水曜まで閉鎖となった。
正直、行ってもいいじゃん、と思っている。
次男の現地校との対応格差に戸惑いつつモンモンとしてしまう

で、時間はタップリあるのだから、有効に使わないと♪
まずは、ドラ焼きを作ろうと朝から小豆を煮た。
イタリア人の食生活といえば、パスタやチーズと思いがちだが
意外と「豆」も多くヘルシー嗜好。手軽なビン詰めもあるが
乾燥したマメの袋詰めがずら~りとスーパーの棚にある。
あまりないAZUCHI(あずき)を見つけたら即ゲット。
イタリア人の食べ方は、「8時間以上は水につけてやわらかく
煮てからバターで和える」とな。
う~ん、食べる気シナイシナイ

いつもは小豆を砂糖控えめにして煮るのだが、今日は多めに。
ドラ焼きの生地も砂糖とハチミツ多めに・・・がこれはやはり甘すぎ。
夫と私は・・・子どもたちはパクパクなのでヨシとして

翌日は、初めて手打ちパスタに挑戦。
先日の料理教室で習って、イタリアに住んでいながら今まで作ったことが
なかったので、やっとその気になったのだ。
残念ながらパスタマシーンはないので、せっせと生地をこねましたわ。
思ったとおり、子どもたちはせっせと粘土のように?生地を細く(ときに太く)
切り、作業は思いのほかはかどった。

さっと茹で上げ、サーモンとブロッコリーのクリームパスタにして

たいらげた。あ、食べかけの写真じゃん
メン、いやパスタはシコシコして歯ごたえあり。
次回は、強力粉をセモリナ粉に替えてもっと細く切ると美味しいかも。
それより、パスタマシーンを買うべきか?迷うところ

シメのおやつには、昨日煮た小豆に水を足しモチを入れてぜんざい

イタリアでも流行ってきた

2009-11-08 | イタリアのニュース
イタリアでも流行ってきた「新型インフルエンザ」
毎日のようにニュースで報道している。

イタリア現地学校でも、多くの生徒が欠席しているが
危機意識がないのか、今のところ学級閉鎖をしない。
それどころか、次男の学年では来週から「1週間自然体験学習」があり
イタリア版国民宿舎施設でお泊りするのだけど、中止どころか延期すらしない。
ちなみに、次男は参加しない。さすがに7才で1週間は長いか
一方、長男の学校では、学級どころか学校閉鎖を水曜日から始めた。

今日のニュースでは、新型インフルエンザは中国や日本(特に北部)で
急増しているとあった。
日本のニュースを見てみると、うん?愛知県が感染者トップではないか

日本では予防接種の優先順位が問題になっているが、ミラノでも医療関係者と
基礎疾患を持つ人の接種が、つい先日の火曜日始まった。
予約制ではなかったため、1箇所の保健所に200人が殺到して
3時間待ちだったそうな。
ここの保健所では火曜日と金曜日だけ接種とのこと。
なんで?だから殺到したワケね

でも、イタリア人は日本人ほど予防接種にこだわらない(予防もね。
マスクしないし~)ような・・。

ちなみに、我が家も予防接種の予定はありませぬ・・。

先週、次男を救急病院へ連れて行ったときに、インフルエンザ対応マニュアル
の用紙をもらってきた。手洗い徹底や人込みを避けるなど納得項目もあれば
Se si convive con familiari influenzati non e' necessario usare la
mascherina.
ええっ?インフルエンザに感染した家族と同居するなら、マスクする必要は
ないだって

まだまだツメの甘いイタリア人である

40.3

2009-11-03 | イタリア医療
40.3とは?私の体重・・・なワケありません・・

木曜午後、次男の学校から連絡があり迎えに行った。
イタリアの現地小学校(私立なのにぃ)は、保健室に寝かせることはしないのか
門番の応接コーナーで横たわっていた。

そのときは微熱だったが、夕方には38度以上。
バファリンを飲まし、気になったので医療関係者に相談すると
インフルエンザではその薬は効果ないといわれ、イタリアでおなじみの
解熱剤を購入。
寝る前にそれを飲ませ効いてきてホッ、でも夜中に起きてきて
体はすごく熱い・・まずい・・インフルエンザ?
そういえば、前日夕方にお誕生会に行ったっけ・・もらっちゃったワケ

解熱剤は4時間おきに1日6回まで服用可、とある。
金曜朝から4時間もたたないうちに、熱はぐんぐん上がるし
「手がしびれる~、なんかくらくらする~、こわい~」なんて言い出す。
もう、これは往診しかない。
イタリアで初めての往診、午後3時の診察まで5時間内に熱が下がるように・・。

神経質なくらいに体温計をチェック、薬を飲ませて2時間半ほどで
すでに39度突破、そして30分後には40.3度
ひえ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ふだん、38~39度くらいでは次男の機嫌がよければ医者へ連れて行かない
鬼母の私だけど、これはやっぱり・・・コワイコワイ
薬が効かないのか熱のパワーが強すぎるのか、医者に診せるしかない。

そして診断「ノドの赤みと高熱が気になるわ。救急病院へ行ってインフルエンザの
検査をしてきなさい。パジャマ着替えも持ってね。」
もう、行くっきゃないでしょう!!
幸い長男は14才、ひとりで留守番もできる。が、ここは外国イタリア
やはり夫に早くトリノから帰ってもらうことに。

そしてタクシーで救急へ。先週の金曜でなくてよかった。だって交通機関の
ストライキだったから・・タクシーなんてつかまらないし・・
で、待つこと1時間・・39.5度の次男は私のヒザですやすや~
私はヒヤヒヤイライラ待つばかり。
そして診察「ノドの奥が腫れて血がにじんでいる。扁桃腺炎ね。」
「え??インフルエンザ検査しないの?」
「うちではしてないわよ。したいなら別の病院へ行って」
   ・・・・・・・絶句・・・・・・・
あわてて、往診してくれた医者の手紙(検査をするように書かれてある)と
処方箋(タミフルとその他の薬が処方)を見せて指示を仰ぐと
「ノドの炎症による高熱だから、私の処方する抗生物質でいいと思うわ。」

全く、救急病院のクセにインフルエンザ検査をしないのかっ
てか、救急受付の看護士(らしき制服だった)さえ検査をしていないことを
知っていたらココでムダに1時間も待たずにすんだものを・・
・・とイタリア語で苦情を言えず悔しい
でもまっ、「扁桃腺炎」と分かっただけ(すんだだけ)よかったかな。
待っている間に容態急変にでもなっていたら、どうなっていたか・・
日本で新型インフルで亡くなったお子さんが気の毒でたまらない。

夫に迎えに来てもらい、薬局で抗生物質を買って帰宅。
往診してくれた医者に電話連絡すると「念のためにタミフルも用意しなさい。
1日1回飲むだけで予防になるわよ。」と
タミフルを予防にするのかあ?と納得できない私。でも幸運なことに
次男は翌朝には平熱に下がり、タミフルは服用せずにすんだ。

次男は、長男より風邪をひきやすくつい10日前も咳で2日休んだばかり。
風邪というより、扁桃腺炎だったのかな。
これからはノドをよく見てあげないと。でも扁桃腺てよく分からない

それにしても、救急病院なんて2度と行くかいっ
医者のクセに「どうしてママのあなたもマスクしてるの?」ですと。
私に言わせれば、「どうして医者のアナタがマスクしないの?」だわね